第32回井の頭かんさつ会レポート

第32回井の頭かんさつ会

テーマ: 「生き物たちの越冬作戦」 


日時: 2008年2月24日(日) 午前10:00~12:00

場所:ボート乗り場前→弁天池周辺→御殿山→玉川上水→第二公園→西園

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

高久晴子

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤 誠   

参加者:20名


レポート 

  晴天に恵まれたものの真冬のような寒さとなり、強風の為交通機関が混乱して集合に遅れる人もいましたが定刻には開始しました。

まず、生き物たちがどんなところで越冬しているか予想を立てから、コースを回りながら観察。

樹皮の下や樹木名の記されているプレートの裏などに、プラタナスグンバイの成虫やクサギカメムシの成虫・シマサシガメの幼虫、カマキリの卵のう、寄生蜂の繭、クモなどが見つかりました。樹皮の表面にも小さなキイロテントウがじっとしています。

また、樹皮に覆われた空洞で2匹のヤモリが抱き合うようにして越冬している様子を観察し、参加者たちは皆一様に驚嘆の声をあげていました。 また、ヤモリの子どもが、スダジイのプレートの裏にもひっそりと身をまるめていました。

松のコモマキは、幼虫が潜り込んで越冬する性質を利用して駆除するためのものであることを解説しました。

イヌシデのミツバチの巣の前では集団で越冬するミツバチについて解説。樹木の小さなウロにひっそりと身を隠して越冬しているオオスズメバチの女王を皆で恐る恐る覗き込み、 女王だけが単独で越冬するスズメバチとミツバチの違いを確認しました。

井戸小屋の軒下や、玉川上水の柵にはたくさんのミノムシがついています。ミノムシの生態について解説しました。

さらに、エノキの側では、落ち葉の裏に張り付いて越冬しているゴマダラチョウの幼虫を参加者全員で探し、数個体見つけました。

最後に数本のヤマボウシの木でどんな虫が越冬しているのか皆で探しました。ハラビロカマキリやオオカマキリの卵のうやミノムシを見つけました。 冬越しに関する解説を以てかんさつ会を締めくくりました。

意外なところに隠れている生き物たちを発見し、寒さに耐え、天敵から身を隠す工夫をしながらひっそりと冬を越している小さな虫たちを観察していくうちに、その健気さに心を寄せ、愛おしそうに見ているようにすら思えました。 樹木を切り倒したり、枝を切り落としてしまえば、そこに隠れていた虫たちも命を終えてしまいます。それだけでなく、落ち葉を掃き清めるだけでも、落ち葉の裏に張り付いていた幼虫が生きていけなくなるということを知りました。またその結果野鳥の食べ物も少なくなってしまい、この井の頭公園に集まって来る野鳥にとっても大きなダメージになるのです。人間が快適さを求めて自然を変えてしまうことによって自然の豊かさが失われ、結果として人間にとっても逆に快適でない環境になってしまうでしょう。

                                                    (大原・高久)

 

第31回井の頭かんさつ会のお知らせ

第31回井の頭かんさつ会
テーマ: 「もっと知りたい!カモのこと」
開催:2008年1月20日(日曜日)
時間:10:00~12:00(野外観察10:00~11:00過ぎ、
屋内講座11:00過ぎ~12:00)
集合:9:50までに井の頭公園ボート乗り場前にお集まり下さい。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.34.48.6N35.41.46.9&ZM=11
内容:カモの観察を中心に井の頭公園の冬鳥を観察します。
屋内講座ではカモの徹底識別を解説し、餌やりがカモに与える
影響について一緒に考えます。
場所:七井橋~小鳥の森(野外観察)、西園会議室(屋内講座)

