第201回井の頭かんさつ会 実施レポート

玉川上水 擬木柵の生き物

■実施年月日 2023 年 5月 6日( 土 10 時 12 時
■参加者数 一般参加者 21 名(大人 16 名、子供 5 名)
■実施場所: ボート乗り場前集合 玉川上水(幸橋〜万助橋) 班ごとに解散
■実施レポート
今回は 当会初のテーマ「玉川上水 擬木柵の生き物」で、擬木柵で見られる生き物 視点で 玉川
上水樹林の生態系を考えることに挑戦しました。参加者にとって生態系という奥が深いテーマで
あるだけでなく、何が見られるかは当日にならないと分からなく、しかも多種多様な生き物で昆
虫の目( もく;チョウ・ハチ・ハエなどの分類グループの単位 )さえ分からない生き物もいると
いう、案内する側にとっての難易度が高いテーマでした。
ボート乗り場前に集合してすぐに玉川上水に向かいました。 擬木柵の上には様々な生き物が見
られます、昆虫・クモ・爬虫類・巻貝(カタツムリ)、それらを観察して、何をしているのか、
何を食べているのか、どう してここ(擬木柵)で見られるのかを考えます。イモムシは頭上の木
から落ちて来たのか?クモはそのイモムシを捕まえるために待っているのか?そんなことを考え
ます。 オトシブミが葉を巻いてその中に卵を産む、ハマキガ幼虫が木の葉巻いて巣を作る、アリ
が弱った昆虫を襲って食べる様子も観察しました。 擬木柵は玉川上水樹林の生態系が観察しやす
い場所になっているのです。
参加者の子供だけでなく、大人にとっても、普段気づかない小さな生き物を沢山みて生態系の
深さを感じることはとても刺激的だったようで、沢山の質問を受け、一緒に生き物の生態を考え
ました。


また、今回も参加いただいた永井明子さんが、観察した内容を素敵なイラストにしてまとめて下さいました。

永井さんのホームページはこちら  http://lovely-garden.no.coocan.jp/