第120回井の頭かんさつ会レポート

第120回井の頭かんさつ会

■タイトル 「カイツブリと井の頭池」

■実施年月日 2015年4月26日(日)10:00~12:00

■参加者数  36名(大人30名、子ども6名)

■スタッフ数  かんさつ会スタッフ11名、特別スタッフ1名

■実施場所  ボート乗り場前(集合)→井の頭自然文化園水生物園→お茶の水池→ボート池

■実施レポート (作成:第120回企画担当 田中 利秋)
今回は井の頭かんさつ会10周年記念の観察会です。第1回は2005年4月24日の「カイツブリとその暮らし」で、増えた外来魚のせいで在来の小魚やエビが減り、それを餌にするカイツブリが暮らしにくくなってきていた時期でした。その後の当会などの外来魚駆除の努力にもかかわらず、状況はさらに悪くなり、井の頭池にカイツブリが1羽もいなくなった時期もありました。しかし2014年冬に「かいぼり」が実現して外来魚がかなり駆除されたため、現在はカイツブリが子育てをできる池に戻っています。

今回のテーマは関心が高く、募集開始後3日間で満員になりましたが、これまでの当会の活動に協力していただいた人たちにも参加してもらえました。第1回と同様な好天の下、4班に分かれて観察を行いました。現在の井の頭池には4組のカップルがなわばりを構えていて、すでにヒナが誕生しているカップルもあります。班ごとに、それらのカイツブリの行動や、かわいいヒナたちのようす、ヒナに懸命に餌を運ぶ親鳥たちを観察しました。

また、今回は特別に水生物園にも入園し、水生物館で飼育展示されているカイツブリで、潜水のようすをじっくり観察しました。そこには特別協力者のSさんがカイツブリの骨格標本を持って待機し、得意の潜水を可能にしている身体の造りについて説明してくれました。

その骨格標本は、井の頭池で昨年生まれたものの、途中で死亡してしまった幼鳥を標本にしてくれたものです。参加者の皆さんは、カイツブについてより詳しくなっただけでなく、カイツブリがさらに暮らしやすくなるためには池がさらに良くなる必要があることを理解してもらえたのではないかと思います。

第120回井の頭かんさつ会のお知らせ

第120回(10周年!)井の頭かんさつ会
「カイツブリと井の頭池」

日時: 2015年4月26日(日)午前10:00~12:00
場所: 都立井の頭恩賜公園
集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内人:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも
定員:35
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100
持ち物:筆記用具、飲み物、雨具(天候により)、双眼鏡(お持ちなら)
申し込み方法、問合せ先:下記をご覧ください。
申し込み締め切り:2015年4月24日(金)24:00まで

ご案内

第1回井の頭かんさつ会は2005年4月24日、テーマは「カイツブリ」でした。身近で観察でき、しかも観察する価値のある、じつに興味深い生き物だからです。それから10年の間に、井の頭池のカイツブリの状況は大きく変わりました。年々子育てが難しくなり、1羽もいなくなった時期もあります。しかし現在は10羽以上のカイツブリが暮らしています。昨年の1月~3月に「かいぼり」が行われた結果です。カイツブリを観ていると、水中を見なくてもそのようすが分かります。
 今度のかんさつ会はテーマを再びカイツブリとし、「カイツブリと井の頭池」と題しました。まず、カイツブリとはどんな鳥か、身体の造りや暮らしぶりが他の水鳥とはどう違うのか、じっくり観察しましょう。かわいいヒナや、親鳥の子育てのようすも見ることができると思います。そして、カイツブリの状況が変わったのは池の何が変わったからなのか、カイツブリにはどんな池が望ましいのか、はたして井の頭池はそんな池になったのか、考えてみましょう。1種類の生き物をいろいろな視点で観察する面白さを分かっていただけると思います。10年の間に、井の頭かんさつ会もメンバーが増え、それぞれが自然観察の経験を積んできました。そんなスタッフが総力で皆さんをご案内します。ぜひご参加ください。

