第117回井の頭かんさつ会のお知らせ

「発見する!バードウォッチング」

日時: 2015年1月24日(土)午前9:30~11:30(小雨決行、強雨の場合中止)
集合: 午前9時15分 井の頭公園ボート乗り場前(七井橋渡ったところ)
!!いつもと開催時間が異なりますので、よくご確認下さい!!
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内

高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上健太(NACS-J自然観察指導員)

定員: 50名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具 双眼鏡など
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年1月22日(木曜日)24:00まで

ご案内

恒例となった冬のバードウォッチングです。前回秋のバードウォッチング、第113回かんさつ会と同じように、留鳥も冬鳥もじっくりと行動観察し、発見することをテーマにします。かいぼりによって植生が変わった池での鳥たちの行動の変化。大規模な工事が続く、小鳥の森周辺での鳥たちの状況。バードウォッチングを通じて発見して楽しみながら、生きものと環境の関わりについて知る会にしたいと思います。

参考:昨年の1月24日に観られた鳥は以下の通りです。
オシドリ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、コサギ、オオバン、ツミ、ハイタカ、オオタカJ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ワカケホンセイインコ 以上35種

井の頭バードリサーチは井の頭公園の野鳥を365日毎日観察・記録しています。
以下ウェブサイトに記録を掲載していますのでご参照ください。。
http://birdimages.jp/inokashira/

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参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ) kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpへお送りください。
参加申込期限:2015年1月22日(木曜日)24時まで
(ただし、その締め切り前に定員が満員になることもあります。特に探鳥会の回は大人気です。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 ※9)以外は必須項目です。
1)「第117回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)双眼鏡の借用希望台数(貸出台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨であればかんさつ会は開催しますが、強い雨の場合は中止します。悪天候の場合は、当日の朝、このサイト上でお知らせします。

お問合せ

参加に関する問い合わせは kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)まで、かんさつ会の内容についてのお問合せ
joe@birdimages.jp(高野)までお願いします。(2014/12/24高野丈)

第117回井の頭かんさつ会レポート

第117回井の頭かんさつ会

「発見する!バードウォッチング」

平成27年1月24日(土)9:30~11:30

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
参加者:48名(大人41名+子ども7名)

レポート

117回目の井の頭かんさつ会のテーマは「発見する!バードウォッチング」。じっくり観察することで何らかを発見する野鳥観察会です。
ちょうど1年前、池には水がありませんでした。かいぼりの真っ最中だったからです。3月に水がはられ今日に至ったわけですが、かいぼりの効果は少なくありませんでした。池の中が外来種に席巻されて繁殖できなくなっていたカイツブリの個体数が増え、3ペアが繁殖を成功させました。池の水が澄み、水底まで光が届くようになって水草が豊富に生えました。絶滅したと思われていた水生植物も生えてきました。食べものが増えたことで池の水鳥たちは自然な行動を見せてくれ、さらにオカヨシガモという新たな仲間を迎えました。今まで井の頭池で越冬するカモはオナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロの4種でしたが、今季は1種増えたことになります。水草を食べ尽くしていたコイやザリガニを徹底的に駆除した成果があってか、カモたちは水草なのか、植物質の何かを食べています。
私たち井の頭かんさつ会が最初に世の中をちょっぴり良くできたのは、餌をやることをやめようというキャンペーンを2007年に実現し、それ以来井の頭公園で餌やりをする人が激減したことです。そのときに私たちが掲げていたのが、餌を与えるのではなく、かつての生態系を取り戻し、自然界の食物を増やして、カモに戻ってきてもらうというものでした。かいぼりを通じて、それがささやかながら結実したことになります。その感動を参加者に共有できたのが、今回のかんさつ会だったと思います。
森の鳥よりも池のことに重点を置き、ご案内したかんさつ会でした。(高野丈)

第116回井の頭かんさつ会のお知らせ

第116回井の頭かんさつ会

「見つけよう冬のいろいろ ~発見する自然観察~」

日時: 2014年12月20日(土曜日) 午後3時~5時
集合: 午後2時45分  井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員:40名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:筆記用具、飲み物、雨具(天候により)
お持ちなら観察用具(観察用ライト=懐中電灯、カメラ、ルーペ、双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:
右記をご覧ください
申し込み締め切り:2014年12月18日(木曜日)24:00