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男

定員:最大約30名
参加費:200円(資料代など)中学生以下は100円
持ち物:観察道具(双眼鏡、カメラ、筆記用具、図鑑など)、飲み物

ご案内

木々の葉がすっかり落ち、本格的な冬を迎えました。樹上の実もほとんどなくなり、鳥類相は真冬のそれにすっかり変わりました。カモたちは今年も井の頭の池に越冬に来ていますが、その状況には例年と違う劇的な変化があります。見慣れたカモの観察を通して井の頭公園の自然環境を考えてみましょう。先月の観察会では森林性の鳥類を中心に観察しましたが、今回は水辺の鳥であるカモを中心にします。もちろんカモだけでなく他の冬鳥も観察します。

最新の野鳥観察情報はこちら

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第31回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□双眼鏡の有無
□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会の内容に関する各種の問い合わせは、企画担当の高野 joe@birdimages.jpまでお願いします。
(2007/12/25)

第31回井の頭かんさつ会レポート

第31回井の頭かんさつ会

テーマ: 「もっと知りたい!カモのこと」 


開催:2008年1月20日(日曜日)

時間:10:00~12:00

場所:七井橋~小鳥の森(野外観察)、西園会議室(屋内講座)

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤 誠

高久晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

日置日出男

参加者:26名


レポート  

 雪が降るかもしれない天気予報でしたが、幸い思ったよりは暖かで観察日和となりました。参加者は「識別班」(担当・高野指導員)、「行動班」(担当・田中指導員)、「初心者班」(担当・小町指導員)の3班に各自の希望で分かれ、指導員の解説を聞きながら、カモを中心とした水鳥を観察して回りました。

「識別班」は細かな観察を通してカモの徹底識別を主に学び、途中ルリビタキなどの森林性の鳥類も観察しました。

「行動班」はカモのいろいろな行動(エサのとりかた、潜水のしかた等)を主に学習しました。

「初心者班」は双眼鏡の使い方に始まり、カモの基本的な知識を勉強しました。

各班とも観察をしながら資料にあるビンゴをして楽しみました。

西園会議室では、まずは田中指導員がビンゴ(資料)に載っているカモの行動について解説しました。

次に高野指導員が井の頭池のカモの現状(モニタリングによる数の変化)を解説し、今シーズンのカモ数の減少の原因を皆で考え、自然環境の保全が大事であることを皆で認識しました。 続いて資料に基づいてカモのメスの識別、マガモと交雑種との見分け方を解説し、終了となりました。

同じ種のカモであっても雄のエクリプス(地味な夏羽根)と雌、さらには交雑種などの問題があり、判別はなかなか難しいものです。 ポイントをつかんでよく観察することによってその違いが分かってきます。

また、カモたちを良く見ると、いろいろな行動をしていることが分かります。 その行動が何の為であるか、また、種によってどのように行動の違いがあるのか、その違いはなぜ生じるのか・・・・といった解説は、参加者に新たな感動を呼び起こしたようです。

井の頭池はこの冬、カモの飛来が例年よりかなり減りました。 その原因は主にエサやり自粛にあると思われます。しかしながら、カモの数が減ったということは、もともと井の頭池の自然度が低く、自然にある食べ物がこの程度のカモしか養えないということです。 これから必要なのは、いろいろな生き物が生息できる自然を回復することであるということを参加者とともに再認識いたしました。 このような詳しい観察を通じて、多くの人々が自然を愛する気持ちをより一層深め、自然を保全することの大切さを痛感してくれているということを、スタッフも実感した観察会でした。


(大原・高久)

 

第30回井の頭かんさつ会のお知らせ

第30回井の頭かんさつ会
テーマ: 「昼下がりの探鳥会」
日時: 2007年12月16日(日) 午後14:30~16:30
場所: 井の頭公園(小鳥の森~七井橋)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野丈 (自然観察指導員)
田中利秋 (自然観察指導員)
小町友則 (自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
佐藤誠
高久晴子
田中雅子(自然観察指導員)
定員: 約30名
参加費: 200円、中学生以下は100円
忘年会