【水生物園への入園について】

 【水生物園への入園について】:小学生以下を対象に子供班を設けます。子供班は水生物館のカイツブリを見に行くため、保護者には井の頭自然文化園への入園料が別途必要です(小学生以下は入園無料です)。入園を望まれない方には大人班に入っていただきますので、申し込み時にご希望をお知らせください。
 また、今後のお茶の水池のカイツブリの状況によっては、大人班も水生物園(分園)の岸辺からのほうが観察しやすくなる場合があります。その場合に水生物園への入園が可能かどうか(入園料を支払ってもよいかどうか)を申し込み時にお知らせください。成人の入園料は400円です。詳細は自然文化園のサイト http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/hours.html をご覧ください。

野外親睦会のご案内

天気が良ければ、かんさつ会終了後に公園内で恒例の野外親睦会を行います。申し込み不要です。お気軽にご参加ください。
各人好きな食べ物、飲み物を持ち寄り、生き物のことや環境のことなど、かんさつ会スタッフとざっくばらんに語り合いましょう。銘酒、名店の味、自慢の手料理、おススメのスイーツなど差し入れ大歓迎です!
※もちろん手ぶらでも大歓迎です。近隣にコンビニエンスストアがありますので、食べ物は持参しなくても確保できます。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原正子) までお送りください。
参加申込期限:2015年4月24日(金曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 ※10)以外は必須です。
1)「第120回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)。(必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう、携帯の番号が望ましいです。) (必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢。(該当する方)
7)水生物園への入園可否 「入園可能」、または「入園不可」とお答えください。
8)双眼鏡の借用希望台数(貸し出しの対象となる年齢は10歳以上です。貸出台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります) お持ちの方はゼロと書いてください。
9)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebook)など)(必須)
10)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

【受付とその連絡】

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。
メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

【参加者への詳細情報】

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

【注意事項】

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

【お問合せ】

お問い合わせは kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。
(2015/4/5 田中利秋)

 

第119回井の頭かんさつ会のお知らせ

第119回井の頭かんさつ会
「井の頭公園 花を愛でる観察会」 ~花と実のステキな関係~

日時: 2015年3月22日(日)午前10:00~12:00

場所: 井の頭公園
集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

定員:35名
参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
持ち物:筆記用具、観察用具(ルーペ、虫めがね、双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:下記をご覧ください。
申し込み締め切り:2015年3月20日(金)24:00まで

ご案内

ひっそりと、でも確実に春の足音が聞こえてきました。これから井の頭公園が一年で一番華やぐ季節を迎えようとしています。今年のお花観(はなみ)観察会は、例年より早く3月に早春の花を咲き取り(先取り?)し、観察したいと思います。今年のテーマは”花とその実”です。じっくり花を見ながら、どんな実ができるか想像してみましょう。もちろん、花の名前を覚えたい方、子どもと一緒に花を楽しみたい方も大歓迎です。それぞれに、きっと面白い発見があると思います。心躍る季節に美しい花々と共にスタッフ一同、皆さんの参加をお待ちしています。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原正子) までお送りください。
参加申込期限:2015年3月20日(金曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 ※9)以外は必須です。
1)「第119回観察会に参加したい」ことを明記してください。
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)。
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日の連絡のために携帯の番号が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
7)ルーペの貸出希望台数(ルーペをお持ちでない方の場合)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS[ツイッター、facebook]など)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

【受付とその連絡】

メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。
メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

【参加者への詳細情報】

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

【注意事項】

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

【お問合せ】

お問い合わせは kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。
(2015/3/4 小町友則)

第119回井の頭かんさつ会レポート

第119回井の頭かんさつ会

タイトル 「井の頭公園 花を愛でる観察会」 ~花と実のステキな関係~

■実施年月日 2015年3月22日(日)10:00~12:00

■参加者数  37名(大人33名、子ども4名)

■実施場所:     ボート乗り場前(集合)→井の頭池北岸 →野草園 →雑木林

 

■実施レポート (作成:第108回企画担当 小町 友則)

うららかな、春らしい天気の下、恒例の花を愛でる観察会を行いました。今年はちょっと早めに春を先取りした日程としましたが、急な暖かさのため、井の頭公園は開催前の1週間で開花が相次ぎ、華やかな観察会となりました。

 

