第140回井の頭かんさつ会のお知らせ

第140回井の頭かんさつ会
「土に暮らす生き物 〜土壌動物を探そう〜」
日時: 2016年12月18日(日曜日)午前10:00~12:00
(小雨決行)
集合: 9時45分 井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
定員:15名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:筆記用具、観察道具(ルーペ、カメラなど)
ご案内
落ち葉の下、土の中にはアリなどの昆虫やクモ、トビムシなど
様々な種類の生き物が暮らしています。
井の頭公園の中でも、場所によってその種類や数は様々です。
生き物の種類が多いほど豊かで多様性のある土といえますが、
井の頭公園の中で豊かな土はどこの土で、どんな生き物が暮らしているでしょうか?
一緒に調べてみましょう。
参加申し込み方法
下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。
井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2016年12月15日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がまったくないわけではありません。自分の身は自分で守る心構えでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。申込者にメールにて連絡いたします。

お問合せ
kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2016/11/29 村上健太)

第139回井の頭かんさつ会レポート

第139回井の頭かんさつ会 

タイトル 葉っぱの色葉(イロハ) ~落ち葉のアルバム作り~

■実施年月日  2016年11月27日(日)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者 42名(大人30名、子ども12名)

スタッフ数 10名

■実施場所: ボート乗り場前(集合)→井の頭池北岸 →分園西側入口前 →御殿山雑木林 →西園グランド

■実施レポート(作成:第139回企画担当 小町 友則)

今回の井の頭かんさつ会は落ち葉をテーマにして、葉っぱのイロハ(基本)を理解してもらえるような内容で企画しました。

週間予報から雨マークが消えず、当日も朝のうち雨がぱらつくこともありましたが、開始時には薄日も差し、気温も上がり、むしろ快適な気候でした。心配していた落ち葉もほとんど濡れてなく、かんさつ会の進行には全く問題がありませんでした。

参加者のミッションは、予め用意したイラストと同じ落ち葉を拾い、じっくりと観察し、ポケットアルバムに収め、落ち葉のフィールド図鑑を作っていくことです。設定した樹種は、ソメイヨシ、ケヤキ、ムクノキ、エノキ、アキニレ、イロハモミジ、カジカエデ、ハナノキ、イタヤカエデ、トウカエデ、コナラ、ピンオーク、アカシデ、イヌシデ、コブシ、カツラ、ミズキ、イチョウの18種としました。

4班に分かれて参加者をご案内しました。リーダーが葉っぱの役目や紅葉の仕組みなど基本的な説明を行い、葉っぱの特徴を一種ずつ丁寧に解説し、参加者はそのヒントで落ち葉を見分けて拾います。人間の採集本能をくすぐるのか、大人も子どもも落ち葉収集に夢中になっていました。

落ち葉にも個性があり、見た目の色・形だけでなく、鋸歯の形、葉脈の入り方、透かして見た時の色合い、質感、ザラザラやフワフワの感触、匂いなど、それぞれの葉っぱの特徴が分かると親しみが感じられます。参加者にもそれが次第に伝わったようで、落ち葉の個性を楽しみながら、アルバム作りを行いました。

途中、七井橋や弁天橋の上から岸を眺めると、見事な紅葉が見られました。葉っぱをじっくりと観察することと、遠目で見た時の感じを結びつけてもらいました。

最後に西園のグランドで振り返りとして、18種の復習を行い、見事に全問正解。友達が増えた感覚です。じっくりと自然を観察することの面白さ、大切さが十分に伝わったと思います。

 

 

====・・・・====

今回の井の頭かんさつ会は公園の自然を楽しんでもらうことが大きな目的の1つでした。そういった中で、今回のように自分で楽しみながら葉を集めて観察することは、自然が好きになるきっかけとなったと思います。また、多くの樹種の葉っぱが拾える井の頭公園の環境はとても大切です。落ち葉も分解されて土壌になることから、生物の多様性を維持する重要な要素の1つです。必要以上に掃き過ぎないことも大事だと思います。