■忘年会
日時:2014年12月20日(土曜日) 午後5:30~7:30
会場:個室居酒屋「いちのじゅう」(「ロフト」の地下)
定員:30名
会費:4,500円前後(飲み放題。お酒を飲まない方は減額)
申し込み締め切り:2014年12月17日(水曜日)24:00

■ご案内
今回のかんさつ会は、自然観察そのものがテーマです。自然観察会というと、案内者が事前の下見で見つけておいた面白いことをご紹介する形が一般的です。しかしじつは、本番より下見のほうが自然観察的にははるかに面白いのです。面白いことを探していつもより深く自然を見つめると、それまで気づかなかったいろいろなことに気づき、疑問が次々に湧いてきます。そしてその疑問が新たな観察へとつながります。その楽しさを参加者の皆さんにも知っていただきたいのです。自由な心で、五感と好奇心・探究心を研ぎ澄まし、井の頭公園の自然をスタッフと一緒に見つめてみましょう。冬の夕暮れにも観察すべき面白いことがいくらでもあることに驚かれるでしょう。発見する自然観察のコツを理解すれば、あなたの自然観察はもっと楽しくなります。ご参加をお待ちしています。

観察会終了後は、年末恒例の忘年会です。じっくりお話ができるように、個室を予約しました。観察会で見つけた面白いこと、そしてもちろん今年のことや来年のことを、楽しく語り合いましょう。お酒を飲めない方やお子様の参加も大歓迎です。会費は飲み放題料金ですので、お酒を飲まない人には少しお安くします。小学生以下のお子様にはさらに配慮します(額は人数確定時に決定させていただきます)。こちらにもぜひご参加ください。

観察会と忘年会両方の参加はもちろん、観察会のみ、あるいは忘年会のみの参加も歓迎します。 申し込みの際は、観察会・忘年会両方か、どちらかだけか、はっきり分かるように書いてください。
会場準備の都合上、忘年会への参加申し込みは早めにいただけると助かります。忘年会の締め切りは観察会のそれより早くなっていますので、ご注意ください。 忘年会にご参加でお酒を飲まれない方は、申し込み時に必ずお知らせください。事前にお知らせいただいた場合のみ、会費をお安くします。
忘年会をキャンセルされる場合は早めにご連絡をお願いします。お店の準備が整った以降のキャンセルはできませんので、その場合は不参加でも会費をお支払いいただくことになります。ご了承ください。

■参加申し込み方法
eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局・大原 kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp までお送りください。
※申し込み先がたびたび変わって申し訳ありません。今回もいつもと違いますので、ご注意ください。
参加申込期限:上記(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

■メールに記入すべき項目
8)以外は必須項目です。

1)「12月20日の観察会と忘年会の両方に参加したい」/「12月20日の観察会にだけ参加したい」/「12月月20日の忘年会にだけ参加したい」のいずれかを明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡可能な携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
6-2)★忘年会にご参加でお酒を飲まない方は、ここに「お酒は飲まない」と書いてください。二人以上のご参加の場合は、飲まない方のお名前もお願いします。
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

■受付とその連絡
メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが受付担当に届かなければ受け付けません。 メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

■参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

■注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。夜の観察は昼の散歩よりはやや危険度が上かもしれません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

■お問合せ
問い合わせは大原 kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpまでお願いします。
(2014年11月30日 田中 利秋)

第116回井の頭かんさつ会レポート

第116回井の頭かんさつ会

「見つけよう冬のいろいろ」 発見する自然観察

平成26年12月20日(日)15:00~17:00

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
参加者:23名(大人20名+子ども3名)