今まで、花を愛でる観察会として、花の色、花の形、花の匂い、花の進化、花と生きものの繋がりなどをテーマに取り上げてきましたが、今年は「花と実のステキな関係」として、花が咲いた後にどういった実になるか分解したりしながら、観察してみることにしました。

 

今回は花を細かく見ていくことがテーマなので、少人数の班編成として、5班体制でご案内しました。スタート地点であるボート広場にも、多くの花が咲いていました。ヒサカキ、レンギョウ、ツルニチニチソウ、ユキヤナギ、サクラ(エドヒガン)などです。中でも面白いのが、カラスノエンドウの小さな花です。花を分解し、雌しべの元を見ると、もうマメのさやができています。更に良く観ると、その中に豆のような形もうっすら見えました。

 

橋を渡り、池の北岸では、ヒュウガミズキやヒイラギナンテンが咲いており、コブシ前では、コブシの花の原始的な構造と、別途採取したコブシの実と対比を行いました。またシラユキゲシの雌しべの子房の部分を割って、顕微鏡で観察してみました。すると、米粒のような小さな胚珠がいっぱい見られ、ケシの仲間は種子の数が多い事が納得できました。ミツマタやツバキを観察し、梅園へ向かうと、ウメやサンシュユのほか、オオイヌノフグリやキュウリグサといった小さく可憐な草花が咲いており、じっくり観察できました。今回、各班のリーダーは工夫をこらせて、梅干しやリンゴなどの果実を持ち込み、花と実の関係をわかりやすく解説を行っていました。

野草園では、アズマイチゲやイチリンソウ、ニリンソウ、カタクリ、クサノオウなどの山野草が咲き出しており、早春の雰囲気をたっぷり味わうことができました。

第118回井の頭かんさつ会のお知らせ

「冬の樹木」~ワクワク ドキドキ冬芽観察~

日時: 2015年2月28日(土)午前10:00~12:00
(雨天の場合雨プログラム10:00~12:00)

集合: 午前9時45分 井の頭公園ボート乗り場前!
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内

日置 日出男(森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導森林インストラクター)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃  和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

定員: 30名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具 双眼鏡・ルーペなど
申し込み方法: 問合せ先:下記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年2月26日(木曜日)24:00まで

ご案内

真冬の寒気の中、植物たちはどのようにして冬を過ごしているのでしょうか。じっとひたすら春を待っていると思われている植物たちですが、それぞれが春に向けての準備をしっかりと始めているのです。そんなことを探してみると、思いがけない発見が……毛皮を着た花の芽・擬宝珠のような形をした花の芽・何枚も洋服を着ている葉っぱの芽・細い針のような葉っぱの芽・勾玉のように先の曲がった葉っぱの芽・飴のようにべとべとした葉っぱの芽・可愛い双子のような葉っぱの芽……などなど芽一つとっても色・形・感触など本当に千差万別です。その一つ一つが春に向けての作戦に基づいた姿かたちになっているのです。また、葉痕(葉の落ちた後の模様)も興味深いものが数多く見られます。羊の顔そっくりの葉痕・オオカミの顔そっくりの葉痕・悪魔の顔に見える葉痕など、見る人によりそれぞれ違う物に見えたりと、とても楽しいひと時を過ごしてみませんか。

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ) kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpへお送りください。
参加申込期限:2015年2月26日(木曜日)24時まで
(ただし、その締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)
9)以外は必須項目です。

メールに記入すべき項目

1)「第118回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)ルーペの借用希望台数(貸出台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加に関する問い合わせは kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp

(大原)まで、かんさつ会の内容についてのお問合せはrsf44658@nifty.com(日置)までお願いします。(2015/2/4日置日出男)

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第118回井の頭かんさつ会レポート

第118回井の頭かんさつ会

「冬の樹木」
~ワクワク・ドキドキ冬芽観察~

2015年2月28日(土)10:00~12:00

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
日置 日出男(森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
参加者:36名(大人30名+子供6名)

