第45回井の頭かんさつ会レポート

第45回井の頭かんさつ会

テーマ:「早春の野草~わき役たちの知恵」


日時: 2009年3月22日(日) 午前10:00~12:00

場所: 神田川ゆうやけ橋周辺

集合: 午前9時45分 京王井の頭線井の頭公園駅前

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

日置日出男

佐藤 誠

大橋博資

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

高久晴子

杉浦 千愛

参加者:33名


レポート

今回も井の頭かんさつ会の(晴れ伝説)は生きていました。 雨予想50%、風も強まるというイヤーな予報にも負けずに! 「早春の野草~わき役たちの知恵」というテーマの第45回 井の頭かんさつ会が、総勢41名で楽しく行なわれました。

野草とひとくちにいっても、それぞれ名前を持ち、子孫を残す ための様々な素晴らしい知恵ー戦略を持っているのです。 今回のかんさつ会は草花の同定だけではなく、その素晴らしい 戦略をじっくりと観察しました。

4グループに分かれた参加者と案内人たちは、井の頭公園駅 から三角広場までの狭い地域で、4つのコースに分かれて、 細かく観察して廻りました。 地面に平らに広がり、太陽をいっぱいに受けて春を迎えるタンポポ などのロゼット葉、小さな花でしかもおしべが2本しかないのにも かかわらず、一面に広がって咲いているオオイヌノフグリ、花に虫が 止まるとおしべが自動的に現れて虫の体に花粉が付く仕掛けの マメ科の花々などなど・・・ 各案内人ごとのそれぞれ少しずつ内容の違った案内もまた味な ものでした。

終了時間と同時に待っていたかのように風雨が強くなった事も さすがかんさつ会という声が出るほど、充実した時間でした。

かんさつ会終了後、「手づくり郷土賞」の授章式にさんかし、 かんさつ会の田中代表のあいさつに大きな拍手をおくり、 楽しく充実した一日の締めくくりとしました。 参加者の皆様 お疲れ様でした。

(レポート:日置)

 

第44回井の頭かんさつ会のお知らせ

第44回井の頭かんさつ会
テーマ: 「冬芽~樹木に潜む妖精たち」
日時: 2009年2月7日(土) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭公園周辺
集合時間・場所: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男
大橋博資

定員:30名 (満員御礼)

参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物: 観察用具(ルーペなど)
申し込み方法、問合せ先:下記をご覧ください。

ご案内

大寒を過ぎ、立春に向かい季節が動いていますが、まだまだ寒いこの時期、 木々は春の芽吹きに向けて着実に準備を進めています。

「冬芽」、冬枯れをして個性を失ったかに見える木々において春へ向けた エネルギーの塊がここにあります。  今回、観察会のテーマを冬芽にフォーカスし、際立った個性を探しにいきましょう。

木々に潜む妖精との感動の出会があるかもしれません。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第44回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号(当日の連絡のために携帯の番号が便利)
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、 みたか環境ひろば、など
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:  連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待すること など、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。  一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危 険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではあり ません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。
(2009/01/22 小町友則)

第44回井の頭かんさつ会レポート

第44回井の頭かんさつ会

テーマ: 「冬芽~樹木に潜む妖精たち


日時: 2009年2月7日(土) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭公園周辺

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

大橋博資

参加者:41名


レポート

立春を過ぎた当日は、いかにもかんさつ会日和の春めいた好天気に恵まれました。

今回のかんさつ会の大きな特徴は、少人数制を採ったことです。参加者を六つのグループに分け、それぞれに案内役がついて、参加者が一つ一つの植物をじっくり観察しながら説明を聞くことができるように工夫しました。

観察予定の冬芽は25種。それぞれ実物を観察して特徴をつかみ、あらかじめ印刷された資料の写真と照合したり、名前を推測したりしました。また、「鱗芽」「裸芽」「葉痕」などの冬芽に関する用語を学び、これも実際にルーペなどを使って細かい部分まで観察して確かめました。