====・・・・====

第139回井の頭かんさつ会のお知らせ

第139回井の頭かんさつ会
「葉っぱの色葉(イロハ)~落ち葉のアルバム作り~」
日時: 2016年11月27日(日曜日)午前10:00~12:00
(雨天の場合も室内でのプログラムで実施します。同じ場所に集合ください)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

定員:35名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:筆記用具、観察用具(ルーペ、虫めがね、双眼鏡など)

ご案内

秋たけなわ、すっかり寒くなってきて、井の頭公園の木々も少しずつ、黄色や赤に色づきはじめました。今回の井の頭かんさつ会では、色づいた木々を鑑賞しながら、落ち葉を集め、落ち葉のアルバムを作ってみたいと思います。アルバムを作りながら、じっくり観察し、葉っぱの形、色、特徴など、葉っぱのイロハ(=基本)を勉強してみたいと考えています。。
井の頭公園で樹木の名前を覚えたい、葉っぱことをもっと知りたい、親子で綺麗な落ち葉を集めてみたい、のんびりと井の頭公園の紅葉を楽しみたい、どんな目的のかたも大歓迎です。ふるってご参加ください。

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。
井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2016年11月24日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がまったくないわけではありません。自分の身は自分で守る心構えでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。申込者にメールにて連絡いたします。

お問合せ
petittown@jcom.zaq.ne.jp(小町)までお願いします。
((2016/10/29 小町友則)

 

第138回井の頭かんさつ会レポート

第138回井の頭かんさつ会

タイトル 実りの秋〜木の実 草の実いろいろ〜

■実施年月日 2016年10月9日(日)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者 17名(大人11名、子ども6名)

案内人 井の頭かんさつ会スタッフ9名

■実施場所: ボート乗り場前(集合)→井の頭地区公会堂(実施および解散)

■実施レポート (作成:第138回企画担当 村上 健太)

秋雨前線の通過による雨が朝から降り始め三鷹市に雷注意報が出たため、室内でのスライドや事前に用意した木の実草の実を観察する屋内プログラムに変更しましたが、荒天などによるキャンセルが相次ぎ、参加者は申し込みの半分以下の17名となりました。

しかしながら、この17名の意欲は高かったです。最初の40分ぐらいは木の実の画像スライドや動画を用いて、井の頭公園の木の実草の実を説明しました。その後調理・アク抜き加工をしておいたカヤの実、マテバシイのクッキー、スダジイなどを希望者に食べていただきました。(ナッツアレルギーの他、クッキーの乳・卵・小麦粉アレルギーの注意喚起を行いました。小麦アレルギーのお子さん一人は食べなかったです。また手の消毒のため、アルコール除菌ティッシュを用意しました)

その後、様々な木の実草の実を4つのテーブルで観察しました。トチの木はアク抜きすれば栃餅などに加工して食べられるが、生での食用には向かないと説明すると、「せっかくなので食べてみたい」という参加者が多かったので、ほんの少しずつ食べてアクの強さを体感して頂きました。またガマズミやムクなど食べられるものは食べてみたいと意欲的な参加者が多く、自己責任の上食べていただきました。(事前にガマズミなど食べられる実とヨウシュヤマゴボウなど有毒な実について説明しました)

参加者は食べる以外でもイロハカエデの実が回転しながら落ちる様や、イイギリの実には多くの種が入っていること、ヤブランの実が思ったほど弾まないなど、実際に実を触ったり分解したり、投げてみたりと、様々な角度から実に接して楽しんでいました。

 

====・・・・====

雨だったので、実際に実がなっているところは観察できませんでしたが、逆に腰をおちつけてじっくりと種の様子を観察できました。参加者の一人が「屋内での観察は集中できることが良いですね」と言っていたことが嬉しかったです。ただ見る・観察するだけでなく、割ってみたり、つぶしてみたり、匂いを嗅いでみたり、食べてみたりと自然に対して五感を使って接することができたので、参加者の皆さんの自然体験の幅が広がったのではないかと思い、もっと自然や井の頭公園を好きになってくれることを期待したいです。(ただし通常は公園での植物採取は禁止であると事前にお伝えしています)

