第34回井の頭かんさつ会のお知らせ

第34回井の頭かんさつ会

テーマ: 「夏鳥探鳥会」 

日時: 2008年4月29日(火曜・祭日) 午前9:00~12:00

9:00~11:00 探鳥会

11:00~12:00 講座(屋内)

 

場所:井の頭池~御殿山~玉川上水~小鳥の森(探鳥会)

井の頭恩賜公園西園会議室(講座)

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

高久晴子

佐藤 誠

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

 

定員:30名

参加費(保険代・資料代など): 300円(注)、中学生以下は100円

持ち物:観察用具(双眼鏡など)

申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

 

井の頭かんさつ会3周年記念親睦会(自由参加)12:00~

 

ご案内

 

  GW前後は毎年楽しみな時期です。季節移動の途上、井の頭公園で羽根を休める夏鳥たちの姿と美声を楽しめるピークの時期です。この時期にバードウォッチングしない手はありません。 「え!繁華街からすぐの公園でこんな鳥が観られるの!?」 その驚くべき事実、井の頭公園の自然環境が担っている重要な役割、知らない方にはぜひ知っていただきたいですし、良く知っている方にも季節の風物詩として今年も楽しんでいただきたいと思います。

 

 

 

 

かんさつ会終了後は屋外で親睦会を行ないます(※自由参加)。

おかげさまでこの4月で井の頭かんさつ会は3周年を迎えます。ここまで続けてこられたのは井の頭かんさつ会を楽しみ、支えて下さる参加者の皆様のおかげさまです。感謝の気持ちを込めまして、この機会に参加者の皆様とかんさつ会メンバーとの交流を深めるべく野外で親睦会を行ないたいと思います。常連さんも初めての方も気軽にご参加下さい。

 

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを

井の頭かんさつ会(田中利秋) までお送りください。

現在、事務局(大原)のパソコンが故障中で、メールを受け取れませんので、宜しくお願いします。

 

メールに記入すべき項目

 

□「第34回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)

□参加希望者全員の氏名 (必須)

□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)

□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)

□電話番号

□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢

□双眼鏡の有無

□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:

連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

- 以上 -

 

※個人情報保護に関するポリシー:

お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

 

 

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

 

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

 

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。

一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

 

問合せ

参加に関する問い合わせ、及び  観察会の内容、あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

 

□参加費についての大事なお知らせ

井の頭かんさつ会の参加費は、保険料・資料代などとしてこれまでずっと200円に据え置いてまいりました。 しかし、昨今、諸経費がかさんできた上に、井の頭恩賜公園100年実行委員会が発足させたネイチャー☆プログラム(公園の自然環境を利用して催しものをする諸団体が広く連携して発展的な活動を行うための登録制度)への登録料も必要となり、 残念ながら今までの参加費では運営が難しくなってまいりました。

そこで、4月のかんさつ会より参加費を100円値上げし、300円とさせていただくことにしました。 なお、中学生以下の参加費はこれまで通りとさせていただきます。 今後もより充実したかんさつ会になるよう努力してまいりますので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。

 

(2008/4/10作成 高野 丈)

 

第35回井の頭かんさつ会のお知らせ

第35回井の頭かんさつ会
テーマ: 「夏鳥探鳥会」
日時: 2008年4月29日(火曜・祭日) 午前9:00~12:00
9:00~11:00 探鳥会
11:00~12:00 講座(屋内)
場所:井の頭池~御殿山~玉川上水~小鳥の森(探鳥会)
井の頭恩賜公園西園会議室(講座)
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
高久晴子
佐藤 誠
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男
定員:30名
参加費(保険代・資料代など): 300円(注)、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

井の頭かんさつ会3周年記念親睦会(自由参加)12:00~

ご案内

GW前後は毎年楽しみな時期です。季節移動の途上、井の頭公園で羽根を休める夏鳥たちの姿と美声を楽しめるピークの時期です。この時期にバードウォッチングしない手はありません。 「え!繁華街からすぐの公園でこんな鳥が観られるの!?」 その驚くべき事実、井の頭公園の自然環境が担っている重要な役割、知らない方にはぜひ知っていただきたいですし、良く知っている方にも季節の風物詩として今年も楽しんでいただきたいと思います。