時間:17:00~20:00(忘年会)
忘年会会費:3,500円(食事+飲み放題)
今年一年を総括する忘年会です
※忘年会は任意参加ですので探鳥会のみの参加でも構いません。
忘年会のみの参加...アリです。

ご案内
野鳥観察の楽しみの一つが四季移り変わる鳥類相の変化とその年毎の傾向です。前季は山間部の植物が凶作傾向で、秋口早い時期からカケスやヤマガラなどが平地である井の頭の森へ飛来し、旅鳥であるマミチャジナイも例年以上に多く、ここでは何年も観られなかったアカゲラが長期逗留するなど晩秋にかけて森は大いに賑わいましたが、餌となる実がなくなり真冬を迎えると鳥類相や個体数は平年並みに落ち着きました。
今季は前季に比べ山の実りは良い傾向にあると言われ、それを反映してか昨年の賑わいが嘘のようにカケスもヤマガラもとても少ないです。各地で渡りが遅れていると言われていますが、この地でもヒタキ類は11月の初旬まで長々と観察できましたし、ツグミの到着はとても遅かったです。今季多いのはキクイタダキで、前季は観察できなかったものが今季は公園のそこここで確認でき、最大6羽を同時に観察するほど多くが飛来しています。色づいた葉が次々に舞い落ち、鳥類相はすっかり冬のそれに変わりました。山間部の餌も程なく乏しくなり、多くの冬鳥が平地に降りてくるであろう今後、鳥類相がどのように変化してゆくか楽しみです。
30回の節目となる今回の観察会はオーソドックスに冬鳥を観察します。忘年会に合わせて午後から観察会を行ないます。野鳥観察は早朝がいいというのは一般論であり、観察は一日中できるものです。葉が落ちて鳥類を観察しやすくなった森をゆっくりと散策しながら楽しみましょう。
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忘年会は3時間貸切で食事+飲み放題+食べ物飲み物持込自由という好条件の店を選びました。さらに液晶プロジェクタがありますから、今年一年の総括を映像を交えて振り返ることができます。
この内容で会費はたったの3500円です!奮ってご参加下さい!!
当日は井の頭産ブルーギルの唐揚げがふるまわれるかも知れませんw
(なお、保険は観察会のみで、忘年会には適応されませんので、ご注意ください。)

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第30回観察会と忘年会の両方に参加したい」、「第30回観察会だけに参加したい」、あるいは「忘年会だけに参加したい」ことを明記してください。(必須)
聞き返さなくてよいように、ご協力をお願いします。
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□双眼鏡の有無
□小中学生は学年、それ以下のお子さんは年齢
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会や忘年会の内容に関する各種の問い合わせは、企画担当の高野 joe@birdimages.jpまでお願いします。
(2007/11/26)

第30回井の頭かんさつ会レポート

第30回井の頭かんさつ会

テーマ: 「昼下がりの探鳥会」


日時: 2007年12月16日(日) 午後14:30~16:30

場所: 井の頭公園(小鳥の森~七井橋)

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

高野丈 (自然観察指導員)

田中利秋 (自然観察指導員)

小町友則 (自然観察指導員、森林インストラクター)

大原正子

佐藤誠

高久晴子

田中雅子(自然観察指導員)

参加者:21名


レポート 

当日は、風は強かったものの好天に恵まれ、小鳥の森観察窓前には参加者が早くから集まってきました。

まず、担当の高野指導員から資料が配られ、当日の目当てについて説明がありました。

参加者は2班に分かれ、双眼鏡の使い方などを確認した後、鳥の声に耳を澄ませながらコースを回って探鳥していきました。途中、鳥の特徴や食性などの解説もありました。

今回の目当ての一つは、今季例年になくよく見られるキクイタダキを見つけることにあります。小さくて、よく動き回るので見つけるのはかなり難しいのですが、みんな声を頼りに必死に姿を追いました。

