第42回井の頭かんさつ会のお知らせ

第42回井の頭かんさつ会
テーマ: 「生き物たちの時間割」
日時: 2008年12月20日(土) 午後3:30~5:30
場所: 井の頭池およびその周辺(予定)
集合: 午後3時15分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

定員:30名
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物: 観察用具(双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

■2008年忘年会■

日時: 2008年12月20日(土) 午後6:00~8:00
場所: 吉祥寺駅近くの店
会費: 4500円ほど
申し込み締め切り: 12月13日(土)

ご案内

あっという間に季節が巡り、今年も残りわずかとなりました。その締めくくりとなるかんさつ会は、いつもとは違う夕暮れ時に実施したいと思います。

昼に活動する生き物と夜に活動する生き物の両方に大きな動きが見られる時間です。観察しやすい鳥たちを中心に、夕方の生き物たちのようすを観察してみましょう。また、それらがどんな一日を過ごしているのか、それはなぜなのかなどについても考えてみましょう。
生き物たちは、移動したり、採食したり、休んだり、あるいは結婚相手を探したりなど、いろいろなことをしながら毎日を過ごしていますが、その「時間割」は種類によってだいたい決まっています。しかしいろいろな事情によってそれが変わることもあります。いずれにしても理由があります。それを想像できるようになると、生き物たちをより深く理解できるようになり、自然観察がさらに面白くなります。

あわただしい年の瀬の夕方ですが、ご自分の時間割にぜひ夕暮れのかんさつ会を入れてご参加ください。

かんさつ会終了後、恒例の忘年会を開きます。井の頭かんさつ会は今年もいろいろな活動を行いました。いろいろなことがありました。多くの新たな出会いも生れました。皆でそれを振り返り、親交をさらに深め、来年以降の取り組みにつなげていきたいと思います。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
なお、忘年会への参加申し込みは、会場予約の都合上、12月13日までにお願いしま
す。第42回かんさつ会への参加申し込みは、満員にならなければ、直前でも大丈夫で
す。かんさつ会だけ、あるいは忘年会だけのご参加も歓迎します。

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 大原正子までお送りください。(大原正子の名前をクリックしてください。)
メールに記入すべき項目
□「第42回観察会と忘年会の両方に参加したい」、あるいは「第42回観察会だけに参加したい」、「忘年会だけに参加したい」ことを明記してください(必須)。聞き返さなくてよいようにご協力をお願いします。
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□今回のかんさつ会を何で知ったか(例: かんさつ会HP、ポスター、知人、みたか環境ひろば、など)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
なお、保険が適用されるのはかんさつ会だけで、忘年会には適用されません。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

(2008/11/25 田中 利秋)

第42回井の頭かんさつ会レポート

第42回井の頭かんさつ会

テーマ: 「生き物たちの時間割」


日時: 2008年12月20日(土) 午後3:30~5:30

場所: 井の頭池およびその周辺

集合: 午後3時15分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:24名


■2008年忘年会■

日時: 2008年12月20日(土) 午後6:00~8:00

場所: 吉祥寺駅近くの店


レポート

今回のテーマは「生き物たちの時間割」。時間は昼と夜の狭間。鳥たちを中心に、昼間活動する鳥たちは夜へ向けてどんな動きをするか、夜行性の鳥たちはどんな動きをするのかを観察しました。

まず、七井橋中央で、夕暮れ前に見える鳥たち、ゴイサギ島の10余羽のゴイサギ、水面のカモたち、上空を横切ったり木々の周りで飛び回って見える小鳥たちを観察しました。

そうこうするうちに、コサギが1羽、2羽とゴイサギ島へ飛んできます。最終的には5羽のコサギが集まってきました。そして16:53、ついにコサギ5羽が一斉に塒入りの為に飛び立ち、お茶の水西岸に向かって飛んで行くのを観察。 すかさずコサギを追って全員でお茶の水西岸へ塒探しに行き、樹木の高い所に2羽の塒を発見しました。

一方、じっとしていた夜行性のゴイサギたちは、暗くなるにつれ、少しずつウォーミング・アップを始め、やがてクワッと大きなシワガレ声をあげながら2羽、3羽と暗くなった水面上空を飛んでいきました。全部で12羽ものゴイサギが昼間は藪の中に身を潜めていたこともわかりました。