かんさつ会終了後は屋外で親睦会を行ないます(※自由参加)。
おかげさまでこの4月で井の頭かんさつ会は3周年を迎えます。ここまで続けてこられたのは井の頭かんさつ会を楽しみ、支えて下さる参加者の皆様のおかげさまです。感謝の気持ちを込めまして、この機会に参加者の皆様とかんさつ会メンバーとの交流を深めるべく野外で親睦会を行ないたいと思います。常連さんも初めての方も気軽にご参加下さい。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会(田中利秋) までお送りください。
現在、事務局(大原)のパソコンが故障中で、メールを受け取れませんので、宜しくお願いします。
メールに記入すべき項目
□「第34回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢
□双眼鏡の有無
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせ、及び  観察会の内容、あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。
□参加費についての大事なお知らせ
井の頭かんさつ会の参加費は、保険料・資料代などとしてこれまでずっと200円に据え置いてまいりました。 しかし、昨今、諸経費がかさんできた上に、井の頭恩賜公園100年実行委員会が発足させたネイチャー☆プログラム(公園の自然環境を利用して催しものをする諸団体が広く連携して発展的な活動を行うための登録制度)への登録料も必要となり、 残念ながら今までの参加費では運営が難しくなってまいりました。
そこで、4月のかんさつ会より参加費を100円値上げし、300円とさせていただくことにしました。 なお、中学生以下の参加費はこれまで通りとさせていただきます。 今後もより充実したかんさつ会になるよう努力してまいりますので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。
(2008/4/10作成 高野 丈)

第34回井の頭かんさつ会レポート

第34回井の頭かんさつ会

テーマ: 「夏鳥探鳥会」


 日時: 2008年4月29日(火曜・祭日) 午前9:00~12:00

9:00~11:00 探鳥会

11:00~12:00 講座(屋内)

場所:井の頭池~御殿山~玉川上水~小鳥の森(探鳥会)

井の頭恩賜公園西園会議室(講座)

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

 高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

高久晴子

佐藤 誠

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:39名

井の頭かんさつ会3周年記念親睦会(参加者:25名)


 レポート 

34回目の観察会は旬の季節移動中の夏鳥の観察をテーマにしました。

今は鳥類の季節移動の真っ盛り。この時期にバードウォッチングしない手はありません。

 今回は過去最高39人もの参加者を迎え、感謝感激でした。この4月で井の頭かんさつ会はちょうど3周年を迎えました。3年前の今頃、田中さんがカイツブリをテーマに最初の観察会を実施した頃はこんなに多くの参加者にこんなに多くのスタッフが対応するとは想像もしませんでした。

私たちがここまで来られたのは熱心な参加者の皆さまのおかげに他なりません。心から感謝いたします。 

   今季は夏鳥の出がぱっとしないのですが、幸いなことに不振が著しかったムシクイ類が昨日になって がばっと飛来して状況が良くなっていました。少なくともキビタキの声と姿を憶えて帰ってもらおうと思いました。

参加者を3手に分けて出発。双眼鏡の使い方のおさらいから、聴覚を研ぎ澄ますことなどをレクチャー。雑木林ではセンダイムシクイ、エゾムシクイの声はするものの、なかなか姿を観ることができませんでした。

  キビタキやオオルリもいるのですが、こちらは頼みのさえずりがありませんでした。

こんな感じで野外での観察はちょっと不完全燃焼でした。 

  屋内講座は会が現在外来種問題に取り組んでいる理由を説明し、夏鳥についてレクチャーし、最後に声を当てるクイズを実施しました。

会終了後は3周年を記念して野外で親睦会を実施。こちらも参加者スタッフ総勢25人が参加し盛況でした。皆が思い思いのおつまみを持ち寄って一杯。この時期野鳥観察もさることながら、外で飲み食いするのがとても気持ちいい時期です。皐月の風に吹かれながら自然談義に華を咲かせました。