もう一つの楽しみは、樹木に潜む妖精を見つけることです。冬芽と「葉痕」の造形が、まるでおとぎ話に出てくるような人や動物を連想させ、その不思議さに思わず驚きの声があがります。

まるで枯れてしまったように見える樹木。しかしよく観察してみると、冬芽だけからも植物の名前がわかるほど個性豊かでした。樹木はこのように多様な戦略をもって冬越ししているのだということが、観察を通してよく理解できたのではないでしょうか。

(レポート:高久)

 

第43回井の頭かんさつ会のお知らせ

第43回井の頭かんさつ会
テーマ: 「冬鳥探鳥会」
日時: 2009年1月18日(日) 午前9:30~12:00
場所: 井の頭池尻から小鳥の森まで(予定、状況に応じて変更あり)
集合: 午前9時15分 京王井の頭線井の頭公園駅前
※いつもと集合場所が異なりますのでご注意下さい。

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員森林インストラクター)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男
大橋博資

定員:40名
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物: 観察用具(双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:下記をご覧ください。

ご案内

本格的な冬を迎え、寒さで公園を歩くのも少しつらい季節になりました。暖かい 家の中でぬくぬく過ごしたい人も多いでしょう。でもちょっと待ってください! 公園には冬鳥たちが来ています。井の頭池にはカモたちが滞在していますし、 冬の小鳥たちが来ている森はすっかり葉が落ちて観察するには絶好のチャンスです。 公園は街中よりも2、3度気温が低いですが、都内の冬の寒さなどしっかり防寒すれば 大したことはありませんし、心が躍るような出会いは寒さなど忘れさせてしまうもの です。
さあ、私たちと一緒に胸がときめくような冬鳥との出会いを探求しましょう! 今回は魅力的な冬鳥を声で探すコツを知っていただきたいと思います。 鳥たちがさえずらない時期も、声は鳥たちの存在に気付き、姿を見つける重要な鍵と なります。
参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 大原正子までお送りください。(大原正子の名前をクリックしてください。)
メールに記入すべき項目
□「第43回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号(当日の連絡のために携帯の番号が便利)
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□双眼鏡の有無
□今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、 みたか環境ひろば、など
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:  連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待すること など、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。  一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危 険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではあり ません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴で ご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あ るいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、joe@birdimages.jp(高野)へメールください。
(2008/12/25 高野 丈)

第43回井の頭かんさつ会レポート

第43回井の頭かんさつ会

テーマ: 「冬鳥探鳥会」


日時: 2009年1月18日(日) 午前9:30~12:00

場所:三角広場~ボート池南畔~第二公園~小鳥の森

(~松本訓導碑前~小鳥の森)

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤 誠

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

大橋博資

参加者:39名(うち子供5名)


レポート

前日とうってかわって曇りの暗い探鳥会となってしまいました。でも、冬の公園はすっかり葉が落ちて、小鳥たちを観察するには絶好のチャンスです。

今回の探鳥会は、声によって冬鳥を探すことと真冬に必死に餌を探す鳥たちの行動を観察してもらうことがねらいです。冬は鳥のさえずりのない時期ですが、鳴き声はやはり鳥たちの存在に気付き、姿を見つける重要な鍵です。最初にこの時期に見られる鳥の声の録音を聞き、軽くウォーミングアップと復習。その声を耳に残して、三角広場からボート池畔、さらに第二公園から小鳥の森までを鳥たちを探しながら歩き、残ったわずかな実や種をつついたり、樹々にわずかにいる虫を探したりする鳥たちの姿や、地面に落ちた種をついばむ鳥たちの様子を観察しました。特にサワラの実をつつく黄色いカワラヒワ、ハンノキの実をついばむシメ、地面に降りてきてさかんに何かをついばむアトリは印象的でした。