====・・・・====

 

第138回井の頭かんさつ会のお知らせ

第138回井の頭かんさつ会
「実りの秋〜木の実 草の実いろいろ〜」
日時: 2016年10月9日(日曜日)午前10:00~12:00
(小雨催行、雨天の場合は室内プログラムを実施予定)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
大橋 博資
上村 肇
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

定員:32名
対象:どなたでも(小学生以下は要保護者同伴)
持ち物:飲み物、観察道具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)

ご案内

井の頭公園にも実りの秋がやってきます。木や草に色とりどりの実がつきます。
それらは鳥によって食べられるもの、風や水の流れに乗って移動するもの、
人にくっつくなど、様々な方法で広く種を撒き散らします。
いろいろな実を見て触って食べて?実で秋を味わいましょう。

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。
井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2016年10月6日(木曜日)24:00まで
(ただし、締め切り前に満員で受付終了になることもあります。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのそれ以外の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
問合せ先:下記をご覧ください

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がまったくないわけではありません。自分の身は自分で守る心構えでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、台風の接近通過など、荒天の場合は中止することがあります。その場合、申込者にはメールにてご連絡いたします。

お問合せ
kentax.high@gmail.com(村上健太)までお願いします。
(2016/9/19 村上健太)

 

第137回井の頭かんさつ会レポート

第137回井の頭かんさつ会

■タイトル:「クモ―その神秘な世界をのぞく―」

■実施年月日: 2016年9月17日(土)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者 16名(大人12名、子ども4名)

案内人 井の頭かんさつ会スタッフ10名

■実施場所: ボート乗り場前(集合)→ 弁天池北岸 →お茶の水手前

→御殿山 →玉川上水 → 小鳥の森(解散)

■実施レポート (作成:第137回企画担当 佃 和夫)

今回は2度目、2年ぶりのクモをテーマの観察会でした。都合で2班だけの編成にせざるを得なくて普段よりは少なめ、参加者は3名の欠席者を除き16名でした。

幸い好天に恵まれ、様々なクモに出会えました。まずオープニングでクモの体や雌雄の見分け、網の様々など観察に必要な基本事項をごく短時間で解説してから出発しました。

ギンメッキゴミグモの銀色に輝く背中(腹部)と精巧で美しい円網に目を見張る参加者が多かったです。網のいろいろなタイプすなわち縦の正常円網、水平円網、一見でたらめのようで、実は巧妙な仕掛けの不規則網、ヒラタグモの受信アンテナつき網のなどを見ていただきました。観察のかたわら誤解されることが多い。本当のクモの生態を解説し、クモが農業益虫としても活躍していること、なども実物を見ながらおはなししました。

観察できたクモのうち主なものは、ジョロウグモ、

ズグロオニグモ、ギンメッキゴミグモ、

アシナガグモ、シロカネグモsp、ヨツテゴミグモ、

コガタコガネグモ、

ウズグモ(以上は円網を張るクモ)、チリイソウロウグモ、シロカネイソウロウグモ(以上は円網に居候)、ヒメグモ、オオヒメグモ、クサグモ、コクサグモ、(以上は不規則網や棚網)ジグモ、キシノウエトタテグモ(以上は地中性のクモ)受信糸網のヒラタグモ、条網を使うオナガグモおよび徘徊性のハエトリグモの仲間も数種類やササグモも見ることができました。

クモというと普段は何となく遠ざけていたり、嫌っている人が多いようです。しかし何人もの参加者が目から鱗で誤解が解けたと述べられ、この観察会によってクモのよき理解者になって頂けたことと思います。そしてクモの巣はクモが蚊やハエを捕らえてくれる道具であり、それがあることは「だらしないこと」や「汚れ」の象徴ではなく風景の一つと理解いただけたと思います。

 

 

 

第137回井の頭かんさつ会のお知らせ

第137回井の頭かんさつ会
「クモ―その神秘な世界をのぞく―」
日時: 2016年9月17日(土曜日)午前10:00~12:00
(小雨催行、雨天の場合は室内プログラムを実施予定)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