レポート

少し気温は低めだったものの、お日さまも顔を見せ、風も強くない日でした。絶好のかんさつ日和のなか、楽しくもにぎやかな「冬の樹木」の観察会を開催しました。
今回の観察会は「冬芽・葉痕(ようこん)」など細かい部分の観察を中心に構成し、いつもより少なめの参加者で、じっくり取り組む趣旨で企画しました。そのため、参加者35名の少人数限定で開催しました。班分けは、大人の参加者中心の3班と、久しぶりに復活した「まっちさんの子ども班」を加えた4班編成としました。
大人班は、植物の冬越しについての話を資料を使って説明した後、観察を開始しました。最初に各班が向かったのは、七井橋の脇に生える「イロハモミジ」でした。参加者は、赤い小さな双子の冬芽のかわいさに感激しました。そして、次に観察した「トチノキ」の大きくべとべとした冬芽にはびっくりするなど、驚きと感動の連続でした。
参加者は真剣に冬芽を見つめ、葉痕をルーペで探し、「かわいい!本当に顔に見える」など大喜びしながら、自然の造形の美しさと不思議さを存分に味わっていました。
子ども班は、まっちさん特製の「妖精ビンゴ」で自然観察を楽しみました。子どもたちは25種のビンゴカードのうち、じつに19もの妖精(冬芽と葉痕)を見つけて大喜びしました。いつも感心するのですが、子どもたちは大人よりも自然に近い豊かな感性をもっているのでしょう。
自然の素晴らしさと楽しさに触れながらの2時間があっという間に過ぎた観察会でした。(レポート:日置、写真:上村)

第117回井の頭かんさつ会のお知らせ

「発見する!バードウォッチング」

日時: 2015年1月24日(土)午前9:30~11:30(小雨決行、強雨の場合中止)
集合: 午前9時15分 井の頭公園ボート乗り場前(七井橋渡ったところ)
!!いつもと開催時間が異なりますので、よくご確認下さい!!
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内

高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上健太(NACS-J自然観察指導員)

定員: 50名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具 双眼鏡など
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年1月22日(木曜日)24:00まで

ご案内

恒例となった冬のバードウォッチングです。前回秋のバードウォッチング、第113回かんさつ会と同じように、留鳥も冬鳥もじっくりと行動観察し、発見することをテーマにします。かいぼりによって植生が変わった池での鳥たちの行動の変化。大規模な工事が続く、小鳥の森周辺での鳥たちの状況。バードウォッチングを通じて発見して楽しみながら、生きものと環境の関わりについて知る会にしたいと思います。

参考:昨年の1月24日に観られた鳥は以下の通りです。
オシドリ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、コサギ、オオバン、ツミ、ハイタカ、オオタカJ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ワカケホンセイインコ 以上35種

井の頭バードリサーチは井の頭公園の野鳥を365日毎日観察・記録しています。
以下ウェブサイトに記録を掲載していますのでご参照ください。。
http://birdimages.jp/inokashira/

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参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ) kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpへお送りください。
参加申込期限:2015年1月22日(木曜日)24時まで
(ただし、その締め切り前に定員が満員になることもあります。特に探鳥会の回は大人気です。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 ※9)以外は必須項目です。
1)「第117回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)双眼鏡の借用希望台数(貸出台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。

□対象レベル・年齢について

関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨であればかんさつ会は開催しますが、強い雨の場合は中止します。悪天候の場合は、当日の朝、このサイト上でお知らせします。

お問合せ

参加に関する問い合わせは kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)まで、かんさつ会の内容についてのお問合せ
joe@birdimages.jp(高野)までお願いします。(2014/12/24高野丈)

第117回井の頭かんさつ会レポート

第117回井の頭かんさつ会

「発見する!バードウォッチング」

平成27年1月24日(土)9:30~11:30

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
参加者:48名(大人41名+子ども7名)

