第191回実施レポート

■タイトル コケ入門

■実施年月日 2022年6月26日(日) 10時~12時

■参加者数 一般参加者 19名(大人15名、子供4名)

       井の頭かんさつ会スタッフ10名

■実施場所: 井の頭公園駅→神田川左岸ケヤキ並木→ボート池南岸→日本庭園→

       井の頭弁財天境内→日本庭園

■実施レポート

 梅雨の雨で生き生きとするコケをテーマにかんさつ会を企画しましたが、実施日前から晴天が続き実施日にはコケも乾燥し、ベストとは言えない酷暑の中での開催でした。

 コケをテーマにかんさつ会を開催するのは第191回目で初めてで、スタッフも1か月前から猛勉強しなんとか無事に終えることができました。

 コケの種を同定するのはかなり難しいので、コケをルーペやデジタル顕微鏡、カメラのマクロ撮影などを駆使しじっくり観察しコケの美しさ、姿の面白さを知ってもらうことを主眼に井の頭公園でよく見られる約10種のコケを観察しました。

 スタート直後の井の頭線のガードのセメントに生えている褐色のコケに霧吹きで水分を与えると緑色に変わることや、それをルーペでじっくり見るとスギゴケの仲間がきれいな放射状の姿をしていることに

思わず「きれい」と声をだしたり驚いたりしました。

 次のケヤキ並木ではケヤキの樹幹に数種類の蘚類と1種類の苔類を確認、蘚類の胞子体も観察しました。日本庭園では地面に生えた鳥の羽のようなコケや小さな丸い葉が連なったコケなどが見つかりました。井の頭弁財天の境内では苔類のゼニゴケやジャゴケの仲間も観察できました。

 暑い中、参加者の方が熱心にときには地面に這いつくばってルーペで観察してくださったりとあっという間の2時間が過ぎ無事終了となりました。

■所感

 初めてのコケでうまく説明できるか不安でしたが、参加者の皆さんが非常に熱心に観察してくださり、また喜んでくださったので、また適当な時期にコケのかんさつ会を実施しようと思いました。

第191回井の頭かんさつ会のお知らせ

第191回井の頭かんさつ会
「コケ入門」

日時:6月26日(日)10:00~12:00(小雨決行)
集合:9時45分ボート乗り場前 → 井の頭線 井の頭公園駅前 に変更
 
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
 
案内者
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
日置 日出夫(森林インストラクター)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一
荻窪 菜緒(NACS-J自然観察指導員)
安部 順子
 
対象者:小学生以上
定員:20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(ルーペ、筆記用具など)
 
内容
梅雨が近づいてきました。雨が降ると生き生きと緑に輝くコケ。
井の頭公園にも普段はあまり目にきませんがたくさんの種類のコケがはえています。
そんな目立たないコケをたまには主役にして観察してみませんか。
 どんな場所に、どんな形で生活しているのか、あっと驚くように美しいコケを発見できるかもしれません。

参加申し込み方法 
下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)
必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

https://pro.form-mailer.jp/fms/f428df45256647
(井の頭かんさつ会参加申込みページ)

参加申込期限:2022年6月22日(水曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また現在定員を少なくしています。申し込みはお早めにどうぞ。)

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 新型コロナ感染症対策のため、小学生以上を対象とします。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。
屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ※参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。個人情報を伏せた上でスタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

■COCOAについて
・厚生労働省の「新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA)に登録することで感染拡大防止に役立ちます。
 ※登録を強制するものではありません。

お問い合わせは mktsato310@gmai.com(佐藤)までお願いします。
(2022/6/6 佐藤 誠)

第189回井の頭かんさつ会のお知らせ

第189回井の頭かんさつ会 
花と環境 どこにどんな花が咲いている?

日時: 2022年4月16日(土)10:00〜12:00(小雨決行)
集合: 9時45分 ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会

案内者
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一
荻窪 奈緒(NACS-J自然観察指導員)

対象者:中学生以上のどなたでも
定員:20名
参加費(保険代・資料代など):300円
持ち物:観察用具(カメラ、ルーペなど)

ご案内
コロナ禍で活動が制限され、しばらく中止をしていましたが、対応策を講じて再開します。
春は毎回、テーマで花を取り上げていますが、今年は花と環境を取り上げてみたいと思います。
井の頭公園でも草原の環境、森林性の環境、公園外では街中の厳しい環境があります。
春の花を楽しみつつ、それぞれの環境で咲く花を観察し、その植物の持つ性質や生活環を考えてみましょう。
街中のスミレも観察予定です。

注意:
今回は街中での観察が多いので、対象年齢を中学生以上とします。今後運営方法を検討するなどして対象年齢拡大を検討しますが、楽しみにしていたお子様たちには申し訳ありません。ご了承ください。

参加申し込み方法 
申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)

必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。

申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)

参加申込期限:2022年4月13日(水曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また現在定員を少なくしています。申し込みはお早めにどうぞ。)

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。

屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ・参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。当会で情報を集約し、個人情報を伏せた上で
 スタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