 

小鳥の森の南側のムクノキには、その実を求めてくる、アカハラ・シロハラ・ツグミなどの大型のツグミ類が観察できます。ちょうど観察しているときに、20~30羽のカラスに追われて飛翔するオオタカの姿も観察することができました。参加者の間に興奮の渦が巻いたようでした。

御殿山では、カワラヒワやヤマガラなどが見られ、また池では、この日、幸運にもヨシガモがきており、当地では珍しい鳥なので参加者も驚いていました。

都会に残された貴重な井の頭の自然の中で、冬に集う鳥たちを満喫できた午

後のひと時だったと思います。

 


忘年会

忘年会には十数名が参加しました。一人ひとりが一年間を振り返ったり、かんさつ会に参加した経緯を語ったりしながら、それぞれの熱い思いをみなで共有しつつ飲み交わし、楽しい忘年会となりました。

一年間ありがとうございました。また、来年もよろしく。

(大原・高久)

第29回井の頭かんさつ会のお知らせ

第29回井の頭かんさつ会
テーマ: 「落ち葉のいろいろ」

日時: 2007年11月23日(金、祝日) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭公園

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中利秋 (自然観察指導員)
小町友則 (自然観察指導員、森林インストラクター)
高野丈 (自然観察指導員)
大原正子
佐藤誠
高久晴子
田中雅子(自然観察指導員)

定員: 約30名
参加費: 200円、中学生以下は100円

ご案内
11月下旬は落ち葉の季節。ですから今度の観察会は落ち葉がテーマです。いろいろな木から落ちるいろいろな色と形の葉をいろいろな方法で楽しみましょう。
色の美しさや形の面白さを楽しむのはもちろんのこと、ゲームなどを通してより詳しく落ち葉を観察し、木の葉の基礎知識や、葉で木の種類を見分けるポイントについて学びます。また、なぜ散る前の葉が紅や黄に色づくのか、葉を落とすしくみはどうなっているのか、というような、落ち葉にまつわるいろいろな疑問にも迫ってみたいと思います。

雑木林の紅葉や黄葉に包まれ、枯葉を踏みしめながら夢中で落ち葉を拾っていると、身体も心も自然に溶け込み、日ごろの疲れやストレスが消えていきます。疲れている人も元気な人も、楽しみたい人も学びたい人も、いろいろな皆さんのご参加をお待ちしています。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第29回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□中学生と小学生は学年、小学生未満は年齢 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会の内容、あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

(2007/10/31 田中利秋)

第29回井の頭かんさつ会レポート

第29回井の頭かんさつ会

テーマ: 「落ち葉のいろいろ」 


開催:2007年11月23日(金)

時間:観察会  10:00~12:00頃

場所:ボート乗り場前→狛江橋→弁天池南岸→弁天橋→御殿山雑木林

主催:井の頭かんさつ会 後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

田中利秋(自然観察指導員)

小町友則(自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(自然観察指導員)

大原正子

田中雅子(自然観察指導員)

佐藤 誠

高久晴子

 

参加者: 29名


観察記録

晩秋の小春日和となった当日、参加者は、資料の入ったポケットアルバムを配布され、使い方の説明を受けました。資料と同じ落ち葉を捜してポケットに入れるのです。また、袋に入れられた特別の手触りがある落ち葉(ムクノキ)を触ってみて、それと同じ手触りの葉を探すこと、独特の香りを持つ落ち葉(カツラ)のにおいを嗅いで、それと同じ香りの落ち葉を探すことも課題です。

指導員は、道々一つ一つの落ち葉の特徴を、色や形、手触りなどから説明して回りました。

主な落ち葉は、エノキ・ソメイヨシノ・ブナ・トチノキ・ムクノキ・カツラ・イノハモミジ・コブシ・イヌシデ・アカシデ・カジカエデ・コナラ・ヤマザクラ・ピンオークなどです。