レポート

117回目の井の頭かんさつ会のテーマは「発見する!バードウォッチング」。じっくり観察することで何らかを発見する野鳥観察会です。
ちょうど1年前、池には水がありませんでした。かいぼりの真っ最中だったからです。3月に水がはられ今日に至ったわけですが、かいぼりの効果は少なくありませんでした。池の中が外来種に席巻されて繁殖できなくなっていたカイツブリの個体数が増え、3ペアが繁殖を成功させました。池の水が澄み、水底まで光が届くようになって水草が豊富に生えました。絶滅したと思われていた水生植物も生えてきました。食べものが増えたことで池の水鳥たちは自然な行動を見せてくれ、さらにオカヨシガモという新たな仲間を迎えました。今まで井の頭池で越冬するカモはオナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロの4種でしたが、今季は1種増えたことになります。水草を食べ尽くしていたコイやザリガニを徹底的に駆除した成果があってか、カモたちは水草なのか、植物質の何かを食べています。
私たち井の頭かんさつ会が最初に世の中をちょっぴり良くできたのは、餌をやることをやめようというキャンペーンを2007年に実現し、それ以来井の頭公園で餌やりをする人が激減したことです。そのときに私たちが掲げていたのが、餌を与えるのではなく、かつての生態系を取り戻し、自然界の食物を増やして、カモに戻ってきてもらうというものでした。かいぼりを通じて、それがささやかながら結実したことになります。その感動を参加者に共有できたのが、今回のかんさつ会だったと思います。
森の鳥よりも池のことに重点を置き、ご案内したかんさつ会でした。(高野丈)

第116回井の頭かんさつ会のお知らせ

第116回井の頭かんさつ会

「見つけよう冬のいろいろ ~発見する自然観察~」

日時: 2014年12月20日(土曜日) 午後3時~5時
集合: 午後2時45分  井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員:40名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:筆記用具、飲み物、雨具(天候により)
お持ちなら観察用具(観察用ライト=懐中電灯、カメラ、ルーペ、双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:
右記をご覧ください
申し込み締め切り:2014年12月18日(木曜日)24:00

■忘年会
日時:2014年12月20日(土曜日) 午後5:30~7:30
会場:個室居酒屋「いちのじゅう」(「ロフト」の地下)
定員:30名
会費:4,500円前後(飲み放題。お酒を飲まない方は減額)
申し込み締め切り:2014年12月17日(水曜日)24:00

■ご案内
今回のかんさつ会は、自然観察そのものがテーマです。自然観察会というと、案内者が事前の下見で見つけておいた面白いことをご紹介する形が一般的です。しかしじつは、本番より下見のほうが自然観察的にははるかに面白いのです。面白いことを探していつもより深く自然を見つめると、それまで気づかなかったいろいろなことに気づき、疑問が次々に湧いてきます。そしてその疑問が新たな観察へとつながります。その楽しさを参加者の皆さんにも知っていただきたいのです。自由な心で、五感と好奇心・探究心を研ぎ澄まし、井の頭公園の自然をスタッフと一緒に見つめてみましょう。冬の夕暮れにも観察すべき面白いことがいくらでもあることに驚かれるでしょう。発見する自然観察のコツを理解すれば、あなたの自然観察はもっと楽しくなります。ご参加をお待ちしています。

観察会終了後は、年末恒例の忘年会です。じっくりお話ができるように、個室を予約しました。観察会で見つけた面白いこと、そしてもちろん今年のことや来年のことを、楽しく語り合いましょう。お酒を飲めない方やお子様の参加も大歓迎です。会費は飲み放題料金ですので、お酒を飲まない人には少しお安くします。小学生以下のお子様にはさらに配慮します(額は人数確定時に決定させていただきます)。こちらにもぜひご参加ください。

観察会と忘年会両方の参加はもちろん、観察会のみ、あるいは忘年会のみの参加も歓迎します。 申し込みの際は、観察会・忘年会両方か、どちらかだけか、はっきり分かるように書いてください。
会場準備の都合上、忘年会への参加申し込みは早めにいただけると助かります。忘年会の締め切りは観察会のそれより早くなっていますので、ご注意ください。 忘年会にご参加でお酒を飲まれない方は、申し込み時に必ずお知らせください。事前にお知らせいただいた場合のみ、会費をお安くします。
忘年会をキャンセルされる場合は早めにご連絡をお願いします。お店の準備が整った以降のキャンセルはできませんので、その場合は不参加でも会費をお支払いいただくことになります。ご了承ください。

■参加申し込み方法
eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局・大原 kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp までお送りください。
※申し込み先がたびたび変わって申し訳ありません。今回もいつもと違いますので、ご注意ください。
参加申込期限:上記(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

