第197回井の頭かんさつ会実施レポート

■タイトル 生き物の越冬戦略

■実施年月日 2022年11月27日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 15名(大人11名、子ども4名)、案内人 井の頭かんさつ会スタッフ10名

■実施場所: ボート乗り場前 →狛江橋南側 →お茶の水池北側 →御殿山 →玉川上水沿道

■実施レポート
 生き物にとって冬は寒いため動きが悪くなったり餌が少なくなったりと厳しい季節です。そんな冬をどう乗り越えるのかということを観察する企画です。
 カワウはボート乗り場前のポンドサイプレスに営巣して、丁度雛が孵ったところです。冬は寒くて子育てに向かないと思われがちですが、水の透明度が上がり魚の動きが鈍くなるため、獲物が捕りやすくなって逆に子育てに向いた季節なのでしょう。参加者は熱心に観察しました。
 ヤツデの葉の裏では小さなクモや昆虫が活動しています。キジラミやチャタテムシなど、ほとんどの参加者は知らない虫ですが、こんなところに生態系ができていることに感動・興奮していました。昆虫は種によって適した発育ステージで越冬しますが、それぞれに寒さや乾燥を守る工夫をしています。ヨコヅナサシガメ幼虫は木の隙間で身を寄せ合い、サンゴジュハムシは親が産んだ卵の上から糞を被せることで、乾燥・寒さに耐えます。他にもウラギンシジミ成虫やカマキリ卵鞘、イラガ繭、ミノムシ(ミノガ幼虫)などそれぞれに乾燥・寒さに耐える工夫を観察しましたが、子供は虫を見つけるのが早くて驚かされます。
  井の頭池には北国から渡ってくる冬ガモの他に、国内で移動するオオバンなどが飛来します。北国は水面が凍結して餌が探せなくなるため、凍結しない暖地へ移動します。オオバンが潜水して水草を食べる様や、それを横取りしようとするヒドリガモを見ました。
  玉川上水の擬木柵では冬に活動するフユシャク(蛾)を観察しました。知らないと気づかない小さな虫ですが、翅のないメスや口器が退化していること、敢えて冬に活動し産卵するなど不思議な生態に驚きました。

第195回実施レポート

■タイトル 五感で楽しむ秋の井の頭公園

■実施年月日 2022年11月27日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 12名(大人10名、子ども2名)
       案内人 井の頭かんさつ会スタッフ9名

■実施場所: ボート乗り場前 →七井橋 →お茶の水池北側 →→御殿山 →訓導碑周辺

■実施レポート
 今回もマスク着用、検温、消毒、などコロナ感染症対策を万全にして臨みました。
 ボート乗り場前に集合し、そこでヒメガマの種子が飛ぶ様を観察しました。タンポポの綿毛のような種子が日差しを浴びて煌めき、風に舞う様は新しい秋の風物詩です。
 五感を使って秋を楽しむと言うテーマですが、やはりメインは色とりどりの紅葉・黄葉を見て楽しみます。七井橋の上からは木々が様々に色づいている様子を観察し、紅葉のしくみをお話しし、落葉することの意味を考えました。
秋に香る植物も楽しみます。カツラの落ち葉やクスノキの種といった“良い香り”だけでなく、ヤブタバコなど“嫌な香り”も紹介しました。またサザンカの花の香りがなぜ弱いのかを考えました。
聞いて楽しむのは野鳥の声です。ウグイスの地鳴きの紹介や、ヒヨドリの声がなぜよく聞こえるのかを考えました。
触って楽しむのは葉の手触りです。ムクノキとエノキの葉は形が似ているけれど、参加者には触感で区別してもらいます。すぐに違いがわかるようになりました。
味わって楽しむことについて、かんさつ会の中では試食はしませんでしたが、食べられる木の実を紹介しました。
また子ども班では、観察対象を見つけるビンゴカードを使って知識がなくても楽しめるように工夫してみました。

第194回実施レポート

■タイトル 井の頭公園で秋の実の色探し

■実施年月日 2022年10月30日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 22名(大人18名、子ども6名)
案内人 井の頭かんさつ会スタッフ10名

■実施場所:ボート乗り場前広場→七井橋→お茶の水池北岸→梅園→御殿山→小鳥の森
→野球場東エリア(班ごとに解散)

■実施レポート
晴天に恵まれ、気持ちが良い陽気で、公園の秋を楽しむには絶好の気候でした。大人班2班と家族班2班の4班で公園を巡りました。最初に実とは何かと考えてもらい、実の説明をし、観察を開始しました。今回は木の実、草の実の中で、生き物に食べられて運ばれる(被食散布)の実を公園内で見つけていき、実の色を観察し、色のシールを観察シートに張って、どんな色の実が多いか調べてみました。同じ種類の実を観察していても、色の感じ方は人により様々で、シールの色の選び方に個性が出てきます。公園内を歩き30種ほどの実を観察すると、熟した赤やオレンジ色の実が多かったですが、まだ熟していない緑の実や、黒い実、白い実、青~紫系の色の実もある程度見られ、カラフルな観察シートが出来上がりました。大人も子どもも木の実・草の実を見つけて、実の色コレクションに夢中になり、井の頭公園の秋を大いに楽しみました。