レポート

12月はテーマ選びに悩みます。冬は生き物の動きが少ないのに加え、時間帯が夕方だからです。とはいえ、見るべきものがないわけでは決してありません。そこで今回は、対象を限定せず、自然の中に散りばめられている面白いことを見つける観察会を行うことにしました。「発見する自然観察」は井の頭かんさつ会設立時からのメインテーマです。自分で発見できる力があれば、自分の周りの自然のかけがえのなさや、そこに起きている問題に気づけるからです。
しかし、参加申し込みの勢いはいまひとつ。久しぶりに定員に届きませんでした。多くの人には、誰かが見つけた面白いことを教えてもらえる、勉強会のような観察会のほうが参加しやすいのかもしれません。しかも残念なことに当日は雨。申し込み者の4分の1ほどのキャンセルが出て、結果的には、雨天会場にちょうどよい人数になりました。
雨プロのメニューは4つでした。
1つ目は、井の頭池とそこの生き物が「かいぼり」後にどう変わったかについて、池での活動を続けてきた田中が話をしました。予想していなかったことがいろいろ起きましたが、良いことも悪いことも、自然や生き物を理解する上でいずれも貴重なことでした。見続けている人だけが気づくことができる、「発見する自然観察」の好例だと思います。

2つ目は、毎日野鳥を観察している高野が、「野鳥観察3つの謎」の話をしました。カモのエクリプス(オスがメスに似た羽になっている状態)の謎、ムクドリの(冬の繁殖行動?)の謎、(夜、三鷹駅前や吉祥寺駅前に集まって眠る)ハクセキレイの謎のお話でした。謎に気づくこと、疑問を持つことが、より詳しい観察の動機となり、新たな発見へとつながります。

3つ目は、公園の昆虫の観察を続けている高久が、「コシアカスカシバ」というスズメバチそっくりの蛾の観察体験を聞かせてくれました。10年前にそれを初めて見てから、しだいに発見を積み重ねて、その生態に迫っていく内容でした。参加者だけでなく、そんな蛾が井の頭公園にいることを知らなかったスタッフも話に聞き入りました。

そして、最後は実践編。
スタッフが事前に拾い集めておいた、いろいろな樹の落ち葉をテーブル上に広げ、いつもより仔細に観察してもらいました。視覚も触覚も嗅覚も使うと、形や色の違いだけでなく、それぞれがもついろいろな特徴に気づきます。顕微鏡も使って観察したので、毛の有無やその生え方の違いなどもはっきりわかりました。お話の間静かだった会場は、スタッフのリードで観察が始まると、驚きや感嘆の声で一気ににぎやかになりました。時間が短かくて皆さん少し物足りなさそうでしたが、落ち葉程度のものでも、よく観察すればいくつもの発見ができることはわかっていただけたと思います。

かんさつ会終了後は、保全活動班のメンバーも加わって、吉祥寺の店で忘年会。個室だったため、他の客の声に邪魔されることもなく、気兼ねも不要で、にぎやかで充実した会になりました。
2014年は念願の「かいぼり」が実現しました。2015年もきっと良い年になるでしょう。

(レポート:田中利秋)

第115回井の頭かんさつ会のお知らせ

第115回井の頭かんさつ会

動物園で日本の動物観察

~知っているようで知らない日本の動物たち~

日時: 2014年11月29日(土曜日) 午前10時~12時
集合: 午前9時45分  井の頭自然文化園 正門内側
*入園料を払って入園してお待ちください。
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
*参加費とは別に文化園の入場料がかかります。(一般\400、中学生\150、65歳以上\200)
持ち物:水分補給用飲み物、双眼鏡、筆記用具など

申し込み方法、問合せ先:
申し込み締め切り:2014年11月27日(木曜日)24:00

ご案内
井の頭かんさつ会は井の頭公園の様々な場所で観察を行ってきました。しかし、まだ手つかずの場所が意外なところにありました。そう、井の頭文化園(動物園)です。
今回の観察会は、ただ珍しい動物を見るのではなく、野生ではあまり見るとができない日本の動物をじっくり観察し、その生態や習性に切り込んでいきたいと思います。
彼らが普段どのような場所で何をエサにどんな暮らしているか一緒に考えてみましょう。

参加申し込み方法
eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当のkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお送りください。
参加申込期限:2014年11月27日(木曜日)24時まで
(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)
8)以外は必須項目です。

1)「第115回観察会に参加したい」(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)(必須)
3)住所(市区町村レベルまで。例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)(必須)
4)返信を希望するメールアドレス(必須、ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)(必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (必須、該当しない方は必須ではありません)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
基本的に雨天でも実施します。ただし、実施困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ
参加に関するお問い合わせはkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)まで、かんさつ会の内容に関するお問い合わせはkomachi@parkcity.ne.jp(小町)までお願いします。