■メールに記入すべき項目
8)以外は必須項目です。

1)「12月20日の観察会と忘年会の両方に参加したい」/「12月20日の観察会にだけ参加したい」/「12月月20日の忘年会にだけ参加したい」のいずれかを明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡可能な携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢
6-2)★忘年会にご参加でお酒を飲まない方は、ここに「お酒は飲まない」と書いてください。二人以上のご参加の場合は、飲まない方のお名前もお願いします。
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

■受付とその連絡
メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが受付担当に届かなければ受け付けません。 メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

■参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

■注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。夜の観察は昼の散歩よりはやや危険度が上かもしれません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

■お問合せ
問い合わせは大原 kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpまでお願いします。
(2014年11月30日 田中 利秋)

第116回井の頭かんさつ会レポート

第116回井の頭かんさつ会

「見つけよう冬のいろいろ」 発見する自然観察

平成26年12月20日(日)15:00~17:00

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
参加者:23名(大人20名+子ども3名)

レポート

12月はテーマ選びに悩みます。冬は生き物の動きが少ないのに加え、時間帯が夕方だからです。とはいえ、見るべきものがないわけでは決してありません。そこで今回は、対象を限定せず、自然の中に散りばめられている面白いことを見つける観察会を行うことにしました。「発見する自然観察」は井の頭かんさつ会設立時からのメインテーマです。自分で発見できる力があれば、自分の周りの自然のかけがえのなさや、そこに起きている問題に気づけるからです。
しかし、参加申し込みの勢いはいまひとつ。久しぶりに定員に届きませんでした。多くの人には、誰かが見つけた面白いことを教えてもらえる、勉強会のような観察会のほうが参加しやすいのかもしれません。しかも残念なことに当日は雨。申し込み者の4分の1ほどのキャンセルが出て、結果的には、雨天会場にちょうどよい人数になりました。
雨プロのメニューは4つでした。
1つ目は、井の頭池とそこの生き物が「かいぼり」後にどう変わったかについて、池での活動を続けてきた田中が話をしました。予想していなかったことがいろいろ起きましたが、良いことも悪いことも、自然や生き物を理解する上でいずれも貴重なことでした。見続けている人だけが気づくことができる、「発見する自然観察」の好例だと思います。

2つ目は、毎日野鳥を観察している高野が、「野鳥観察3つの謎」の話をしました。カモのエクリプス(オスがメスに似た羽になっている状態)の謎、ムクドリの(冬の繁殖行動?)の謎、(夜、三鷹駅前や吉祥寺駅前に集まって眠る)ハクセキレイの謎のお話でした。謎に気づくこと、疑問を持つことが、より詳しい観察の動機となり、新たな発見へとつながります。

3つ目は、公園の昆虫の観察を続けている高久が、「コシアカスカシバ」というスズメバチそっくりの蛾の観察体験を聞かせてくれました。10年前にそれを初めて見てから、しだいに発見を積み重ねて、その生態に迫っていく内容でした。参加者だけでなく、そんな蛾が井の頭公園にいることを知らなかったスタッフも話に聞き入りました。

そして、最後は実践編。
スタッフが事前に拾い集めておいた、いろいろな樹の落ち葉をテーブル上に広げ、いつもより仔細に観察してもらいました。視覚も触覚も嗅覚も使うと、形や色の違いだけでなく、それぞれがもついろいろな特徴に気づきます。顕微鏡も使って観察したので、毛の有無やその生え方の違いなどもはっきりわかりました。お話の間静かだった会場は、スタッフのリードで観察が始まると、驚きや感嘆の声で一気ににぎやかになりました。時間が短かくて皆さん少し物足りなさそうでしたが、落ち葉程度のものでも、よく観察すればいくつもの発見ができることはわかっていただけたと思います。

かんさつ会終了後は、保全活動班のメンバーも加わって、吉祥寺の店で忘年会。個室だったため、他の客の声に邪魔されることもなく、気兼ねも不要で、にぎやかで充実した会になりました。
2014年は念願の「かいぼり」が実現しました。2015年もきっと良い年になるでしょう。

(レポート:田中利秋)