第102回井の頭かんさつ会のレポート

第102回井の頭かんさつ会

「公園のキノコ ~ キノコという生きものを知ろう!」

日時:2013年10月20日(日曜日)午前10:00~12:00
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
井口 七穂(井の頭バードリサーチ)

参加者:29名(大人25名、子ども4名)

レポート

  第98回「シダ植物」に続き、井の頭かんさつ会として初めてのテーマ「キノコ」を取り上げました。動物でも植物でもないキノコ。本当はどんな生きものなのか、公園のどんなところでどのように生きているのか、野外でじっくり観察してほしいと思っていたのですが、井の頭かんさつ会にしては珍しく雨! しかしその雨の中を子供さんも含めて多くの参加者が集まってくださいました。
 集合場所の御殿山雑木林から雨プログラムの会場まで、キノコがよく出る公園内の道(通称「キノコ道」!?)を通って、雨天会場である井の頭公会堂へ。まず皆さんのイメージする「キノコ」の絵を描いていただきました。その多くはやっぱり八百屋さんに並んでいるシイタケのような傘と柄だけのキノコでした。でも、これはキノコのごく一部、植物で言えば「花」の部分、つまり胞子を作る生殖器官です…ということから始まって、キノコがカビの仲間の菌類であり、その本体である「菌糸」が公園の雑木林の地下に無数のネットワークをはりめぐらしているであろうことや、キノコには大きく分けて腐生菌と菌根菌があり、前者は生態系の分解者として、後者は生態系の生産者である植物にとってなくてはならぬ共生者として、重要な役割を担っていることなどをお話ししました。
 その後にスタッフが採集したキノコ(注)を、ルーペも使って見てみました。傘にビロード状の毛があるもの、裏がシイタケのようなひだでなく細い穴状であるもの、胞子がべたべたしていて臭いもの、シイタケ型とは全く違う形のキノコ、つつくと埃をまき散らすように胞子が煙状に出るもの…、いろいろなキノコがありました。キノコの生き方の工夫や多様性も少し感じていただけたと思います。
  野外観察ができず大変残念でしたが、屋内での解説と採集キノコの観察という雨プログラムも、熱心な参加者の皆さんにより楽しい時間となりました。かんさつ会終了後の会場には、参加者の皆さんの熱気とキノコの臭いが色濃く残っていました…。
  公園を散歩するときにキノコが生えていたら、私たちの足元には目に見えないキノコの世界が広がっており、小さなキノコたちの働きが自然の中で大きな役割をもっていることを思い出していただけたら幸いです。

■当日観察できたキノコ
・菌根菌
  ・ハラタケ類:コテングタケモドキ(?-未同定)、アセタケの仲間2種(未同定)
・腐生菌
  ・ハラタケ類:ハナオチバタケ(落ち葉分解菌)、スエヒロタケ
  ・ヒダナシタケ類(肉の硬いもの):ツヤウチワタケ、ヒイロタケ、カワラタケ、ニクウスバタケ、マンネンタケ、
   (たぶん)コフキサルノコシカケ(以上は白色腐朽菌)、ホウロクタケ(褐色腐朽菌)
  ・腹菌類:エリマキツチグリ、ツチグリの仲間(幼菌、未同定)、ホコリタケ、カニノツメ、シラタマタケ
  ・チャワンタケ類:ツバキにつくココミケス属の微小盤菌類(微小チャワンタケ類)
・寄生菌
  ・冬虫夏草の仲間:オサムシタケ、ツクツクホウシタケ*、クモタケ*
        *かんさつ会当日ではなく、以前に採集した乾燥標本

注:キノコは東京都西部公園緑地事務所の許可を得て特別に採集しました。

 

 

(レポート:田中雅子、写真:上村肇) 

第102回井の頭かんさつ会のお知らせ

第102回 井の頭かんさつ会

「公園のキノコ ~ キノコという生きものを知ろう!」
日時: 2013年10月20日(日曜日) 午前10時~12時
集合: 午前9時45分 御殿山雑木林
(自然文化園水生物園の弁天門から動物園に向かう階段を上がってすぐの広場)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:35名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、ルーペ、双眼鏡など)

申し込み方法、問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り:2013年10月18日(金曜日)24:00