暗い空を数羽ずつカモたちが飛んでいくのに気づいた人もいたと思います。

その一方で、だんだん日が沈み、空が薄暗くなってきた時、参加者の1人が一番星(金星)を見つけました。暫く後には二番星(木星)も見つけることができ、空が真っ暗となったころには、スコープを使って、金星が欠けている様子や、木星の衛星を観察することができました。その他ベガ、デネブ、アルデバラン、カペラなどの星も肉眼で見ることができ、スバルは双眼鏡で見ることができました。

七井橋の南端の芦島付近ではオオバンが塒入りしているところも観察しました。 また、終了後、希望者だけですが、忘年会開催の為に吉祥寺駅方面に向かい、駅前の街路樹をたくさんのセキレイが塒としている様子を観察することもできました。

夕刻の鳥たちの普段あまり気づかない様子を観察できて、鳥たちの暮らしぶりがいっそう身近になったのではないでしょうか。

忘年会は一般参加者17名とスタッフ7名の計24名で楽しく盛り上がり、今年最後の井の頭かんさつ会の行事を締め括りました。

(レポート:大原・高久)

第41回井の頭かんさつ会のお知らせ

第41回井の頭かんさつ会
テーマ: 「生き物と季節」

日時: 2008年11月29日(土) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭池周辺(予定)
集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

定員:30名
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物: 観察用具(双眼鏡、ルーペなど)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内

日本には四季があります。そこで暮らす生き物たちはそれぞれの季節と折り合いながら、あるいは季節を利用しながら生きています。今度のかんさつ会では、季節への対応という観点で生き物たちを見直してみたいと思います。

時期が秋から冬への移行期に当たりますから、とくに冬への対応が観察の中心になります。生き物たちは厳しい冬をどう乗り切ろうとしているのでしょうか。そして春への準備をどう整えているのでしょうか。中には、しっかり冬を生活に活かしている生き物もいますよ。きっと、生き物たちの苦労と、それに負けないたくましさに気づくことができるでしょう。近年は地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象のため季節の移り変わりがおかしくなってきています。それが生き物たちにどんな影響を及ぼしているかも観察し考えてみたいと思います。

自然のしくみがもっと分かるようになるかんさつ会に、皆さんのご参加をお待ちしています。

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 kapock@parkcity.ne.jp (大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目

□「第41回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□今回のかんさつ会を何で知ったか(例: かんさつ会HP、ポスター、知人、みたか環境ひろば、など)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

(2008/11/4 田中 利秋)

第41回井の頭かんさつ会レポート

第41回井の頭かんさつ会

テーマ: 「生き物と季節」


日時: 2008年11月29日(土) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭池~御殿山~小鳥の森

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子(井の頭かんさつ会事務局長)

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:27名


レポート

日本には四季があります。そこで暮らす生き物たちはそれぞれの季節と折り合いながら、あるいは季節を利用しながら生きています。今回のかんさつ会は、季節への対応という観点で生き物たちを見直してみようというテーマです。

まず、井の頭の池を見ました。夏に見られたツバメなどの鳥は見られなくなり、かわりに冬鳥たち(オナガガモ・キンクロハジロたち)が多く見られるようになってきています。また、一年中見られる鳥(カルガモなど)もいます。鳥たちは、なぜ、移動したり留まったりするのか、そのわけを考え、季節に対応して暮らす鳥たちの生き方に思いを馳せました。

森では、冬鳥のルリビタキ・ジョウビタキ・キクイタダキなどの小鳥が見られたグループもありました。

植物たちはどうでしょうか。落葉したり、紅葉したりする木々、実をつけて次の世代をつくる木々が目に付きます。その中で、サザンカやヤツデは花の盛りを迎えて、一際目立っていました。

ヤツデの花をよく観察してみると、雄しべだけが伸びている花と、雌しべだけが伸びている花がありました。ヤツデは雌雄同花で、時間差をつけて雄花から雌花へ変わっていく花です。見るとハエやアブがたくさん集まってきていました。初冬に咲くことによって虫たちを独占して花粉を運ばせていることがよく観察できました。

昆虫たちはどうでしょうか。カラスウリの葉には、トホシテントウの幼虫がついていました。また、ヨコヅナサシガメ(カメムシ)の幼虫が、木の洞で身を寄せ合って集団越冬しているのも見られました。その外、成虫で越冬するカメムシたちや、卵で越冬するジョロウグモも見つかりました。虫たちが、それぞれ、種類によって違うライフスタイルで季節に対応している様子が観察できたのではないでしょうか。

かんさつ会終了後、前回できなかった親睦会を、西園の芝生広場で行いました。それぞれがもちよったお弁当を広げて、和気藹々の楽しいひと時が過ごせたと思います。

(レポート:高久)