お問い合わせは petittown@jcom.zaq.ne.jp(小町)までお願いします。
(2022/3/27 小町友則)

2月の井の頭かんさつ会「冬芽の世界」中止のお知らせ

2/20を予定していた井の頭かんさつ会「冬芽の世界」~ワクワク驚きの世界を体験!~は新型コロナウィルスのオミクロン株の感染急拡大により、残念ですが中止することになりました。お知らせが遅くなり申し訳ありません。ぎりぎりまで開催の判断を待ってみましたが、なかなか状況が改善されないため中止の判断となりました。

来月以降の井の頭かんさつ会の予定については、また詳細が決まりましたらこのホームページでお知らせします。

立春を過ぎ、少しずつ春の気配を感じるようになってくる頃。まだまだ寒い日が続きますが、お体に気をつけながらお過ごしください。

第183回井の頭かんさつ会のお知らせ

第183回井の頭かんさつ会 
花の名前

日時: 2021年4月18日(日)10:00〜11:30(小雨決行)
集合: 9時45分 ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一
荻窪 奈緒(NACS-J自然観察指導員)

対象者:小学4年生以上(小学生は要保護者同伴)
定員:20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(カメラ、ルーペなど)

ご案内
緊急事態宣言が発令していたためしばらく中止をしていましたが、対応策を講じて再開します。
春は毎回、テーマで花を取り上げていますが、今年は花の名前を取り上げてみたいと思います。
名前はそのものを他と区別するために非常に大切なものです。
1つの花でも、標準和名、別名、学名、外国での呼び名など色々ありますが、その花の名前の由来やその花にまつわるエピソードを、観察したイメージと結び付けてみたいと思います。
密にならないように、春の井の頭公園を楽しみましょう。

注意:
今回は新型コロナ感染症対策のため対象年齢を小学校4年生以上とします。今後運営方法を検討するなどして対象年齢拡大を検討しますが、楽しみにしていたお子様たちには申し訳ありません。ご了承ください。

参加申し込み方法 
申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)

必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。

申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)

参加申込期限:2021年4月15日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また現在定員を少なくしています。申し込みはお早めにどうぞ。)

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 新型コロナ感染症対策のため、小学4年生以上を対象とします。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。

屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ・参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。当会で情報を集約し、個人情報を伏せた上で
 スタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

お問い合わせは petittown@jcom.zaq.ne.jp(小町)までお願いします。
(2021/3/30 小町友則)

2月の井の頭かんさつ会 中止のお知らせ

2月末に冬芽をテーマにした井の頭かんさつ会の実施を計画していましたが
新型コロナウィルス感染症の拡大と緊急事態宣言の延長の状況を鑑み
残念ながら中止することに致しました。
3月の井の頭かんさつ会の実施につきましては 決まり次第、こちらでお知らせ致します。

1月の井の頭かんさつ会 中止のお知らせ

1月下旬に第181回の井の頭かんさつ会の開催を計画しておりましたが、新型コロナウィルス感染症の流行の拡大と緊急事態宣言発出の状況に鑑み、残念ながら中止することに致しました。

2月の開催については未定です。

第175回井の頭かんさつ会レポート

地衣類って、何?

■実施年月日:    令和1年12月22(日)13:00~15:00
■参加者数:    一般参加者 16名(大人15名、子ども1名)
井の頭かんさつ会スタッフ 10名
■実施場所:  三鷹市井の頭地区公会堂(集合・室内での解説)→ 黒門 → ペパカフェ下の樹幹 → 狛江橋手前の欄干 → 日本庭園 → 弁天橋欄干 → ペパカフェ下(解散)

■実施レポート
 都市部でも身近な生き物でありながら、ほとんど知られていない(気づかれていない)「地衣類」を、井の頭かんさつ会としては初めてとりあげてみました。
 地衣類の正確な見分けは、顕微鏡観察や地衣類が作る化学成分(二次代謝産物)の確認が必要なことが多く、野外において目視で正確に同定できるものは多くはありません。したがって、今回のかんさつ会も同定することや同定方法を覚えることが目的ではなく、身近な都市公園にも、気づいていないけどまだまだ面白い生き物がいることを紹介し、生き物の多様さを身近に感じてもらうこと、「地衣類」という藻類と共生して生育場所を広げている菌類の面白い生き方を知ってもらい、生き物や自然の魅力を伝えたいという思いで開催しました。
 また、大気汚染物質(二酸化硫黄やNOx)に対して敏感な地衣類があり環境指標となること、温暖化により従来見られなかった南方系の地衣類が見られるようになることなど、環境との関係についてもふれました。
 最初に30分ほど屋内でスライドによる基本的な地衣類の解説をした後、公園及び公園付近で見られる地衣類を観察しました。地衣体の形による違い(葉状地衣、固着地衣、樹枝状地衣)、繁殖体のいろいろ(子器の形や色、栄養繁殖を行う粉芽や裂芽など)、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターの希釈液)による二次代謝産物の呈色反応(赤くなる)など、参加者の皆さん、熱心に観察していました。
 観察場所としては3~4ヶ所の限られた場所でしたが、19種の地衣類を観察しました。初めてのテーマで解説や観察方法など、わかりにくい点もあったと反省していますが、参加者の皆さんには、地衣類という生き物に興味を持っていただけたのではないかと思います。