ご案内

 「実りの秋」がやってきました。いろいろな「実りの秋」がありますが、今年の秋はキノコの暮らしぶりに注目してみたいと思います。キノコというと「山へキノコ狩り」というイメージが強いですが、実は街なかの身近なところ、特に都市公園でもいろいろなキノコに出会えます。
公園でキノコが何をしているのか、動物でも植物でもないキノコとはどういう生きものなのかがわかると、公園の中にもう一つの世界が広がっているのが見えてきます。公園ではキノコ狩りはできませんが、キノコが何者なのかを知り、キノコウォッチングという身近な自然観察の楽しみをもうひとつ増やしてみませんか。多くの方のご参加をお待ちしています。

野外親睦会のご案内
かんさつ会後に、公園内で野外親睦会を行いたいと思います。お気軽にご参加ください。
各人好きな食べ物、飲み物を持ち寄り、生き物のことや環境のことなど、かんさつ会スタッフとざっくばらんに語り合いましょう。
銘酒、名店の味、自慢の手料理、おススメのスイーツなど差し入れ大歓迎です!
※もちろん手ぶらでも大歓迎です。近隣にコンビニエンスストアがありますので、食べ物は持参していなくても確保できます。

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参加申し込み方法 申込み締め切りました。

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお送りください。
参加申込期限:2013年10月18日(金曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 8)以外は必須項目です。

1)「第102回観察会に参加したい」(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)(必須)
3)住所(市区町村レベルまで。例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)(必須)
4)返信を希望するメールアドレス(必須、ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)(必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (必須、該当しない方は必須ではありません)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□キノコ採集について
公園内では生物の採取は原則として禁止されています。また都市公園におけるキノコの量はそれほど多くありません。ほかにもキノコ観察を楽しみにしている来園者がたくさんいます。
詳細な観察が必要な場合にスタッフが採るキノコ以外は採集しません。あくまでも観察会です。撮るのは写真だけにして、キノコウォッチングを楽しみましょう。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

お問合せ

問い合わせはkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。

(2013年9月25日 田中雅子)

第101回井の頭かんさつ会のレポート

第101回井の頭かんさつ会

「恒例!渡りの夏鳥探鳥会 秋編

日時:2013年9月23日(月祝)9:00~11:00
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

参加者:56名(大人43名、子供13名)

レポート

 開催100回を達成し、次への新たな一歩となる101回目のかんさつ会は、8年前に私がリーダーとしてデビューした秋の渡りの探鳥会でした。やはり探鳥会の回は人気で、今回も満員御礼でキャンセル待ちが出ました。
暑い日が続く中、週間天気は良くなかったので心配でしたが、高曇りの好条件となりました。当日は若干のキャンセルがあったものの、56名もの参加者を集め、資料の説明をしてから、4班に分けてスタートしました。先に資料の説明をしたのは、探し方とどこを探すかをしっかりと伝えたかったからです。観察を始めてしまうと、なかなか細かい説明ができなくなってしまいがちです。資料もそのような編集にしました。また、夏鳥だけでなく留鳥など典型種の行動をよく観察することをすすめました。ハシブトガラス一つとっても、まだ知らないことは山ほどあります。普段の日常生活の中で、カラスやハトをじっくり観察する時間はまずないと思いますので、こういう機会にこそ、観察してみてほしいという趣旨です。
池に冬ガモが来ていればと思いましたが、カルガモとアオサギくらいでした。しかしながら、カルガモの面白い生態を観察できました。水辺に垂れているムクノキの果実を、水面からジャンプして採っていたのです。早速、典型種の知らない行動を観察することができました。
野口雨情碑の周辺で夏鳥のセンダイムシクイを見つけ、皆でしっかりと行動を観察できました。こちらはアオマツムシをはじめとする昆虫を捕食していました。採り損ねた昆虫が落下するのを追って、私たちの目の前まで下りてくる嬉しいハプニングもあり、盛り上がりました。
その後、弁財天の近くではキジバトがエゴノキの果実(種子?)を食べているのを確認。ヤマガラが有毒の果実を取り除いて種子を食べるのは有名ですが、キジバトがエゴノキの果実を食べる行動は最近知りました。これを参加者と一緒に観察することができました。
玉川上水では、ヤマザクラにつくモンクロシャチホコの幼虫を食べるツツドリを観察することができました。ヤマザクラがあって、それを食草とする昆虫がいて、それを季節性の餌として捕食する鳥類がいる、生き物のつながりを知ることのできる場面を、参加者と共にじっくりと観察できました。
その後、小鳥を捕食した後のツミを観察。生態系の頂点である猛禽類も観察できました。もう少しいろいろと探したいところでしたが、ここで時間になってしまい、終了としました。最後に簡単に鳥合わせをしました。他の班でも、エゾビタキなど私の班で観られなかった種類も観察し、充実した観察ができたようでした。
今回は食欲の秋にふさわしく?鳥類と食について、しっかりと観察することができた探鳥会でした。そして、その食を提供しているのは森なのだということを参加者と共に実感できました。