最後に参加者が集めた落ち葉を確認してしめくくりました。

大人も子どもも夢中になって落ち葉の積もった地面を見つめ、お目当ての落ち葉を見つけると、とても満足そうでした。ふだん見慣れた落ち葉も、ずいぶんいろいろな違いがあることに改めて気づかされ、落ち葉を観察することの楽しさを知ったようです。

井の頭公園の秋を満喫した一日になったのではないでしょうか。(大原・高久)

第28回井の頭かんさつ会レポート

第28回井の頭かんさつ会

テーマ: 「実りの秋を楽しむ」


開催:2007年10月21日(日)

時間:観察会  10:00~11:30頃

屋内講座 11:30~12:00頃

懇親会  12:00頃~

場所:井の頭池~小鳥の森(観察会)西園事務所(屋内講座)

主催・案内:

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

大原正子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

佐藤 誠

高久晴子

参加者: 33名


観察記録

秋晴れの空気が清清しい当日。集合場所の御殿山→玉川上水沿いの訓道→小鳥の森→第二公園→西園の広場とゆっくり歩きながら、たくさんの木の実を探し、観察しました。

アカシデ・トウカエデ・コナラ・ピノーク・ヒノキ・イイギリ・クリ・マテバシイ・ケヤキ・アラカシ・シラカシ・クヌギ・スダジイ・オニグルミ・ヤマボウシ・ムクノキなど、それぞれの見分け方や特徴、食べられるかどうかなどを小町指導員がていねいに楽しく解説。

大人も子どもも夢中でドングリ拾いに興じたり、味わったりしました。

11時半過ぎから西園の会議室へ場所を移し、小町指導員がドングリや木の実について講義を行いました。

ドングリとは何か。日本にはどんなドングリがあるか。解説をしながら、小町指導員が収集したドングリの標本や、世界の珍しい木の実のコレクション(フタバガキやモダマ)を参加者に回覧してみてもらいました。参加者からは、珍しい形の木の実やや大きな木の実に驚嘆の声があがりました。

午後は西園のお弁当広場で親睦会を開きました。25名以上が参加して、芝生に輪になって座り、各自が持ち寄った飲み物と食べ物をいただきながら、親睦を深めました。

炒ったドングリなどの木の実や、ドングリ・クッキー、きのこ料理も味わいました。

また、子供たちのために、小町指導員がドングリを使ったクラフトもいろいろ紹介しました。

さわやかな秋空の下、実りの秋をさらに楽しんだひと時でした。

(大原・田中利秋・高久)

第27回井の頭かんさつ会レポート

第27回井の頭かんさつ会

テーマ: 「秋の渡りを探そう」


日時: 2007年9月24日(月) 午前9:00~12:00

場所: 井の頭池~小鳥の森(探鳥)西園事務所(屋内講座)

主催:井の頭かんさつ会

後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

田中利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

佐藤 誠

高久晴子

協力:井の頭バードリサーチ

参加者: 30名


観察記録  

  今回は参加者が30名で、経験のレベルもまちまちなので、グループをレベルに合わせて3班に分け、それぞれにスタッフが2名ずつついてかんさつ会を実施しました。

初心者の班は、双眼鏡の使い方から解説。まず池のカルガモやカイツブリ、藪に隠れるゴイサギ、遠くのハシビロガモなどを観察したり、探したりしました。

ついでオシドリのオスを見つけて『エクリプス』についての説明がありました。

御殿山へ入って、ツツドリが見られるかと期待しましたが、残念ながら現れませんでした。でも、シジュウカラやメジロ、コゲラの混群が現れたので、小さな鳥を双眼鏡で捉える練習になりました。  森では、初心者が小鳥を見つけるのは難しいかと思われましたが、渡りの鳥エゾビタキが枯れ木に止まってくれたので、みんな姿を確認することができました。