実施風景

第197回井の頭かんさつ会のお知らせ

生き物の越冬大作戦

木の皮の下で越冬するカメノコテントウ

日時: 2023年1月22日(日)10:00〜12:00(小雨決行)
    ※新型コロナ感染拡大状況により中止や時間の短縮の可能性があります。
集合: 9時45分 ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
市川 伸一
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
高久 晴子
大橋 博資
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
荻窪 奈緒(NACS-J自然観察指導員)

対象者:どなたでも ※ただし子供用プログラムは設けません

定員: 20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡、カメラ、ルーペなど)

内容
冬は生き物にとって厳しい季節です。太陽の光が弱く気温が低いので
昆虫などの変温動物が体が冷えて動きにくい。
恒温動物だって餌が少なくなったり、体温が奪われたりするので生きにくい。

それでもたくましく冬耐える生き物や
あえて冬に活動する生き物を観察し
なぜそのような生き方をするのか、越冬作戦を読みときます。

参加申し込み方法 
下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)

https://pro.form-mailer.jp/fms/8c48655e274874

必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)

参加申込期限:2023年1月18日(水曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また現在定員を少なくしています。申し込みはお早めにどうぞ。)

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 新型コロナ感染症対策のため、小学生以上を対象とします。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。
屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ・参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。個人情報を伏せた上でスタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2022/12/30 村上健太)

第195回井の頭かんさつ会のお知らせ

第195回井の頭かんさつ会 
五感で楽しむ秋の井の頭公園

日時: 2022年11月27日(日)10〜12時(小雨決行)
集合: 9時45分 ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
荻窪 奈緒(NACS-J自然観察指導員)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
大橋 博資
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一

対象者:どなたでも

定員: 20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡、カメラ、ルーペなど)

ご案内
晩秋の井の頭公園を樹木中心にその時に見られるものを観察します。
紅葉を目で観察するだけでなく、香りや肌触りなど、五感を使って観察します。
晩秋の井の頭公園を楽しみましょう。

参加申し込み方法 
下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)

必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)
https://pro.form-mailer.jp/fms/51bfc335270145

参加申込期限:2022年11月23日(水曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また現在定員を少なくしています。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。
 また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。
屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ※参加費は接触を最低限にするためお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。個人情報を伏せた上でスタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は期間終了後は速やかに破棄します。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2022/11/6 村上健太)

9月18日クモ観察会中止のお知らせ

9月18日の第193回井の頭かんさつ会〜クモ・くも・蜘蛛~クモは面白い!~は雨天予報のため中止になりました。楽しみにされていた方ごめんなさい。またの機会にお申し込みください。

第192回実施レポート

■タイトル: セミの羽化と夜の生き物

■実施年月日: 2022年7月30日(土)18時30分~20時30分

■参加者数:一般参加者 20 名(大人 13 名、子ども7名)、井の頭かんさつ会スタッフ 13 名

■観察ルート:ボート乗り場前 → 七井橋 → お茶の水池北岸→ 野草園 →御殿山

■実施レポート
新型コロナ感染症の新規感染者が増えている時期でしたが、今回もマスク着用、参加人数削減、受付時の検温消毒、など感染症対策をして臨みました。8月恒例の夜の観察会は 3 年ぶりの開催で、募集開始わずか 1 日で定員に達するという大人気となり、関心の高さが窺えます。
ボート乗り場からスタートして七井橋に移るとじきに暗くなります。橋の上でカラスの寝ぐら 入りを観察しました。足下の橋の欄干ではズグロオニグモが網を張って獲物を待ちます。網を張 る途中の動きを子供たちとじっと観察しました。横糸を外側から張っていること、背中側からみ ると時計回りに回ること、縦糸と横糸の違いのお話もしました。子供は熱心に観察していました。 プランクトンネットを曳いて、ミジンコなどプランクトン採取して観察しました。ライトを当て ると動きがはっきりと見えます。大人も子供も興味深げに観察ケースを覗き込みました。
美しいカラスウリの花を初めて見て、感嘆の声を上げた参加者いました。なぜ夜に咲くのか? 花に訪れる虫は?という話をしました。カタバミの就眠運動といった、昼夜で変化する植物も観 察しました。
メインはセミの羽化観察です。保全班のメンバーに手伝ってもらってちょうど良いタイミング の幼虫が見つかり、みんなで羽化を見守りました。参加者一同が食い入るように見入っていまし た。

第192回井の頭かんさつ会のお知らせ


セミの羽化と夜のいきもの

日時: 2022年7月30日(土)18:30〜20:30(小雨決行)
集合: 18時15分 井の頭公園ボート乗り場前

※いつもと時間が異なり夕方です。ご注意下さい。
※新型コロナ感染拡大状況によっては中止となる可能性があることをあらかじめご了承ください

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一
安部 順子

対象者:どなたでも(中学生以下は要保護者同伴)

定員: 20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け、懐中電灯(ライト)
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)