(レポート:高野、写真:上村)

第101回井の頭かんさつ会のお知らせ

第101回 井の頭かんさつ会

「恒例!渡りの夏鳥を探そう!!秋編」
日時: 2013年9月23日(月・祝日)午前9:00~11:00(小雨決行、強雨の場合雨プログラム9:30~11:00)
集合: 午前8時45分 井の頭公園ボート乗り場前(七井橋渡ったところ、強雨の場合9:15集合)
!!いつもと時間が異なりますので、良くご確認下さい!!

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

定員: 50名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具 双眼鏡など
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2013年9月21日(土曜日)24:00まで

ご案内

秋は身近な公園でのバードウォッチングが再び面白くなる時期です。
春に公園に立ち寄った夏鳥たちは繁殖地へ移動するために去りました。
秋は、繁殖を終えた夏鳥たちが再び姿を現します。越冬するために季節移動する途上、
井の頭公園のような身近な公園に立ち寄るからです。
恒例となった秋のバードウォッチングは昨年同様、探し方のコツをアドバイスしながら一緒に夏鳥を探します。
参考:昨年の同日9月23日は88回目の井の頭かんさつ会でした。
あいにくの雨模様でしたが、コサメビタキやエゾビタキなどの夏鳥に加え、冬鳥のカモ類を3種類確認できました。
この日、観られた鳥は以下の通りです。
ゴイサギ、コサギ、オシドリ、カルガモ、コガモ(今季初認)、オナガガモ(今季初認)、ハシビロガモ(今季初認)、キンクロハジロ(今季初認)、
キジバト、アオゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、エゾビタキ(今季初認)、コサメビタキ、シジュウカラ、メジロ、オナガ、ハシブトガラス

井の頭バードリサーチは井の頭公園の野鳥を365日毎日観察・記録しています。
以下ウェブサイトに記録を掲載していますのでご参照ください。。
http://birdimages.jp/inokashira/

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参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお送りください。
参加申込期限:2013年9月21日(土曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 9)以外は必須項目です。

1)「第101回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)双眼鏡の貸し出し希望個数(双眼鏡をお持ちの方はゼロとお書きください。) 但し貸し出し対象は小学校3年生以上です。(貸出個数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

お問合せ

問い合わせはkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。

(2013年8月24日 高野 丈)

第100回井の頭かんさつ会のレポート

第100回井の頭かんさつ会

「真夏の神秘体験! 夜の生き物ウォッチング」

日時:2013年8月10日(土曜日)午後6:30~8:30
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター) 
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

協力:
保全活動班メンバーなど8名

参加者:71名(大人47、子供24)

レポート

 最高37.4℃、最低29℃、これがこの日の最高気温と最低気温。しかし最低気温が出たのは朝のことで、夕方6時半の御殿山は熱気と湿気でムンムン。そこへ総勢90名を超える人々がさらなる熱い期待を胸に集合しました。夜でなければ活動しない生き物たちが見られる、それも何故夜にだけ?の疑問も分かるかもしれない、という期待です。
下見で共通の観察内容を予め決めてはいましたが、夜の森には何が出てくるか分かりません。参加者だけでなく、スタッフたちもワクワクする夜の探検です。

参加者もスタッフも、メンバーの印として腕に「ネオンブレスレット」(コンサートなどでよく使用する光る腕輪)をつけて、6班に分かれて「夜の神秘体験」に出発しました。

まず集合場所では、最近市街地では殆ど聞くことの出来なくなったヒグラシの大合唱を楽しみ、弁天橋では虫を求めて上空を飛び交うアブラコウモリを肉眼で見ながら、彼らの出す超音波をバットディテクターでキャッチして確かめました。知識では知っていたコウモリの超音波を実際に感じてみた参加者たちは大喜びでした。
その頃には夜のとばりも降りて皆の期待はますます高まってきました。