観察できた鳥は、三角広場からボート池畔ではハクセキレイ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、コゲラ、シメ、ウグイス(声のみ)、第二公園から小鳥の森ではムクドリ、ツグミ、アトリ、ルリビタキ、ワカケホンセイインコ。中・上級班では、さらに、エナガ、シロハラ、カワセミ、モズ、アオゲラ(声のみ)、カワウの飛翔。

また、観察会終了直後にジブリの森の運動場にイカルの群れ(30~50羽)が来て、まさしく一心不乱に残ったエノキの実をついばんでいる様子を観察することができ(解散後だったので、残念ながら全員ではありませんでしたが)、今回のテーマである「冬の鳥の行動」を目の当たりにしました。

(レポート:田中雅子)

 

第42回井の頭かんさつ会のお知らせ

第42回井の頭かんさつ会
テーマ: 「生き物たちの時間割」
日時: 2008年12月20日(土) 午後3:30~5:30
場所: 井の頭池およびその周辺(予定)
集合: 午後3時15分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

定員:30名
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物: 観察用具(双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

■2008年忘年会■

日時: 2008年12月20日(土) 午後6:00~8:00
場所: 吉祥寺駅近くの店
会費: 4500円ほど
申し込み締め切り: 12月13日(土)

ご案内

あっという間に季節が巡り、今年も残りわずかとなりました。その締めくくりとなるかんさつ会は、いつもとは違う夕暮れ時に実施したいと思います。

昼に活動する生き物と夜に活動する生き物の両方に大きな動きが見られる時間です。観察しやすい鳥たちを中心に、夕方の生き物たちのようすを観察してみましょう。また、それらがどんな一日を過ごしているのか、それはなぜなのかなどについても考えてみましょう。
生き物たちは、移動したり、採食したり、休んだり、あるいは結婚相手を探したりなど、いろいろなことをしながら毎日を過ごしていますが、その「時間割」は種類によってだいたい決まっています。しかしいろいろな事情によってそれが変わることもあります。いずれにしても理由があります。それを想像できるようになると、生き物たちをより深く理解できるようになり、自然観察がさらに面白くなります。

あわただしい年の瀬の夕方ですが、ご自分の時間割にぜひ夕暮れのかんさつ会を入れてご参加ください。

かんさつ会終了後、恒例の忘年会を開きます。井の頭かんさつ会は今年もいろいろな活動を行いました。いろいろなことがありました。多くの新たな出会いも生れました。皆でそれを振り返り、親交をさらに深め、来年以降の取り組みにつなげていきたいと思います。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
なお、忘年会への参加申し込みは、会場予約の都合上、12月13日までにお願いしま
す。第42回かんさつ会への参加申し込みは、満員にならなければ、直前でも大丈夫で
す。かんさつ会だけ、あるいは忘年会だけのご参加も歓迎します。

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 大原正子までお送りください。(大原正子の名前をクリックしてください。)
メールに記入すべき項目
□「第42回観察会と忘年会の両方に参加したい」、あるいは「第42回観察会だけに参加したい」、「忘年会だけに参加したい」ことを明記してください(必須)。聞き返さなくてよいようにご協力をお願いします。
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□今回のかんさつ会を何で知ったか(例: かんさつ会HP、ポスター、知人、みたか環境ひろば、など)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
なお、保険が適用されるのはかんさつ会だけで、忘年会には適用されません。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

(2008/11/25 田中 利秋)

第42回井の頭かんさつ会レポート

第42回井の頭かんさつ会

テーマ: 「生き物たちの時間割」


日時: 2008年12月20日(土) 午後3:30~5:30

場所: 井の頭池およびその周辺

集合: 午後3時15分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:24名


■2008年忘年会■

日時: 2008年12月20日(土) 午後6:00~8:00

場所: 吉祥寺駅近くの店


レポート

今回のテーマは「生き物たちの時間割」。時間は昼と夜の狭間。鳥たちを中心に、昼間活動する鳥たちは夜へ向けてどんな動きをするか、夜行性の鳥たちはどんな動きをするのかを観察しました。