第40回井の頭かんさつ会のお知らせ

第40回井の頭かんさつ会

テーマ: 「秋の樹木」

  ―「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもうPARTⅡ― 

日時: 2008年10月26日(日) 午前10:00~12:00

場所:井の頭池畔「グリーン・アドベンチャー」コース  

 主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

佐藤 誠

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

 

定員:30名

参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円

持ち物:観察用具(ルーペ・双眼鏡など)

申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

 

 

ご案内

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、お彼岸が過ぎてめっきり秋らしくなってきました。最高の自然観察シーズンの到来です。

今回は「秋の樹木」 -「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもう PARTⅡ- のテーマで井の頭池の「グリーンアドベンチャー」コースを回りながら、主として植物観察の基本を勉強したいと思います。

今年の5月に開催した「初夏の樹木」 -「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもう- の続編ですが、もちろん今回だけでも十分楽しめます。葉の形、つき方、樹皮の特徴などの基本のほか、初夏とは異なった樹木観察、特に実りの秋を実感できるような御案内をしたいと考えています。

 

「植物の名前を覚えたい」「いつもの散歩で見かける植物のことを勉強したい」「植物だけでなく昆虫のことも聞いてみたい」・・・・自然に興味のある方、自然観察を一度体験してみたいかたは是非ご参加ください。お待ちしています。

 

 

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 kapock@parkcity.ne.jp (大原正子) までお送りください。

 

 

メールに記入すべき項目

 

□「第40回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)

□参加希望者全員の氏名 (必須)

□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)

□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)

□電話番号

□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢

□何で今回の観察会を知ったか(かんさつ会HP、ポスター、『みたか環境ひろば』、知人紹介、サンケイリビングなど)

□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:

連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

- 以上 -

 

※個人情報保護に関するポリシー:

お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

 

 

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

 

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

 

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。

一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

 

問合せ

参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

 

(2008/9/28作成 佐藤 誠)

第40回井の頭かんさつ会レポート

第40回井の頭かんさつ会

テーマ: 「秋の樹木」  ―「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもうPARTⅡ―


 日時: 2008年10月26日(日) 午前10:00~12:00

場所:井の頭池畔「グリーン・アドベンチャー」コース

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

佐藤 誠(井の頭バードリサーチ)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子(井の頭かんさつ会事務局長)

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:28名


レポート

開始前に雨がちらつき、雨天プログラムなどのことで一瞬 ヒヤリとしましたが10時前には雨も上がり予定通り観察会 がスタートしました。

今回は5月のかんさつ会で半分しか回れなかったグリーン アドベンチャーコースの後半部分を回り、樹木の観察を おこないました。

植物観察の基本である葉の形、鋸歯の有無、 葉のつき方、樹形、樹皮、実や種などを眼で観察するだけで なく、ムクノキやエノキの実を食べてみたり、葉や樹皮を さわってみたり、カツラの落ち葉やナワシログミの花のにおい をかいでみたりしながら5感を使った観察を楽しみました。

また、グリーンアドベンチャーのコースを少し外れて、 オニグルミやハクウンボク、エゴノキに実がたくさんついている のを観察したり、ハゼノキやニシキギが少し紅葉し始めているの を観察したりして秋が徐々に深まりつつあるのことも実感しました。

(レポート:佐藤)

 

第39回井の頭かんさつ会のお知らせ

第39回井の頭かんさつ会
テーマ: 「渡りの夏鳥を探せ!2008秋」

日時: 2008年9月23日(火・祝日)
探鳥会    9:30~11:00頃
屋内講座  11:00~12:00頃
集合: 9:15 井の頭池ボート乗り場前
観察場所:井の頭池~小鳥の森
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

協力:井の頭バードリサーチ
対象: どなたでも (小学生以下は保護者同伴)
定員:40名(定員に達しましたので募集を終了しました。)
参加費(保険代・資料代など): 300円、小学生以下は100円
持ち物:観察道具(双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
暑い暑い夏がやっと一段落し、心地よい秋風が吹く頃、井の頭池にはカモたちが帰ってきます。久しぶりで戻ってきたカモたちは引き続き餌やりが抑制された環境でどのような反応を見せるでしょうか。
井の頭の森には繁殖を終えて南へ戻る途中の夏鳥、この時期だけ「通りすがる」鳥が姿を現します。タイミングが合えば面白い観察ができる好機です。
春と違ってさえずらない鳥たちを探すにはどうしたらいいでしょうか。
秋の渡りの夏鳥の探し方を解説し、じっくり観察します。屋外での観察終了後は室内で鳥類について簡単な講座を行います。

最新の野鳥観察情報はこちら

ちなみにちょうど一年前の9月23日の観察記録は...