*何といっても人気の的は夜の虫たちです。そのなかでも「セミの羽化」には子供も大人も感動しました。コース途中のそこここの柵や柵のロープ、樹木、草などにのそりのそりと登っていくセミの幼虫、殻から一生懸命に抜け出ようとしている羽化途中の姿、美しい薄緑色の羽を伸ばして乾くのを待っている生まれたばかりの成虫・・・井の頭公園の夏の夜はセミたちの密やかな営みにあふれていました。
また、90名もの目は、樹液に集まるカブトムシやコクワガタ、草むらに潜むサトクダマキモドキの幼虫、アオバハゴロモ等々……多くの虫たちが暗い森の中、樹木の上や草の陰で密やかな暮らしを営んでいるのを見つけ出しました。夜でも行列を作って卵を運んでいる、巣を持たないアミメアリの大群も人々の目を惹きました。

*花では、夜飛び回るスズメガをポリネーターとする為に夜咲くカラスウリ(野草園)、メマツヨイグサ(野球場予定地)、また、自家受粉もするオシロイバナ(ジブリ前)を観察しました。

*植物では、昼間とは違う姿になって就眠運動をする葉も観察しました。野草園のノササゲ、カラムシ、ヤブマメ、カタバミ、ジブリ前のネムノキ、ハギ等です。

*夜間に変形体から子実体へ劇的に変身する粘菌…残念ながら目立つ変形体がコース内にはこの日無く、写真と解説だけに留めましたが、参加者の関心を惹きました。
*その他、モグラ塚の穴掘りに挑戦した子供たちもいました。

終了時間には第二公園に全員集合し、さて、スタッフの挨拶を、という時でした。サプライズが起きました。取材に見えていた記者の胸になんと、カブトムシが突然止まったのです。本人は勿論、皆びっくり。記者の周りは興奮に包まれ、子供から大人まで押し合いへし合いの人垣が出来ました。最後まで熱気に溢れた夏の夜の観察会はこうして幕を閉じました。

第100回という節目にふさわしい大人気の観察会でした。じつは今回は120名を超える方々から参加申し込みをいただきました。井の頭かんさつ会「観察会班」12名がフル回転の6班体制としましたが、夜の観察会ということで、安全に関しては特別の配慮が必要です。「保全活動班」メンバーに協力を求め、子供たちへの目配りを担当してもらったものの、受け入れられる人数には限りがありました。キャンセル待ちをしていただいたにもかかわらず参加できなかった多くの方々には大変申し訳ない気持ちです。

今回、公園管理の皆様には、夜の見せ場のひとつであるカラスウリの開花を観察する為に草刈りをお待ちいただくなど、便宜を図っていただきました。新聞や地域放送局からの取材も3件ありました。こうして100回目を迎えられたことは、私たちにとって大きな感動です。支えて下さっている皆様、参加して下さる多くの皆様のお蔭であると心より感謝致します。

 

(レポート:大原、写真:高野)

第100回井の頭かんさつ会・100回記念親睦会のお知らせ

第100回 井の頭かんさつ会

「真夏の神秘体験! 夜の生き物ウォッチング」

日時: 2013年8月10日(土曜日) 午後6時半~8時半
集合: 午後6時15分  井の頭公園・御殿山雑木林(予定)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:50名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け
お持ちなら観察用具(観察用ライト=懐中電灯、カメラ、ルーペ、双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:
下記をご覧ください
申し込み締め切り:2013年8月8日(木曜日)24:00

100回記念親睦会

日時: 2013年8月10日(土曜日) 午後9:00~11:00
会場: 井の頭公園近くの飲食店
会費: 4,000円程度(お酒を飲まない方やお子様には配慮します)
申し込み締め切り: 2013年8月8日(木曜日)24:00

  ご案内

 2005年の4月に始めた井の頭かんさつ会がついに100回目を迎えます。第99回までの参加者累計は2,816人になりました。ご参加いただいた皆様、かんさつ会を支えていただいた皆様に深く感謝申し上げます。
その記念すべき第100回のテーマは、毎夏恒例の夜の生き物観察です。なぜ飽きもせず夜の観察会をするのかというと、もちろん、飽きないほど面白いからです。夜の井の頭公園には、朝や昼とはまったく違う生き物の世界が展開しています。人と同じように夜は眠る生き物がいる一方で、夜を待って活動する生き物もたくさんいるのです。夕暮れとともに静かに開花するカラスウリの花、”音もなく”暗闇を飛び交い的確に虫を捕らえるコウモリ、誰にも見られたくないはずなのにあまりにも美しいセミの羽化、樹液酒場に集まる昼は見かけない虫たち、などの定番の魅力に加えて、毎年新たな発見があるのもやめられない理由です。井の頭公園には私たちが知らないことがまだまだあります。今年はどんな発見ができるでしょうか。生き物たちが暗闇で静かに躍動する神秘の世界を、ご一緒に覗いてみませんか? ご参加をお待ちしています。