まず、七井橋中央で、夕暮れ前に見える鳥たち、ゴイサギ島の10余羽のゴイサギ、水面のカモたち、上空を横切ったり木々の周りで飛び回って見える小鳥たちを観察しました。

そうこうするうちに、コサギが1羽、2羽とゴイサギ島へ飛んできます。最終的には5羽のコサギが集まってきました。そして16:53、ついにコサギ5羽が一斉に塒入りの為に飛び立ち、お茶の水西岸に向かって飛んで行くのを観察。 すかさずコサギを追って全員でお茶の水西岸へ塒探しに行き、樹木の高い所に2羽の塒を発見しました。

一方、じっとしていた夜行性のゴイサギたちは、暗くなるにつれ、少しずつウォーミング・アップを始め、やがてクワッと大きなシワガレ声をあげながら2羽、3羽と暗くなった水面上空を飛んでいきました。全部で12羽ものゴイサギが昼間は藪の中に身を潜めていたこともわかりました。

暗い空を数羽ずつカモたちが飛んでいくのに気づいた人もいたと思います。

その一方で、だんだん日が沈み、空が薄暗くなってきた時、参加者の1人が一番星(金星)を見つけました。暫く後には二番星(木星)も見つけることができ、空が真っ暗となったころには、スコープを使って、金星が欠けている様子や、木星の衛星を観察することができました。その他ベガ、デネブ、アルデバラン、カペラなどの星も肉眼で見ることができ、スバルは双眼鏡で見ることができました。

七井橋の南端の芦島付近ではオオバンが塒入りしているところも観察しました。 また、終了後、希望者だけですが、忘年会開催の為に吉祥寺駅方面に向かい、駅前の街路樹をたくさんのセキレイが塒としている様子を観察することもできました。

夕刻の鳥たちの普段あまり気づかない様子を観察できて、鳥たちの暮らしぶりがいっそう身近になったのではないでしょうか。

忘年会は一般参加者17名とスタッフ7名の計24名で楽しく盛り上がり、今年最後の井の頭かんさつ会の行事を締め括りました。

(レポート:大原・高久)

第41回井の頭かんさつ会のお知らせ

第41回井の頭かんさつ会
テーマ: 「生き物と季節」

日時: 2008年11月29日(土) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭池周辺(予定)
集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

定員:30名
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物: 観察用具(双眼鏡、ルーペなど)
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内

日本には四季があります。そこで暮らす生き物たちはそれぞれの季節と折り合いながら、あるいは季節を利用しながら生きています。今度のかんさつ会では、季節への対応という観点で生き物たちを見直してみたいと思います。

時期が秋から冬への移行期に当たりますから、とくに冬への対応が観察の中心になります。生き物たちは厳しい冬をどう乗り切ろうとしているのでしょうか。そして春への準備をどう整えているのでしょうか。中には、しっかり冬を生活に活かしている生き物もいますよ。きっと、生き物たちの苦労と、それに負けないたくましさに気づくことができるでしょう。近年は地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象のため季節の移り変わりがおかしくなってきています。それが生き物たちにどんな影響を及ぼしているかも観察し考えてみたいと思います。

自然のしくみがもっと分かるようになるかんさつ会に、皆さんのご参加をお待ちしています。

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 kapock@parkcity.ne.jp (大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目

□「第41回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
□今回のかんさつ会を何で知ったか(例: かんさつ会HP、ポスター、知人、みたか環境ひろば、など)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

(2008/11/4 田中 利秋)

第41回井の頭かんさつ会レポート

第41回井の頭かんさつ会

テーマ: 「生き物と季節」


日時: 2008年11月29日(土) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭池~御殿山~小鳥の森

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子(井の頭かんさつ会事務局長)

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:27名


レポート

日本には四季があります。そこで暮らす生き物たちはそれぞれの季節と折り合いながら、あるいは季節を利用しながら生きています。今回のかんさつ会は、季節への対応という観点で生き物たちを見直してみようというテーマです。