上級班では、キビタキやセンダイムシクイ・オオルリ、サンコウチョウと思われる鳥なども観察されたようです。

11時過ぎから高野指導員の室内講義。まず、『混群消去法』。秋の渡りの鳥を見つけるには、シジュウカラやエナガ、コゲラなどが混じった群れ『混群』を見つけるのがポイント。その群れから、よく知っているシジュウカラやコゲラなどを消去していけば、珍しい渡りの鳥が早く見つかる。高野さんの撮影した鳥の写真を見て、素早く見分ける方法を説明してもらいました。

次に『エクリプスの見分け』について説明を受けた後、オナガガモやハシビロガモのオス・メス当てクイズをして楽しみました。

最後は今年の3月に井の頭池の北岸で落命したオオタカの剥製が披露され、参加者から驚きの声があがりました。

今回は、遠く沖縄県からの参加者があり、かんさつ会の広がりを感じました。(高久)

 

 

第26回井の頭かんさつ会のお知らせ

第26回井の頭かんさつ会
テーマ: 「夏の夜を楽しもう」

日時: 2007年8月19日(日) 午後6:30~8:30
場所: 井の頭公園

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中利秋 (自然観察指導員)
小町友則 (森林インストラクター)
高野丈 (自然観察指導員)
大原正子
佐藤誠

定員: 約20名 満員御礼!
参加費: 200円、中学生以下は100円
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

親睦会
日時: 2007年8月19日(日) 午後9:00~11:00
会場: 吉祥寺駅近くの店
会費: 未定、各自負担

申し込み締切: 8月12日(日)

ご案内
8月の観察会は今年も夕方から夜にかけて実施することにしました。日中は暑くて大変という理由もありますが、夜の自然はとても面白いから、というのがいちばんの理由です。夜の自然は昼とはすっかりようすが違います。夜には夜の生き物たちの世界があるのです。それをよく観ている人は少ないと思います。身近な井の頭公園で、夜はいったい何が起きているのか、知りたいと思いませんか? 夕暮れに大合唱するヒグラシ、静かに開花するカラスウリ、虫を求めて飛び回るコウモリ、樹液に集まるいろいろな昆虫、そして羽化するセミ、などが代表的なものですが、それ以外にも、エ~ッ、と驚くような生き物がいろいろ見つかると思います。
さらに今年は、空の星も対象です。木星などを天体望遠鏡で観察します。木星の衛星も見えることでしょう。また、夏の星座についても解説します。もちろん天体観望は晴れていないとできませんが、いままで一度も雨で中止になったことがない井の頭かんさつ会ですから、きっと大丈夫だと思います。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

なお、観察会終了後の午後9時から、吉祥寺駅近くの店で親睦会を行います。井の頭かんさつ会も次第に参加者が増え、会の途中でゆっくり情報交換をしたり雑談をしたりする機会が減りましたので、このような機会にスタッフと参加者、そして参加者どおしの親睦を深められればと思います。ちょっと遅めの時刻ですが、時間の許す方はぜひご参加ください。

もちろん、観察会のみ、あるいは親睦会のみの参加もOKです。申し込みの際は、それがはっきり分かるように書いてください。なお、会場を予約する都合上、親睦会への参加申し込みは8月12日(日)までにお届けください。観察会への参加申し込みは(定員に達していなければ)直前まで大丈夫です。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第26回観察会と親睦会の両方に参加したい」、「第26回観察会だけに参加したい」、あるいは「親睦会だけに参加したい」ことを明記してください。(必須)
聞き返さなくてよいように、ご協力をお願いします。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□電話番号
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。今回は夜の観察会ですので、いつもの「身近な自然観察会」よりは少しだけ危険性が増すかもしれません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、今回は夜ですので、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。親睦会も年齢制限を設けませんが、未成年はアルコール禁止です。もちろん、運転する人もアルコール禁止です。

問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会の内容、あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。

(2007/7/29 田中利秋)