定員:15名
持ち物:飲み物、蚊除け、観察用具(ルーペ・虫眼鏡など―貸し出し用も若干あります―)、筆記用具

ご案内

弥生時代の銅鐸(どうたく)には蜘蛛と蟷螂(クモとカマキリ)が描かれているものがあります。これらの虫は稲作の害虫を退治してくれる頼りになる味方だったからでしょう。それなのに今の時代、クモが嫌いとか怖いという人が多いようです。それはクモのことを知らないからではないでしょうか。昔から繋がりが深かったクモのことを私たちは意外に知りません。いろいろなクモがそれぞれ不思議な行動や巧みな暮らし方をしています。今回はそんなクモの神秘の世界へご案内します。

参加申し込み方法

下記のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)
お申し込みはお子様とご参加の場合でも保護者のお名前でお願いします。必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
※もし、既に定員に達している場合には、申込みページにアクセスした際にメッセージが表示されます(申込みフォームは表示されません)。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2016年9月14日(水曜日)24:00まで
(ただし、締め切り前に満員で受付終了になることもあります。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのそれ以外の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
問合せ先:下記をご覧ください

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください
特に小さなお子さんを連れた参加の場合、保護者の方が安全性を確保するようお願いします。

□対象レベル・年齢について
幼児~大人を対象とし、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

□中止の可能性について
雨天の場合も室内プログラムを実施します(集合場所は同じ)。ただし、気象警報発令などそれも困難な荒天の場合は中止することがあります。

お問合せ
kztsukuda@hi-ho.ne.jp(佃和夫)までお願いします。
(2016/8/20 佃和夫)

第136回井の頭かんさつ会のお知らせ

第136回井の頭かんさつ会
「夜に活動する生き物たち
日時: 2016年8月13日(土曜日)午前18:30~20:30
(小雨決行、強雨の場合は中止します)
集合: 18時15分 井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員

定員:40名
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け、懐中電灯(ライト)
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)

ご案内

今年も8月は大人気「夜の観察会」です。公園で闇にうごめく昆虫や鳥・動物、夜に咲く花など、いつも見慣れた昼とは別の顔を見せる夜の公園をご案内します。
植物にとっては光合成ができない時間帯。動物にとっては眼で場所や食べ物・捕食者を見つけづらい時間帯です。それでも夜に活動するのはなぜでしょうか?
夜の生き物を観察しながら、それらの理由を考えてみると、もっと生き物の不思議な世界が見えてきます。

JTP150808_9555.jpgJTP150808_9534.jpg

参加申し込み方法

下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(URLをクリックするとページが立ち上がります)
必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

LinkIcon井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2016年8月10日(水曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員にあることもあります。例年、8月の夜の観察会は人気があります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのそれ以外の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
問合せ先:下記をご覧ください

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください
 特に小さなお子さんを連れた参加の場合、保護者の方が安全性を確保するようお願いします。

□対象レベル・年齢について
 幼児~大人を対象とし、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。

□中止の可能性について
  小雨の場合は実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。
お問合せ
kentax.high@gmail.com(村上健太)までお願いします。
(2016/7/16 村上健太)

第136回井の頭かんさつ会レポート

第136回井の頭かんさつ会レポート

「植物と動物の夜の不思議」

日時:2016年8月13日(土)18:30~20:30

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

参加者57名(大人31名、子供26名)