フィールド観察前に地区公会堂で座学        こんなところにも地衣類が!      
1本の樹に7種類の大型葉状地衣類が!     コンクリートの橋の上にのダイダイゴケの仲間
ヘリトリゴケの黒い縁のある子器を観察     樹幹にかぶせたネット上にも小型葉状地衣類


第177回井の頭かんさつ会レポート

冬芽と葉痕 ~ 冬芽から始めるツリーウォッチング

■実施年月日:  2020年2月15(土)10:00~12:00
■参加者数:   一般参加者 23名(大人18名、子ども5名)
         井の頭かんさつ会スタッフ 13名
■実施場所:   井の頭公園ボート乗り場前(集合)→ ボート池南岸園路 → ひょうたん池 → 三角公園(ほぼ一周) → 神田川左岸・井の頭線高架近くの開けた場所(解散)

■実施レポート
 冬の間の植物はあまり見るべきものがない印象ですが、実はとても楽しく、かつ奥深い観察対象があります。それは冬芽(休眠芽)です。
 子供班ではビンゴゲームをしました。ビンゴカードにある、冬芽と葉痕が作り出す、顔のような表情の「冬の妖精」探しを楽しみ、いろいろな冬芽があることを観察しました。冬芽はいつ頃できる? 冬芽はどこについている? ということも考えてみました。また、コブシの花芽を解剖し、何重にも毛皮のような芽鱗におおわれて、真ん中に花弁と雄しべ・雌しべがあることを観察しました。
 大人班では、冬芽と葉痕の表情を楽しむとともに、冬芽の意味、冬芽の種類、いろいろな冬芽のつき方、冬芽のつき方による分枝の違いなどを観察しました。なぜそこに冬芽がついているのか? その冬芽から出た枝はどのように成長するのか? なども観察しながら一緒に考えていただきました。
 スタッフも観察会の下見や準備段階の勉強で、あらためて冬芽の奥深さを知ることができました。自分たちの観察から生じた疑問もあり、必ずしも「ハンドブック」や「図鑑」に書いてあることだけでは理解できそうもないこともありました。冬芽の展開を今後も観察していきたいです。

最初に冬芽の説明を聞いて出発        毛皮のような芽鱗に包まれるコブシの花芽の観察
アジサイの冬芽は冠を被ったプリンス!    はい、ビンゴ! ここにシール貼ってくださいな
開花が待ち遠しいサクラの花芽の観察   ヤマブキの冬芽はルーペで観察.よく見ると可愛いね

第177回井の頭かんさつ会開催のお知らせ

「冬芽と葉痕」
 ~冬芽から始めるツリーウォッチング~

ご案内
 冬の自然観察の定番、「冬芽観察」です。樹々の冬芽(と葉痕を合わせて)見ると、いろいろな表情があって楽しいものです。また先を読む植物の生き方にもいつも感心させられます。
 今回は「冬芽と葉痕」の表情を楽しみながら、冬芽からどんなことがわかるのかも少し考えてみましょう。そして一年を通して継続的に樹々を観察する楽しさも知っていただけたら嬉しいと思っています。名付けて「冬芽から始めるツリーウォッチング」です。

日時: 2020年2月15日(土)10:00~12:00
集合: 午前9時45分 公園ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

□ 対象者: どなたでも(但し小学生は要保護者同伴)
□ 定 員: 35名
□ 参加費: 300円(中学生以下は100円)
□ 持ち物: ルーペ(お持ちでない方には貸出用ルーペがあります)

□ 案内者(予定)
  田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
  小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
  日置 日出男(森林インストラクター)
  村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
  田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
  大原 正子
  高久 晴子
  佐藤 誠(森林インストラクター)
  大橋 博資
  竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
  中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
  野口 明美(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
  市川 伸一

井の頭かんさつ会参加申込ペ-ジ

□ 参加申込み方法
  右のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申込みフォームよりお申込み下さい。

  ※ すでに定員に達している場合には、その旨のメッセージが表示されます。
    申込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。

  ※ メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがある可能性があります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

□ 個人情報保護に関するポリシー
  お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

□ 申込み締切り
  2020年2月12日(水曜日)24:00まで
 (但し、先着順に受付けますので、締切り前に定員に達することもあります)

□ 参加者への詳細情報
  集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前にメールでお知らせします。

□ 注意事項
 1)安全について
  観察会では、スタッフの指示に従って行動してください。
  保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
  普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけで はありません。
  自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
 2)中止の可能性について
  小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合や悪天候の場合は中止します。
  その場合は申込者にメールで連絡します。

□ 問合せ先
  井の頭かんさつ会 田中雅子(fe8n2h@bma.biglobe.ne.jp)