まず、井の頭の池を見ました。夏に見られたツバメなどの鳥は見られなくなり、かわりに冬鳥たち(オナガガモ・キンクロハジロたち)が多く見られるようになってきています。また、一年中見られる鳥(カルガモなど)もいます。鳥たちは、なぜ、移動したり留まったりするのか、そのわけを考え、季節に対応して暮らす鳥たちの生き方に思いを馳せました。

森では、冬鳥のルリビタキ・ジョウビタキ・キクイタダキなどの小鳥が見られたグループもありました。

植物たちはどうでしょうか。落葉したり、紅葉したりする木々、実をつけて次の世代をつくる木々が目に付きます。その中で、サザンカやヤツデは花の盛りを迎えて、一際目立っていました。

ヤツデの花をよく観察してみると、雄しべだけが伸びている花と、雌しべだけが伸びている花がありました。ヤツデは雌雄同花で、時間差をつけて雄花から雌花へ変わっていく花です。見るとハエやアブがたくさん集まってきていました。初冬に咲くことによって虫たちを独占して花粉を運ばせていることがよく観察できました。

昆虫たちはどうでしょうか。カラスウリの葉には、トホシテントウの幼虫がついていました。また、ヨコヅナサシガメ(カメムシ)の幼虫が、木の洞で身を寄せ合って集団越冬しているのも見られました。その外、成虫で越冬するカメムシたちや、卵で越冬するジョロウグモも見つかりました。虫たちが、それぞれ、種類によって違うライフスタイルで季節に対応している様子が観察できたのではないでしょうか。

かんさつ会終了後、前回できなかった親睦会を、西園の芝生広場で行いました。それぞれがもちよったお弁当を広げて、和気藹々の楽しいひと時が過ごせたと思います。

(レポート:高久)

第40回井の頭かんさつ会のお知らせ

第40回井の頭かんさつ会

テーマ: 「秋の樹木」

  ―「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもうPARTⅡ― 

日時: 2008年10月26日(日) 午前10:00~12:00

場所:井の頭池畔「グリーン・アドベンチャー」コース  

 主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

佐藤 誠

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

 

定員:30名

参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円

持ち物:観察用具(ルーペ・双眼鏡など)

申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

 

 

ご案内

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、お彼岸が過ぎてめっきり秋らしくなってきました。最高の自然観察シーズンの到来です。

今回は「秋の樹木」 -「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもう PARTⅡ- のテーマで井の頭池の「グリーンアドベンチャー」コースを回りながら、主として植物観察の基本を勉強したいと思います。

今年の5月に開催した「初夏の樹木」 -「グリーンアドベンチャー」をもっと楽しもう- の続編ですが、もちろん今回だけでも十分楽しめます。葉の形、つき方、樹皮の特徴などの基本のほか、初夏とは異なった樹木観察、特に実りの秋を実感できるような御案内をしたいと考えています。

 

「植物の名前を覚えたい」「いつもの散歩で見かける植物のことを勉強したい」「植物だけでなく昆虫のことも聞いてみたい」・・・・自然に興味のある方、自然観察を一度体験してみたいかたは是非ご参加ください。お待ちしています。

 

 

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局 kapock@parkcity.ne.jp (大原正子) までお送りください。

 

 

メールに記入すべき項目

 

□「第40回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)

□参加希望者全員の氏名 (必須)

□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)

□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)

□電話番号

□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢

□何で今回の観察会を知ったか(かんさつ会HP、ポスター、『みたか環境ひろば』、知人紹介、サンケイリビングなど)

□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:

連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

- 以上 -

 

※個人情報保護に関するポリシー:

お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

 

 

受付とその連絡

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

 

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

 

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。

一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

 

問合せ

参加に関する問い合わせは kapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、観察会の内容あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

 

(2008/9/28作成 佐藤 誠)