第200回井の頭かんさつ会 実施レポート

テーマ: サクラの楽しみ方

■実施年月日 2023年4月9日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 19名(大人19名)

■実施場所:ボート乗り場前広場→ボート池南岸→文化交流広場

■実施レポート

 晴天に恵まれ、春うららの気持ちが良い陽気で、公園の春を楽しむには絶好の気候でした。今回は大人向けという事で、通常の会よりもキャンセルが少なく、大人班3班で公園を巡りました。

今年はいつになく、春が早く、サクラのシーズンもほぼ終盤でしたが、文化交流広場では遅咲きのサトザクラで満開の種類もあり、多くのサクラが楽しめました。最初にボート乗り場周辺では、わずかに残った染井吉野や八重紅枝垂などの花を観察し、サクラとは何かを各班でガイドしていきました。また、染井吉野がクローンであることと、自分の花粉では結実せず、実ができないことから、近くのヤマザクラの実の観察など、サクラの性質を確認しながら、池の南岸を観察し、文化交流広場に行きました。文化交流広場は花盛りの関山をはじめ、古くからある代表的な品種の普賢象、黄色の鬱金、緑色の御衣黄、真白な白妙などが華麗に咲き誇っていました。また、千里香・駿河台匂・静香などは香りも楽しみました。見た目だけではなく、それぞれの花の花弁や、雄しべ、雌しべ、托葉などをじっくり観察すると、様々な特徴が見えてきて、サクラの楽しさを更に深めることとなりました。

参加頂いた永井明子さんが、かんさつした内容を素敵なイラストにしてまとめて下さいました。
永井さんのホームページはこちら http://lovely-garden.no.coocan.jp/