サンコウチョウの若鳥

ツツドリ

カイツブリ、ゴイサギ、オシドリ、カルガモ、オナガガモ♀、ハシビロガモ♀、キジバト、
ツツドリ、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、キビタキ、オオルリ、エゾビタキ、
コサメビタキ、サンコウチョウJ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、
ハシブトガラス、ワカケホンセイインコ...とかなり贅沢でした。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 kapock@parkcity.ne.jp (大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□第39回観察会に参加したいことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□双眼鏡の有無
□何で今回の観察会を知ったか(かんさつ会HP、ポスター、『みたか環境ひろば』、知人紹介、サンケイリビングなど)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、高野joe@birdimages.jpへメールください。
(2008/9/2作成 高野 丈)

第39回井の頭かんさつ会レポート

第39回井の頭かんさつ会

テーマ: 「渡りの夏鳥を探せ!2008秋」


 日時: 2008年9月23日(火・祝日)

探鳥会    9:30~11:00頃

屋内講座  11:00~12:00頃

集合: 9:15 井の頭池ボート乗り場前

観察場所:井の頭池~小鳥の森

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

協力:井の頭バードリサーチ

参加者:45名


レポート

 9:15にボート乗り場前で受付を開始。スタッフの挨拶後、参加者を3班に分けました。①「マニアック班」 ②「中級班」 ③「子供たちを中心とした班」の3班に各自の希望で分かれました。

まずは各班とも双眼鏡の正しい使い方を学び、池にいるコサギやカワセミなどを双眼鏡で見て実践しました。 ・ 七井橋上で暫く水鳥を観察し、ゴイサギ藪の裏側を経て池畔を歩きながらさらに観察を続け、御殿山へ森林性の鳥を探しに向かいました。 ・ 訓導碑前では「シジュウカラの混群の中から夏鳥を探す」という実習をしましたが、残念ながらシジュウカラの群れが少なく、目的を充分に達することは出来ませんでした。一方、エナガの群れに混じっていたムシクイが目に留まりました。

小鳥の森へ向かう途中、アオムシを食べているヤマガラを見ることが出来ました。  小鳥の森では、鳥観ポイントの通称「枯れ木」に止まっているコサメビタキを垣間見、観測井付近のポイントにいるキビタキをカメラに収めた参加者もいました。

探鳥会終了後、井の頭地区公会堂にて高野指導員による「井の頭公園野鳥観察講座」(室内講座)を行いました。「夏鳥とは」「渡りにおける井の頭公園の位置づけ」「3年間の秋の渡りの記録」「カモの雌雄識別」などをスライドを駆使して解説しました。

あっという間の2時間半でしたが、まだまだ鳥を見たいという気持ちを残して観察会を終了しました。

今回は定員をいつもより10名多い40名としましたが、満員御礼でお断りしなければならない申込者も何人かでました。テーマの「鳥」が如何に多くの人々心を惹きつけるかを物語っているように思います。

井の頭公園の魅力の一つが「鳥」であり、その鳥を招くのが緑の多い、またエサとなる虫等も沢山いる豊かな自然なのですから、井の頭の貴重な自然を保全することが人々の心を豊かにすることに繋がるのだと思います。私たちはその為に観察会を通じて多くの方たちへの自然への理解を深める活動をしていくことが重要であると感じました。

今回の開催日はネイチャー☆プログラムの「武蔵野三鷹自然祭」に当たるよう設定し、午後はその一環として「ミニ探鳥会」を3回催しました。定員オーバーでやむを得ずお断りした方々はこの「ミニ探鳥会」に参加してくださり、一日を通して多くの方々に野鳥を観る楽しみを味わっていただけたと思います。

(レポート:大原)

第38回井の頭かんさつ会のお知らせ

第38回井の頭かんさつ会

テーマ: 「夏の夜をもっと楽しもう」  

日時: 2008年8月23日(土)  午後6:30~8:30

場所:井の頭公園

集合: 午後6時15分 井の頭池ボート乗り場前

 

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

 

対象: どなたでも (中学生以下は保護者同伴)

定員:30名(定員を超えましたので、参加募集を締め切りました)

参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円

持ち物:懐中電灯・虫除けなど必要に応じて

申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

 

ご案内

 