(レポート:高野)

 

第33回井の頭かんさつ会のお知らせ

第33回井の頭かんさつ会
テーマ: 「春のお花見~愛でながら観察~」
日時: 2008年3月23日(日) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭公園小鳥の森周辺
西園会議室(天候により室内講座)
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子
高久晴子
佐藤 誠
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男
定員:30名
参加費(保険代・資料代など): 200円、中学生以下は100円
持ち物:観察道具(ルーペ・図鑑など)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
3月のかんさつ会のテーマは、「お花見」です。
陽気もだんだん春めいてきて、公園が賑やかな季節になりつつあります。
そこでお花見。でも花を見ずにお酒ばかり飲むお花見ではありません。
井の頭かんさつ会では毎度のように徹底的に花を見て頂きます。
メインの花にはサクラの花を考えています。
ソメイヨシノにはちょっと早いですが、井の頭公園には早咲きのサクラが数種類あります。
それらをじっくり観察し、愛でましょう!
そして、サクラ以外にもいろいろ花を見つけ、花の仕組みを考えていきましょう!

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第33回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会の内容、あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。
(2008/3/5作成 小町友則)

第33回井の頭かんさつ会レポート

第33回井の頭かんさつ会

テーマ: 「春のお花見~愛でながら観察~」


日時: 2008年3月23日(日) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭池~小鳥の森周辺

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

高久晴子

佐藤 誠

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:22名


レポート 

 例年より早いソメイヨシノの開花宣言を受けて、春爛漫のお花見日和。

まず、集合場所の目の前に咲く枝垂桜から始めて、コースを回りながら、 資料の写真にある25種の花を観て回りました。参加者はそのつど、小町指導員の案内に従って、 資料の写真に花の名称を書き込みながら、その花の特徴について説明を聞いたり、実際に試したりしながら確認していきます。

井の頭公園では、枝垂桜やソメイヨシノ以外にも、オオシマザクラ・カンヒザクラ・河津桜・大寒桜・小彼岸など多種ののサクラが見られるので、 サクラだけでも、その特徴(花が先に咲く・花と葉が同時など)や系統(野生種・園芸種)など多くのことを観察しながら確かめることができました。

また、ふだんは花としてあまり注目されないアカシデ・イヌシデ・カツラ・モミジ・アオキなどの花の様子も観察でき、花の多様性を感じ取ることができました。

一方、それぞれの花のつくりや花粉を運ぶしくみも詳しく観察できました。

例えば、ヒイラギナンテンの花は、楊枝やペンの先などで雄しべに触れると、雄しべが動いて花粉をポリネーター(花粉を運んでくれるパートナー)につける仕組みを持っています。 また、オオイヌノフグリの花は、自家受粉の後に花びらがポロリと落ちて、雌しべが残ります。 河津桜では、蜜を出す若い葉の蜜腺を探して、実際にその甘さを賞味してみました。

こうした花の仕組みを一層詳しく観るために、最後に実体顕微鏡を使ってカンヒザクラやアセビなどの花を詳しく観察しました。

今回の観察会では、花とポリネーターとの関連など、普通の図鑑には記載されていないような説明があり、 また、実際に花に触れて花のダイナミックな仕組みを観察したことで、花の美しさのみならず、 花が子孫を残すための戦略基地であることもうかがい知ることができ、花に対する関心が一層高められたのではないでしょうか。

(大原・高久)

  