(2014年11月4日 小町)

第115回井の頭かんさつ会レポート

第115回井の頭かんさつ会

「動物園で日本の動物観察」

知っているようで知らない日本の動物たち
平成26年11月29日(日)10:00~12:00

小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
参加者41名

レポート

井の頭かんさつ会は井の頭公園の様々な場所で観察を行ってきました。しかし、まだ手つかずの場所が意外なところにありました。井の頭自然文化園(動物園)です。今回の下見の際に、井の頭公園全体では小さな木が数本しかないと思われていたブナの大木をアナグマの檻の脇で発見しました。井の頭かんさつ会にとって、自然文化園の中がいかに秘境であるか象徴する出来事でした。
ほ乳動物は子ども頃から昔話などに登場するので、とても馴染みの深いものですが、野生の姿を見ることは中々難しいです。ところが動物園では夜行性の動物も含めて、間近でそういった動物が観察できる絶好の場所です。
井の頭自然文化園では、シカ・ノウサギ・タヌキ・キツネ・リス・ノネズミなど馴染みの深い生きものからアライグマ・ハクビシン・アカゲザルなど外来種も含めて日本に生息するほ乳動物だけで15種程度飼育されています。これらの動物をただ面白い、かわいいといった見方ではなく、その形態や習性などをじっくり観察してみました。
参加者41名が5班に分かれて観察をスタートしました。動物たちの足の違いや、顔の違い、食性の違い、単独行動か群れで生活するか、そういった観点で見ていくと普段見ている動物と違った姿が浮かび上がってきます。もちろん、アカゲザルの猿山やリスの小径で直に動物の行動を見ていると面白かったり、可愛かったりでつい見入ってしまいました。日本には生息していないですが、井の頭自然文化園の象徴的な存在であるアジアゾウのはな子もご紹介しました。
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残念ながら、後半は雨が降り出し、動物たちが中に入ってしまったりして、十分に見ることができなかった種もいますが、子どもも大人も時には声を上げ、観察し、その生態や生息環境を含めほ乳動物たちの魅力を十分に理解してもらえたと思います。
(小町友則)

第114回井の頭かんさつ会のお知らせ

第114回井の頭かんさつ会

―土の中の生き物をさがしてみよう―
井の頭公園最後の秘境「土の中」を徹底調査!!

日時: 2014年10月26日(日曜日) 午前10時~12時
集合: 午前9時45分  井の頭公園ボート乗り場前(予定)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
高久 晴子
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、ルーペ、筆記用具など)

申し込み方法、問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り:2014年10月24日(金曜日)24:00

ご案内

井の頭かんさつ会も今回で114回を迎えます。これまでのかんさつ会では野鳥、植物、夜の公園、井の頭池、昆虫などをテーマとしたものが多く、井の頭公園の空間ほぼすべてに及んでいます。ところが、私たちの足下、土壌・地中はこれまでただ1回テーマに上がっただけで(2011年6月の第73回で開催)、ほぼ手付かずの状態です。
土壌は植物の生育に必要不可欠で、落ち葉や枯れ枝、動物の死骸などが分解され、それがまた植物の栄養になっていく大切な場所です。今回のかんさつ会では、土をまず採取し、土壌の中にどんな生き物が潜んでいるのかを参加者全員でじっくり調べます。そして、場所によって土壌の中に潜む生き物に違いがあるか、さらにどんな場所に生き物がたくさんいるかを観察し、その生き物がどんな働きをしているのか、どんな場所が生き物にとって住みやすいのかを考えてみます。
ゲジゲジの仲間やミミズの仲間など、ちょっと気持ちが悪いと思ってしまう生き物もいますが、本当はよく観察していないだけかもしれません。日常生活では経験するきっかけがそうそうない地中の生き物探し、ぜひこの機会に一緒に取り組んでみましょう。皆さまのご参加をお待ちしています。

