第203回井の頭かんさつ会 実施レポート/

■タイトル 土壌生物観察会 ~土の中の生き物を探してみよう~/

■実施年月日 2023年7月23日(日) 10時~12時

■参加者数 一般参加者 20名(大人13名、子供7名)

       ※申込受付数26名、事前キャンセル2名、当日欠席4名

       井の頭かんさつ会スタッフ1Ⅰ名

■実施場所: ボート乗り場前広場→弁天池南岸トチノキ付近→第二公園→玉川上水付近  

→交流広場

■実施レポート

 梅雨明け直後の猛暑の中、10時きっかりに4年ぶりの土壌生物観察会を3斑体制でスタートしました。2週間雨が降らず乾燥が進んでいましたが、トチノキの周りの落ち葉をめくり、表土を掘るとミミズ、ダンゴムシ、ハサミムシなどが動き回っています。子供たちはこれだけでも大喜び、大人も他になにかいないかじっくり観察しました。何かいそうな場所の土をスコップですくいビニール袋へ投入。あとで交流広場のテーブルでじっくり観察することにしました。

 同じように第二公園のトイレの裏付近や玉川上水緑道に近い樹林の中などでもその場所での観察と、土壌の採取を行い、11時頃に交流広場のテーブルに到着。

 班ごとに採取した土をふるいにかけると、大きな生き物はふるいの上に残り、小さな生き物はふるいの下に落ちます。小さな生き物はルーペや実体顕微鏡でじっくりと観察しました。

終了の少し前にある班で珍しい「カニムシ」が見つかったとの声が上がったため、興味のある人全員が交代で実体顕微鏡を覗き、その姿にびっくりしたところで終了となりました。

見つかった生き物は、ジムカデ、コムカデ、ヤスデ、ヨコエビ、ミミズ、ハサミムシ、ゾウムシ、ゴミムシ、カメムシ、カニムシ、ワラジムシ、ヒメミミズ、クモの仲間、アリ、トビムシ、ダンゴムシなど。

参加者全員最後まで楽しくかんさつできた一日でした。