第32回井の頭かんさつ会レポート

第32回井の頭かんさつ会

テーマ: 「生き物たちの越冬作戦」 


日時: 2008年2月24日(日) 午前10:00~12:00

場所:ボート乗り場前→弁天池周辺→御殿山→玉川上水→第二公園→西園

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

高久晴子

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤 誠   

参加者:20名


レポート 

  晴天に恵まれたものの真冬のような寒さとなり、強風の為交通機関が混乱して集合に遅れる人もいましたが定刻には開始しました。

まず、生き物たちがどんなところで越冬しているか予想を立てから、コースを回りながら観察。

樹皮の下や樹木名の記されているプレートの裏などに、プラタナスグンバイの成虫やクサギカメムシの成虫・シマサシガメの幼虫、カマキリの卵のう、寄生蜂の繭、クモなどが見つかりました。樹皮の表面にも小さなキイロテントウがじっとしています。

また、樹皮に覆われた空洞で2匹のヤモリが抱き合うようにして越冬している様子を観察し、参加者たちは皆一様に驚嘆の声をあげていました。 また、ヤモリの子どもが、スダジイのプレートの裏にもひっそりと身をまるめていました。

松のコモマキは、幼虫が潜り込んで越冬する性質を利用して駆除するためのものであることを解説しました。

イヌシデのミツバチの巣の前では集団で越冬するミツバチについて解説。樹木の小さなウロにひっそりと身を隠して越冬しているオオスズメバチの女王を皆で恐る恐る覗き込み、 女王だけが単独で越冬するスズメバチとミツバチの違いを確認しました。

井戸小屋の軒下や、玉川上水の柵にはたくさんのミノムシがついています。ミノムシの生態について解説しました。

さらに、エノキの側では、落ち葉の裏に張り付いて越冬しているゴマダラチョウの幼虫を参加者全員で探し、数個体見つけました。

最後に数本のヤマボウシの木でどんな虫が越冬しているのか皆で探しました。ハラビロカマキリやオオカマキリの卵のうやミノムシを見つけました。 冬越しに関する解説を以てかんさつ会を締めくくりました。

意外なところに隠れている生き物たちを発見し、寒さに耐え、天敵から身を隠す工夫をしながらひっそりと冬を越している小さな虫たちを観察していくうちに、その健気さに心を寄せ、愛おしそうに見ているようにすら思えました。 樹木を切り倒したり、枝を切り落としてしまえば、そこに隠れていた虫たちも命を終えてしまいます。それだけでなく、落ち葉を掃き清めるだけでも、落ち葉の裏に張り付いていた幼虫が生きていけなくなるということを知りました。またその結果野鳥の食べ物も少なくなってしまい、この井の頭公園に集まって来る野鳥にとっても大きなダメージになるのです。人間が快適さを求めて自然を変えてしまうことによって自然の豊かさが失われ、結果として人間にとっても逆に快適でない環境になってしまうでしょう。

                                                    (大原・高久)

 

第31回井の頭かんさつ会のお知らせ

第31回井の頭かんさつ会
テーマ: 「もっと知りたい!カモのこと」
開催:2008年1月20日(日曜日)
時間:10:00~12:00(野外観察10:00~11:00過ぎ、
屋内講座11:00過ぎ~12:00)
集合:9:50までに井の頭公園ボート乗り場前にお集まり下さい。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.34.48.6N35.41.46.9&ZM=11
内容:カモの観察を中心に井の頭公園の冬鳥を観察します。
屋内講座ではカモの徹底識別を解説し、餌やりがカモに与える
影響について一緒に考えます。
場所:七井橋~小鳥の森(野外観察)、西園会議室(屋内講座)

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

定員:最大約30名
参加費:200円(資料代など)中学生以下は100円
持ち物:観察道具(双眼鏡、カメラ、筆記用具、図鑑など)、飲み物

ご案内

木々の葉がすっかり落ち、本格的な冬を迎えました。樹上の実もほとんどなくなり、鳥類相は真冬のそれにすっかり変わりました。カモたちは今年も井の頭の池に越冬に来ていますが、その状況には例年と違う劇的な変化があります。見慣れたカモの観察を通して井の頭公園の自然環境を考えてみましょう。先月の観察会では森林性の鳥類を中心に観察しましたが、今回は水辺の鳥であるカモを中心にします。もちろんカモだけでなく他の冬鳥も観察します。