レポート

8月恒例の夜の観察会は今年も大人気です。総勢68名の大集団となりました。これを4つの班に分けて、班ごとに違う色のライトリング(発光する腕輪)をつけて出発です。(ライトリングは7歳以上対象の商品のため、未就学のお子さんには夜光塗料のシールを貼った首かけ飾りをお渡ししました。)
ボート乗り場からスタートして七井橋に移るとじきに暗くなり(当日の東京の日没は18:33)、ハトがねぐらに帰る一方で夜行性のゴイサギが活動を始めるという、鳥の交代劇が見られました。参加者からは「昼間いるカモはどこで寝ているの」と突っ込んだ質問がでるなど、関心の高さを感じました。
足下の橋の欄干ではズグロオニグモが網を張って獲物を待ちます。昼間に一定の区画の網を取り除いておいたので、網を張る途中のクモや張りたての網を見ることができました。張りたての網は綺麗な円形で、その美しさに参加者は感心していました。
1週間前の下見では、水面をライトで照らすとミジンコなどのプランクトンが集まり、それに引かれてモツゴなど魚も集まったので本番でもやってみましたが、思うように集まりませんでした。その理由は水温?水の透明度?正解はわかりませんが、参加者と一緒に考えて生き物の不思議を実感できました。
暗くなるとアブラコウモリが飛び回り始める時刻です。コウモリを初めて見たという参加者や、見てはいたけれど蛾だと思っていた方もいて、今回の観察を通じて夜の生き物に対する体験が広がって良かったと思います。
夜に花が咲くカラスウリは注目の観察対象ですが、他の木々を覆ってしまう雑草です。公園事務所に今回の観察会のためにカラスウリを除草しないでいて頂いたため、きれいな花を観察できました。レースのような繊細で美しい花を初めて見たという大人の参加者も多く、「普段通っている道なのに全然気づかないけれど、改めて観察するといろんな生き物がいることが分かった」と嬉しい感想を聞くことができました。
カタバミの就眠運動といった、昼夜で変化する植物も観察しました。
観察最後の山場は御殿山や第二公園でセミの羽化観察です。今年は例年より実施時期が遅かったからか羽化するセミの数が少なかったですが、それでも羽化のために木に登るもの、上半身だけが出て来たもの、翅を伸ばし途中のものなど何匹も見つかり、それぞれの班がじっくりと観察できました。羽化のための木に向かう幼虫に対して参加者のお子さんが声援を送る姿は微笑ましいものでした。御殿山でも第二公演でも特定の木で多く羽化が行われるようで、それはなぜかという疑問も出てみんなで理由を考えました。
御殿山から第二公園に移動する途中の玉川上水では、ライトを消して暗がりを体験しました。街灯に照らされた夜しか知らない子供たちは、最初怖々でも大人の手を握って歩きました。生き物ではないですが、子供にとって暗がりを体験する良い機会になったと思います。
今回の参加者は小さなお子さんが多く、夜の井の頭公園に初めて来た子が多かったように思います。子供にとって、昼と夜の環境が違うこと、昼とは生き物がいることをまず体験してもらえたことが良かったです。大人の方で普段から夜の公園を通っている人でも夜に自然観察をしたことがある人は少なく、カラスウリやコウモリを初めてみたという声が聞かれ、参加者の自然体験の幅が広がったことを嬉しく思います。

(村上)

 

第136回井の頭かんさつ会のお知らせ

第136回井の頭かんさつ会
「夜に活動する生き物たち」
日時: 2016年8月13日(土曜日)午前18:30~20:30
(小雨決行、強雨の場合は中止します)
集合: 18時15井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員

定員:40名
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け、懐中電灯(ライト)
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)

ご案内

今年も8月は大人気「夜の観察会」です。公園で闇にうごめく昆虫や鳥・動物、夜に咲く花など、いつも見慣れた昼とは別の顔を見せる夜の公園をご案内します。
植物にとっては光合成ができない時間帯。動物にとっては眼で場所や食べ物・捕食者を見つけづらい時間帯です。それでも夜に活動するのはなぜでしょうか?
夜の生き物を観察しながら、それらの理由を考えてみると、もっと生き物の不思議な世界が見えてきます。

参加申し込み方法

下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(URLをクリックするとページが立ち上がります)
必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2016年8月10日(水曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員にあることもあります。例年、8月の夜の観察会は人気があります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのそれ以外の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
問合せ先:下記をご覧ください

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について

観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください
特に小さなお子さんを連れた参加の場合、保護者の方が安全性を確保するようお願いします。

□対象レベル・年齢について
幼児~大人を対象とし、小学6年生以下は保護者同伴でご参加ください。

□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。
お問合せ
kentax.high@gmail.com(村上健太)までお願いします。
(2016/7/16 村上健太)