観察会終了後は、これも恒例の真夏の親睦会です。今回は「100回記念パーティ」として、井の頭公園近くの店を借り切って、いつもより盛大に行いたいと思います。井の頭かんさつ会の設立経緯やその後のできごとを振り返るスライド上映も予定しています。参加者の皆さんとスタッフで、あるいは参加者同士で、かんさつ会の思い出や、かんさつ会の今後について楽しく語り合えればと思います。こちらにもぜひご参加ください。お子様やお酒を飲めない方のご参加も大歓迎です。ちょっと遅い時間帯になりますが、ぜひご参加ください。

観察会と親睦会両方の参加はもちろん、観察会のみ、あるいは親睦会のみの参加もOKです。 申し込みの際は、観察会・親睦会両方か、どちらかだけか、はっきり分かるように書いてください。
会場準備の都合上、親睦会への参加申し込みは早めにいただけると助かります。
また、申込期限以降の親睦会のキャンセルはキャンセル料をいただくことがありますので、キャンセルの場合は早めにご連絡をお願いします。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局mailto:%20kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお送りください。
参加申込期限:2012年8月8日(木曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

「お知らせ」
今回、小さなお子様をお連れのお申し込み者が予想以上に多く、当会の現在のスタッフではこれ以上のお子様へは安全面などで対応しきれない恐れがあります。その為、今後お子様とご一緒のお申し込みの皆様には「キャンセル待ち」のお返事を差し上げることがあります。ご了承下さいますようお願い致します。(7月25日記)

観察会への今後の参加申し込みは親睦会にもご参加の方のみ受け付けます。

今回は100回記念親睦会を行うため、観察会だけにご参加の方の人数に枠を設けさせていただいています。参加申し込みが早くもその枠を超えましたので、今後は親睦会にもご参加の方のみ観察会への参加申し込みを受け付けさせていただきます。観察会だけの参加申し込みはキャンセル待ちとなりますので、ご了承をお願いいたします。
観察会と親睦会の両方、および親睦会のみのご参加はまだ大丈夫です。
(7月27日記)

メールに記入すべき項目 8)以外は必須項目です。

1)「第100回観察会と親睦会の両方に参加したい」/「第100回観察会だけに参加したい」/「親睦会だけに参加したい」のいずれかを明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)  ※今回は夜なので、中学生以下は保護者の同伴が必要です。
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。夜の観察は昼の散歩よりはやや危険度が上かもしれません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

問い合わせはmailto:%20kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。

(2013年7月21日 田中 利秋)

第100回井の頭かんさつ会のお知らせ

第100回 井の頭かんさつ会

「真夏の神秘体験! 夜の生き物ウォッチング」

日時: 2013年8月10日(土曜日) 午後6時半~8時半
集合: 午後6時15分  井の頭公園・御殿山雑木林(予定)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:50名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け
お持ちなら観察用具(観察用ライト=懐中電灯、カメラ、ルーペ、双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:
下記をご覧ください
申し込み締め切り:2013年8月8日(木曜日)24:00

100回記念親睦会

日時: 2013年8月10日(土曜日) 午後9:00~11:00
会場: 井の頭公園近くの飲食店
会費: 4,000円程度(お酒を飲まない方やお子様には配慮します)
申し込み締め切り: 2013年8月8日(木曜日)24:00