ご案内
セミはなぜ夜に羽化するのでしょう。夜に咲かせる花があるのは何のため?
昼とは違った顔を見せる夜の公園で、生き物を観察しましょう。
植物にとっては光合成ができない時間帯。動物にとっては眼で場所や食べ物・捕食者を見つけづらい時間帯です。
それでもあえて夜に活動する生き物の不思議を感じてください。

参加申し込み方法 
下記アイコンのリンク先URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)
必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)
https://pro.form-mailer.jp/fms/1a430fe7260312

参加申込期限:2022年7月27日(水曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また今回参加受付人数を絞っています。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。
 また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 特に夜間は足元が暗いです。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
 まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。また上記のように新型コロナ感染拡大状況によっては中止となる可能性があることをあらかじめご了承ください

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。
屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ※参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。個人情報を伏せた上でスタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

■COCOAについて
・厚生労働省の「新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA)に登録することで感染拡大防止に役立ちます。
 ※登録を強制するものではありません。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2022/7/9 村上健太)

第190回実施レポート

5月の昆虫

■実施年月日 2022年5月22日(日)10時~12時

■参加者数 一般参加者 22 名(大人 14 名、子ども 8 名)
     井の頭かんさつ会スタッフ 8 名

■実施場所: ボート乗り場前 → 七井橋 → お茶の水池北岸→ 野草園 →御殿山 → 玉川上水 → ほたる橋(西園)

■実施レポート 新型コロナ感染症の流行は落ち着きをみせてきましたが、今回もマスク着用、参加人数削減、
受付時の検温消毒、など感染症対策をして臨みました。ルーペが必要なシーンもありましたが、 会の備品を貸出はせずに、個人のものを持ってきていただきました。
今回は単なる昆虫の紹介ではなくて、さまざまな環境に適応している昆虫の暮らしを観察して、 昆虫と生き物の繋がりを考えることをテーマに、それぞれの昆虫が何をしているのか、なぜここ にいるのか、なにを食べているのかなど観察を通じて考えてもらいました。

主な観察内容
・七井橋からはトンボを観察し、産卵の様子も見られました。 ・お茶の水池北岸の草地ではさまざまバッタ類カメムシ類を見つけました。クサギにいる寄生蜂を題材に、寄生という生き方をする虫の話をしました。
・カラムシの葉を綴って巣をつくるアカタテハ幼虫の行動の意味を考えました。
・毒のあるアジサイの葉を食べるアジサイハバチから進化の話をしました。
・ピンオークの切り株を題材に、キノコムシ類とアザミウマ類を観察しました。
・玉川上水の擬木で見られる昆虫から頭上の生態系を想像しました。
・アカスジキンカメムシ、ナナフシモドキといった、形や色が面白い昆虫も観察しました。

■所感
コロナ禍においても対策をとって観察会を実施することができました。今回は観察対象が昆虫ということで、お子さんの参加が多く、子供の熱気が強かったです。一時期は屋外の自然観察であっても子供の外出が憚られた時期もありましたが、ある程度外出ができるようになり、今回のように子供にも井の頭公園の自然を通して公園と自然の魅力を伝えられたら良いと思います。


第189回実施レポート

花と環境 どこにどんな花が咲いている?

■実施年月日 2022 年 4 月 16 日(土)10 時~12 時

■参加者数 一般参加者 20 名(大人 20 名)
  井の頭かんさつ会スタッフ 10 名

■実施場所:ボート乗り場前広場→街中(三鷹市井の頭)→野草園→雑木林→雑木林広場周辺 (班ごとに解散)

■実施レポート
コロナ感染再拡大のため自然観察会を中止していましたが、4ヶ月ぶりに感染防止対策を
取ったうえで、再開となりました。
この時期は 10 年来、毎年花についてのテーマで観察会を実施しており、今回は3月初め
から準備を行い、4月3日に街中のスミレをテーマに実施を予定していました。しかし、花
見のシーズンと重なることで、実施の許可を受けることができず、日を改めて、花と環境を
テーマに実施し、その中で、街中のスミレの観察も取り入れることにしました。
井の頭かんさつ会としては、街中の植物を初めて観察対象としてみました。街中は外来の植
物が多いのですが、その中でも、キランソウなど公園の中でも見られる在来種や、公園では
見られないスミレ(マンジュリカ)、ヒメスミレなどの在来種が見られ、参加者にも喜んで
頂けました。井の頭公園に戻り、野草園のイカリソウ、ニリンソウや雑木林の林床のタチツ
ボスミレなどを観察し、環境の違いと植物との関係を参加者と一緒に考えてみました。
環境と植物との結びつきは、少しテーマが大きすぎて、結論に結び付けることが難しかっ
たですが、街中をフィールドとしで実施してみたことは、観察や思考の幅を広げる意味で、
とても有意義な試みでした。

■所感
久々に井の頭公園で参加者の方々に自然を楽しんで頂いたことが、スタッフ一同の喜びで
あり、有意義な時間を過ごすことができました。コロナ禍が収まり、今後は観察会が中止と
ならないよう祈りつつ、引き続きルールを順守し、公園での活動を継続していきたいと思い
ます。