野外親睦会のご案内

かんさつ会終了後に公園内で野外親睦会を行いたいと思います。お気軽にご参加ください。
各人好きな食べ物、飲み物を持ち寄り、生き物のことや環境のことなど、かんさつ会スタッフとざっくばらんに語り合いましょう。銘酒、名店の味、自慢の手料理、おススメのスイーツなど差し入れ大歓迎です!
※もちろん手ぶらでも大歓迎です。近隣にコンビニエンスストアがありますので、食べ物は持参していなくても確保できます。

参加申し込み方法

満員御礼にて申込みを締め切りました。ありがとうございます。

8)以外は必須項目です。

1)「第114回観察会に参加したい」(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)(必須)
3)住所(市区町村レベルまで。例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)(必須)
4)返信を希望するメールアドレス(必須、ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)(必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (必須、該当しない方は必須ではありません)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、Facebook)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。

□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加に関するお問い合わせはkp582348@gj9.so-net.ne.jp(佃)まで、かんさつ会の内容に関するお問い合わせはmkt-sato@parkcity.ne.jp(佐藤)までお願いします。
(2014年10月7日 佐藤 誠)

第114回井の頭かんさつ会レポート

第114回井の頭かんさつ会

「土の中の生き物を探してみよう」

井の頭公園最後の秘境「土の中」を徹底調査!!
平成26年10月26日(日)10:00~12:00

佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
高久 晴子
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
参加者31名

レポート

秋晴れのすがすがしい空気の中、参加者31名とスタッフ12名の計43名が4班に分かれて定刻にスタートしました。
まず全員で、スタッフが前日に林の中に仕掛けたトラップを確認、ゴミムシの仲間がかかっているのを見て最初の歓声。その後各班ごとにそれぞれ落ち葉が積もって、生き物が隠れていそうな場所で、石をひっくり返したり、落ち葉をめくったり、土をほじくったりしながら肉眼で観察できる動物を探しました。班によって観られた動物は違いますが、ミミズ、ハサミムシ、ムカデの仲間、甲虫の幼虫、ザトウムシなどが観察できました。そして、ルーペや実体顕微鏡でなければ見えないような動物をあとでじっくり探すために、各班2箇所の土をポリエチレン袋に採取、文化交流広場のテーブルで再集合しました。
文化交流広場のテーブルでは、各班ごとに採取してきた土をふるいにかけ、動き出した小さな動物を割り箸でつまんだり、吸虫管で吸い取ったりして捕まえ、観察しやすいように水を入れた小容器に入れ、実体顕微鏡やルーペでじっくり観察しました。また場所によって生き物の種類や数がどう違っているのかを調べるため、資料を参考に何の仲間かを同定し、点数をつけてみました。
小さい生き物で見つかったのは、トビムシ、カニムシ、ヨコエビ、ワラジムシ、ヒメミミズ、クモ、アリ、シロアリ、ダニなどが見つかりましたが、そのなかでも初めて見たカニムシのサソリのような姿には皆びっくりしていました。
今回のかんさつ会で点数をつけた結果、場所によって違いはあるものの、全体的には井の頭公園は公園の中では比較的自然度が高く保たれているという、我々の感覚を裏付ける結果となりました。そしてこの貴重な自然を永く残して行くことが我々の務めであるとの思いも再確認されました。
今回、子供も楽しそうに生き物を捜してくれましたが、大人の皆さんが子供以上に楽しんで夢中になってくれたことが、主催者のわれわれの大きな喜びとなりました。(佐藤)

第113回井の頭かんさつ会のお知らせ

第113回 井の頭かんさつ会

「楽しむ♪野鳥観察会」

日時: 2014年9月27日(土・祝日)午前9:00~11:00(小雨決行、強雨の場合雨プログラム9:30~11:00)
集合: 午前8時45分 井の頭公園ボート乗り場前(七井橋渡ったところ、強雨の場合9:15集合です)
!!いつもと開催時間が異なりますので、よくご確認下さい!!
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内

高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

定員: 50名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具 双眼鏡など
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2014年9月25日(木曜日)24:00まで