最新の野鳥観察情報はこちら

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第31回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□双眼鏡の有無
□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会の内容に関する各種の問い合わせは、企画担当の高野 joe@birdimages.jpまでお願いします。
(2007/12/25)

第31回井の頭かんさつ会レポート

第31回井の頭かんさつ会

テーマ: 「もっと知りたい!カモのこと」 


開催:2008年1月20日(日曜日)

時間:10:00~12:00

場所:七井橋~小鳥の森(野外観察)、西園会議室(屋内講座)

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:26名


レポート  

 雪が降るかもしれない天気予報でしたが、幸い思ったよりは暖かで観察日和となりました。参加者は「識別班」(担当・高野指導員)、「行動班」(担当・田中指導員)、「初心者班」(担当・小町指導員)の3班に各自の希望で分かれ、指導員の解説を聞きながら、カモを中心とした水鳥を観察して回りました。

「識別班」は細かな観察を通してカモの徹底識別を主に学び、途中ルリビタキなどの森林性の鳥類も観察しました。

「行動班」はカモのいろいろな行動(エサのとりかた、潜水のしかた等)を主に学習しました。

「初心者班」は双眼鏡の使い方に始まり、カモの基本的な知識を勉強しました。

各班とも観察をしながら資料にあるビンゴをして楽しみました。

西園会議室では、まずは田中指導員がビンゴ(資料)に載っているカモの行動について解説しました。

次に高野指導員が井の頭池のカモの現状(モニタリングによる数の変化)を解説し、今シーズンのカモ数の減少の原因を皆で考え、自然環境の保全が大事であることを皆で認識しました。 続いて資料に基づいてカモのメスの識別、マガモと交雑種との見分け方を解説し、終了となりました。

同じ種のカモであっても雄のエクリプス(地味な夏羽根)と雌、さらには交雑種などの問題があり、判別はなかなか難しいものです。 ポイントをつかんでよく観察することによってその違いが分かってきます。

また、カモたちを良く見ると、いろいろな行動をしていることが分かります。 その行動が何の為であるか、また、種によってどのように行動の違いがあるのか、その違いはなぜ生じるのか・・・・といった解説は、参加者に新たな感動を呼び起こしたようです。

井の頭池はこの冬、カモの飛来が例年よりかなり減りました。 その原因は主にエサやり自粛にあると思われます。しかしながら、カモの数が減ったということは、もともと井の頭池の自然度が低く、自然にある食べ物がこの程度のカモしか養えないということです。 これから必要なのは、いろいろな生き物が生息できる自然を回復することであるということを参加者とともに再認識いたしました。 このような詳しい観察を通じて、多くの人々が自然を愛する気持ちをより一層深め、自然を保全することの大切さを痛感してくれているということを、スタッフも実感した観察会でした。


(大原・高久)

 

第30回井の頭かんさつ会のお知らせ

第30回井の頭かんさつ会
テーマ: 「昼下がりの探鳥会」
日時: 2007年12月16日(日) 午後14:30~16:30
場所: 井の頭公園(小鳥の森~七井橋)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野丈 (自然観察指導員)
田中利秋 (自然観察指導員)
小町友則 (自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
佐藤誠
高久晴子
田中雅子(自然観察指導員)
定員: 約30名
参加費: 200円、中学生以下は100円
忘年会

時間:17:00~20:00(忘年会)
忘年会会費:3,500円(食事+飲み放題)
今年一年を総括する忘年会です
※忘年会は任意参加ですので探鳥会のみの参加でも構いません。
忘年会のみの参加...アリです。