  ご案内

 2005年の4月に始めた井の頭かんさつ会がついに100回目を迎えます。第99回までの参加者累計は2,816人になりました。ご参加いただいた皆様、かんさつ会を支えていただいた皆様に深く感謝申し上げます。
その記念すべき第100回のテーマは、毎夏恒例の夜の生き物観察です。なぜ飽きもせず夜の観察会をするのかというと、もちろん、飽きないほど面白いからです。夜の井の頭公園には、朝や昼とはまったく違う生き物の世界が展開しています。人と同じように夜は眠る生き物がいる一方で、夜を待って活動する生き物もたくさんいるのです。夕暮れとともに静かに開花するカラスウリの花、”音もなく”暗闇を飛び交い的確に虫を捕らえるコウモリ、誰にも見られたくないはずなのにあまりにも美しいセミの羽化、樹液酒場に集まる昼は見かけない虫たち、などの定番の魅力に加えて、毎年新たな発見があるのもやめられない理由です。井の頭公園には私たちが知らないことがまだまだあります。今年はどんな発見ができるでしょうか。生き物たちが暗闇で静かに躍動する神秘の世界を、ご一緒に覗いてみませんか? ご参加をお待ちしています。

観察会終了後は、これも恒例の真夏の親睦会です。今回は「100回記念パーティ」として、井の頭公園近くの店を借り切って、いつもより盛大に行いたいと思います。井の頭かんさつ会の設立経緯やその後のできごとを振り返るスライド上映も予定しています。参加者の皆さんとスタッフで、あるいは参加者同士で、かんさつ会の思い出や、かんさつ会の今後について楽しく語り合えればと思います。こちらにもぜひご参加ください。お子様やお酒を飲めない方のご参加も大歓迎です。ちょっと遅い時間帯になりますが、ぜひご参加ください。

観察会と親睦会両方の参加はもちろん、観察会のみ、あるいは親睦会のみの参加もOKです。 申し込みの際は、観察会・親睦会両方か、どちらかだけか、はっきり分かるように書いてください。
会場準備の都合上、親睦会への参加申し込みは早めにいただけると助かります。
また、申込期限以降の親睦会のキャンセルはキャンセル料をいただくことがありますので、キャンセルの場合は早めにご連絡をお願いします。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお送りください。
参加申込期限:2012年8月8日(木曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

「お知らせ」
今回、小さなお子様をお連れのお申し込み者が予想以上に多く、当会の現在のスタッフではこれ以上のお子様へは安全面などで対応しきれない恐れがあります。その為、今後お子様とご一緒のお申し込みの皆様には「キャンセル待ち」のお返事を差し上げることがあります。ご了承下さいますようお願い致します。(7月25日記)

観察会への今後の参加申し込みは親睦会にもご参加の方のみ受け付けます。

今回は100回記念親睦会を行うため、観察会だけにご参加の方の人数に枠を設けさせていただいています。参加申し込みが早くもその枠を超えましたので、今後は親睦会にもご参加の方のみ観察会への参加申し込みを受け付けさせていただきます。観察会だけの参加申し込みはキャンセル待ちとなりますので、ご了承をお願いいたします。
観察会と親睦会の両方、および親睦会のみのご参加はまだ大丈夫です。
(7月27日記)

メールに記入すべき項目 8)以外は必須項目です。

1)「第100回観察会と親睦会の両方に参加したい」/「第100回観察会だけに参加したい」/「親睦会だけに参加したい」のいずれかを明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)  ※今回は夜なので、中学生以下は保護者の同伴が必要です。
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。夜の観察は昼の散歩よりはやや危険度が上かもしれません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

問い合わせはkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。

(2013年7月21日 田中 利秋)

第99回井の頭かんさつ会レポート

第99回井の頭かんさつ会
「井の頭池の自然と生き物」~かいぼり前の池を調べよう~

日時:2013年7月20日(土曜日)午前10:00~12:00
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
日置 日出男(森林インストラクター)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

協力:
外来魚調査活動同志 7名

参加者:36名(大人22子供14)

レポート

いつものように1週間前に公園に案内ポスターを貼りだしてから、わずか3日後には定員オーバーとなる応募が殺到し急いで「満員御礼」の札を貼った今回でした。当日は猛暑も雨もない天気に恵まれ、一部欠席があったものの参加者36人(内子供14人)にスタッフを加えると50名を超え、更に時間とともに立ち寄りの見物人まで集まってきて大賑わいとなりました。

参加者はまず2グループ(☆池作業班と☆地上かんさつ班)に分かれ、以下のような盛りだくさんな体験プログラムを手順に沿って進めます。

*コイ捕獲:池作業班は水中作業のために先ずウェーダーを着け、追い込み用の囲い網とサデ網を持って池に入ります。数匹のコイを皆で遠巻きにし、徐々に輪を詰めて・・、さあ網をあげて見れば、あれ?コイはどこに行ったの?柳広場での空振りの後、再度池尻・ひょうたん平橋でトライし、やっと大きな緋鯉が一匹網に入ってくれました。