ご案内

秋は身近な公園でのバードウォッチングが再びおもしろくなる季節です。
春に公園に立ち寄った夏鳥たちは繁殖地へ移動するために去りました。
秋は、繁殖を終えた夏鳥たちが再び姿を現します。越冬するために季節移動する途上、
井の頭公園のような身近な公園に立ち寄るのです。
井の頭かんさつ会恒例のバードウォッチングはこの9月で満9年になり、10年目に入ります。
観察経験の積み重ねとともにかんさつ会の内容も進化し、当初は季節移動の夏鳥や冬鳥、
珍しい鳥を探すことが主目的でしたが、今は見慣れていると思い込んでいて、
実はあまり観ていない普通種をじっくり観察し、発見することを重視する内容にしています。
また、植物や昆虫、クモなど、鳥類とほかの生き物とのつながりについてもこだわっていきたいと思います。
もちろん、季節移動の鳥類に出会うこともお目当ての一つです。
参考:昨年の9月27日はに観られた鳥は以下の通りです。
ヒドリガモ(初認)、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ(初認)、コガモ、キジバト、ゴイサギ、アオサギ、コサギ、ツツドリ、ツミ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、エゾビタキ、ムクドリ、スズメ、ワカケホンセイインコ 以上27種

姉妹グループの井の頭バードリサーチは井の頭公園の野鳥を365日毎日観察・記録しています。以下ウェブサイトに記録を掲載していますのでご参照ください。
http://birdimages.jp/inokashira/

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参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の佃和夫(つくだかずお)までお送りください。お申込みメールアドレス:kp582348@gj9.so-net.ne.jp
参加申込期限:2014年9月25日(木曜日)24時まで
(ただし、締め切り前に定員が満員になることもあります。特に探鳥会の回は大人気です。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目

9)以外は必須項目です。

1)「第113回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)双眼鏡の借用希望台数(貸出台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

中止の可能性について

雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加に関する問い合わせはkp582348@gj9.so-net.ne.jp(佃)まで、かんさつ会の内容についてのお問合せは
joe@birdimages.jp(高野)までお願いします。(2014/8/29高野丈)

第113回井の頭かんさつ会レポート

第113回井の頭かんさつ会

「楽しむ♪野鳥観察会」

日時:平成26年9月27日(土曜日)9:00~11:00
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

レポート

私が井の頭かんさつ会のメインのリーダーを初めて担当したのが、2005年9月開催の第4回でした。それから10年、かんさつ会は109回開催してきました。今回のテーマは10年前と同じ野鳥観察で、「楽しむ♪野鳥観察会」。10年前の会では、未熟な私は珍しい鳥や目立つ鳥を見つけることを目的や手段にしていました。当日は、1日中サンコウチョウを観察することができて、参加者は大満足でした。結果的には成功でしたし、井の頭公園の自然環境の貴重さを伝えることもできたのですが、今考えればギャンブルのようなものでした。
自然環境を評価するのは珍しい生きものの存在だけではありません。普通種とそれにつながっている生きものを含む生態系と、自然界の仕組みを知ることが大切です。また、珍しい生きものの観察は、見つけてしまえば、そこで満足してしまいがちです。五感を使って観察することで、その生きもののことをもっと深く知ることができます。手に取れない野鳥の場合は、視覚と聴覚しか使えませんので、じっくりと行動を観察することが大切です。「楽しむ♪バードウォッチング」はキジバトでも、ハシブトガラスでも、知っているようでまだまだ知らない生態を発見し、楽しむことを提案するものです。
当日は好天に恵まれました。参加者を4班に分け、探鳥を開始すると、早々にカワセミが現れてくれました。これをスワロフスキーの高性能なフィールドスコープでじっくりと観察することができ、上々のスタートでした。その後も、森ではアオゲラをじっくり観察でき、サクラの木ではモンクロシャチホコを捕食するツツドリを全員がスコープでじっくり観察できました。全体的にはそんなに鳥が豊富というわけでもなかったのですが、ポイントポイントでカギとなる鳥をじっくりと観察できたことに救われました。今回、フィールドへのインパクトと鳥を飛ばさないことに考慮し、各班が離れて行動するように心がけました。各班、観られた種はマチマチでしたが、それぞれ観察を楽しめました。
サクラがあるので、モンクロシャチホコがいて、それがツツドリの渡りを支えているという、生きもののつながりの一つをわかりやすく共有することができました。

(レポート:高野丈)