ご案内
野鳥観察の楽しみの一つが四季移り変わる鳥類相の変化とその年毎の傾向です。前季は山間部の植物が凶作傾向で、秋口早い時期からカケスやヤマガラなどが平地である井の頭の森へ飛来し、旅鳥であるマミチャジナイも例年以上に多く、ここでは何年も観られなかったアカゲラが長期逗留するなど晩秋にかけて森は大いに賑わいましたが、餌となる実がなくなり真冬を迎えると鳥類相や個体数は平年並みに落ち着きました。
今季は前季に比べ山の実りは良い傾向にあると言われ、それを反映してか昨年の賑わいが嘘のようにカケスもヤマガラもとても少ないです。各地で渡りが遅れていると言われていますが、この地でもヒタキ類は11月の初旬まで長々と観察できましたし、ツグミの到着はとても遅かったです。今季多いのはキクイタダキで、前季は観察できなかったものが今季は公園のそこここで確認でき、最大6羽を同時に観察するほど多くが飛来しています。色づいた葉が次々に舞い落ち、鳥類相はすっかり冬のそれに変わりました。山間部の餌も程なく乏しくなり、多くの冬鳥が平地に降りてくるであろう今後、鳥類相がどのように変化してゆくか楽しみです。
30回の節目となる今回の観察会はオーソドックスに冬鳥を観察します。忘年会に合わせて午後から観察会を行ないます。野鳥観察は早朝がいいというのは一般論であり、観察は一日中できるものです。葉が落ちて鳥類を観察しやすくなった森をゆっくりと散策しながら楽しみましょう。
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忘年会は3時間貸切で食事+飲み放題+食べ物飲み物持込自由という好条件の店を選びました。さらに液晶プロジェクタがありますから、今年一年の総括を映像を交えて振り返ることができます。
この内容で会費はたったの3500円です!奮ってご参加下さい!!
当日は井の頭産ブルーギルの唐揚げがふるまわれるかも知れませんw
(なお、保険は観察会のみで、忘年会には適応されませんので、ご注意ください。)

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第30回観察会と忘年会の両方に参加したい」、「第30回観察会だけに参加したい」、あるいは「忘年会だけに参加したい」ことを明記してください。(必須)
聞き返さなくてよいように、ご協力をお願いします。
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□双眼鏡の有無
□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会や忘年会の内容に関する各種の問い合わせは、企画担当の高野 joe@birdimages.jpまでお願いします。
(2007/11/26)

第30回井の頭かんさつ会レポート

第30回井の頭かんさつ会

テーマ: 「昼下がりの探鳥会」


日時: 2007年12月16日(日) 午後14:30~16:30

場所: 井の頭公園(小鳥の森~七井橋)

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

高野丈 (自然観察指導員)

田中利秋 (自然観察指導員)

小町友則 (自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤誠

高久晴子

田中雅子(自然観察指導員)

参加者:21名


レポート 

当日は、風は強かったものの好天に恵まれ、小鳥の森観察窓前には参加者が早くから集まってきました。

まず、担当の高野指導員から資料が配られ、当日の目当てについて説明がありました。

参加者は2班に分かれ、双眼鏡の使い方などを確認した後、鳥の声に耳を澄ませながらコースを回って探鳥していきました。途中、鳥の特徴や食性などの解説もありました。

今回の目当ての一つは、今季例年になくよく見られるキクイタダキを見つけることにあります。小さくて、よく動き回るので見つけるのはかなり難しいのですが、みんな声を頼りに必死に姿を追いました。

 

小鳥の森の南側のムクノキには、その実を求めてくる、アカハラ・シロハラ・ツグミなどの大型のツグミ類が観察できます。ちょうど観察しているときに、20~30羽のカラスに追われて飛翔するオオタカの姿も観察することができました。参加者の間に興奮の渦が巻いたようでした。

御殿山では、カワラヒワやヤマガラなどが見られ、また池では、この日、幸運にもヨシガモがきており、当地では珍しい鳥なので参加者も驚いていました。

都会に残された貴重な井の頭の自然の中で、冬に集う鳥たちを満喫できた午

後のひと時だったと思います。

 


忘年会

忘年会には十数名が参加しました。一人ひとりが一年間を振り返ったり、かんさつ会に参加した経緯を語ったりしながら、それぞれの熱い思いをみなで共有しつつ飲み交わし、楽しい忘年会となりました。

一年間ありがとうございました。また、来年もよろしく。

(大原・高久)