8月の観察会は今年も夕方から夜にかけて実施することにしました。日中は暑くて大変という理由もありますが、夜の自然はとても面白いから、というのがいちばんの理由です。夜の自然は昼とはすっかりようすが違います。夜には夜の生き物たちの世界があるのです。それをよく観ている人は少ないと思います。身近な井の頭公園で、夜はいったい何が起きているのか、知りたいと思いませんか? 夕暮れに大合唱するヒグラシ、静かに開花するカラスウリ、虫を求めて飛び回るコウモリ、樹液に集まるいろいろな昆虫、そして羽化するセミ、などが代表的なものですが、それ以外にも、エ~ッ、と驚くような生き物がいろいろ見つかると思います。

さらに今年は、魚たちの夜を観察してみたいと思っています。どんな発見があるか楽しみです。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

 

 

親睦会のお知らせ

 

日時: 2008年8月23日(土) 午後9:00~11:00

会場: 吉祥寺駅近くの店

会費: 3700円、各自負担

 

申し込み締切: 8月20日(水)

 

 

 

観察会終了後の午後9時から、吉祥寺駅近くの店で親睦会を行います。井の頭かんさつ会も次第に参加者が増え、会の途中でゆっくり情報交換をしたり雑談をしたりする機会が減りましたので、このような機会にスタッフと参加者、そして参加者どおしの親睦を深められればと思います。ちょっと遅めの時刻ですが、時間の許す方はぜひご参加ください。

 

もちろん、観察会のみ、あるいは親睦会のみの参加もOKです。申し込みの際は、それがはっきり分かるように書いてください。なお、会場を予約する都合上、親睦会への参加申し込みは8月16日(土)までにお届けください。観察会への参加申し込みは(定員に達していなければ)直前まで大丈夫です。

 

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 kapock@parkcity.ne.jp (大原正子) までお送りください。

 

 

メールに記入すべき項目

 

□「第38回観察会と親睦会の両方に参加したい」、「第 38回観察会だけに参加したい」、あるいは「親睦会だけに参加したい」ことを明記してください。(必須)

聞き返さなくてよいように、ご協力をお願いします。

□参加希望者全員の氏名 (必須)

□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)

□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)

□電話番号

□小中学生は学年、それ未満のお子さんは年齢

□何で今回の観察会を知ったか(かんさつ会HP、ポスター、『みたか環境ひろば』、知人から、など)

□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:

連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

- 以上 -

 

※個人情報保護に関するポリシー:

お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

 

 

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

 

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

 

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。

一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。今回は夜の観察会ですので、いつもの「身近な自然観察会」よりは少しだけ危険性が増すかもしれません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、今回は夜ですので、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。親睦会も年齢制限を設けませんが、未成年はアルコール禁止です。もちろん、運転する人もアルコール禁止です。

 

問合せ

参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、komachi@parkcity.ne.jp(小町)へメールください。

 

(2008/7/27作成 小町友則)

第38回井の頭かんさつ会レポート

第38回井の頭かんさつ会

テーマ: 「夏の夜をもっと楽しもう」


 日時: 2008年8月23日(土)  午後6:30~8:30

場所:井の頭公園

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子(井の頭かんさつ会事務局長)

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:25名


レポート 

  残念ながら当日は、かんさつ会始まって以来初めての雨天。やむを得ず室内での雨天プログラム講座でスタートしました。

まず、田中による夜の井の頭公園の「夜の生き物たち」講座。樹液に集まる昆虫たち、夜行性の生き物、夜咲くカラスウリの花、夜の池の魚やエビの様子、そしてセミの羽化の連続写真などをスライドで紹介。その撮影に纏わる苦労話も披露されました。

次いで、小町指導員によるセミについての講座。日本で一番小さいセミ(イワサキクサゼミ)の標本を見たり、セミの抜け殻の識別法について解説。

そして、井の頭公園などであらかじめ採取しておいた百数十個のセムの脱殻を、参加者みんなで識別し、アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシ・ツクツクボウシ・ニイニイゼミに分類してみました。

折りしも、雨が小降りになり、野外講座に切り替えることになりました。

屋外に出てみると、夜咲く花、カラスウリも咲いていました。雨の中でも、数は少なくてもセミが羽化していました。また、カブトムシさえ見られました。

このように、よい天候ではない夜でも、いろいろな生き物がせいいっぱい活動している様子が見られ、それもまた自然を知るよい経験になったと言えるのではないでしょうか。

かんさつ会に引き続き、希望者とともに親睦会を行い大いに盛り上がりました。

(レポート:高久)