*浅瀬でガサガサ:池作業班が続いて行なうのはタモ網を使ったガサガサでの捕獲です。ブルーギルの稚魚に混じって、数は少ないもののギギの稚魚、ヌマチチブや在来魚であるモツゴ、テナガエビ、トウヨシノボリ、などが獲れました。
保護池であるひょうたん池ではサデ網などで外来魚であるブルーギルの稚魚の捕獲も行いました。ここにはザリガニやヌマチチブなどもいますが、本来いないはずの/いるべきでない生き物がいる現実に問題の深さを理解していただいたでしょうか。

*オダ網による外来魚捕獲とカメカゴの回収・カメ捕獲:地上かんさつ班はかんさつ会が継続実施している、オダ網によるブルーギル(主に稚魚)等の捕獲と、カメカゴによるアカミミガメの捕獲作業を見学しました。カゴにはクサガメ、スッポンも入りました。

*池作業の見学、捕獲生物の仕分けや展示作業等体験・観察:柳広場では捕獲生物に加え、かんさつ会メンバーが別途捕獲したブラックバスやブルーギルの成魚、アメリカザリガニなども一堂に展示されました。基本的には参加者を対象とした展示でしたが、一般の人たちも次々に立ち寄り、一緒に見学や質問に加わったりしたりして、まさにオープンなかんさつ会になったのは、主催者としてはうれしい誤算でした。

最後に時間外来生物を除く池の生物を水に戻すときのクサガメ、スッポンのユーモラスな「逃げ足」の速さには大人も子供も喜んで感嘆し、楽しく見送りました。

いつもとはちょっと毛色の違った今回のかんさつ会でしたが、まずまず満足していただいたように思いますが、いかがでしょうか?

 

(レポート:竹内、写真:高野)

第99回井の頭かんさつ会のお知らせ

第99回 井の頭かんさつ会

テーマ:「井の頭池の自然と生き物」~かいぼり前の池を調べよう~
※「かいぼり」とは、池の水を干しあげて、不要なものを排除し環境を整えることです
井の頭公園では2014年1月~3月に市民参加型の「かいぼり」を予定しています。
日時: 2013年7月20 日(土)午前10:00~12:00
場所: 都立井の頭恩賜公園
集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
上村 肇
大原 正子
竹内 隆一 (NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
日置 日出男(森林インストラクター)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

定員:35名
ウチ10名程度の大人の方に池に入って捕獲活動を体験して頂きます。ご希望の方は申込時にお申し出下さい。
尚、ご希望の方が多かった場合は抽選とせさて頂きます。

参加費(保険代・資料代など): 300円、中学生以下は100円
申し込み方法、問合せ先:下記をご覧ください。
申し込み締め切り:2013年7月18日(木)24:00まで
池に入る方へ:池での作業をされる方はウェーダー(胴付き長靴)を着用していただきますが、汚れてもかまわない服装が必須です。ウェーダーはこちらで用意しますが、自前でお持ち頂いても構いません。
また、万が一の着替えをお持ちになることをお勧めします。

  ご案内

 井の頭池はお好きですか? 池の生き物や水の中をじっくりとご覧になる事はありますか? 風景としての井の頭池は多くの方に愛されていますが、その実態はあまり知られていません。

井の頭池の全てを知るチャンスが30年ぶりの「かいぼり」です。半年後におこなわれる「かいぼり」の前と後とで環境は大きく変わります。
何がどう変わったかを知る為に、井の頭池の今を観察・体験してみましょう。

*井の頭池の生き物の今を調べてみましょう。外来生物がどの位いるのか、カゴワナ等を使って実態を確認してみます。
在来の魚やエビ・昆虫等がどれくらいとれるか試してみましょう。

*井の頭池へ入って、生き物捕獲を体験してみましょう。
「かいぼり」の際には井の頭の生き物を良く知っているだけでなく、「かいぼり」作業の経験をもった人が必要です。
ところが、「かいぼり」は滅多に行われるものではなく、実際に見たことのある方はほとんどいないと思います。
そこで今回は「かいぼり」本番への第一歩として、池に入っての作業を体験して頂きます。

参加申し込み方法 申込み締め切りました。

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局mailto:%20kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお送りください。
参加申込期限:2013年7月18日(木曜日)24時まで(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

メールに記入すべき項目 8)以外は必須項目です。

1)第99回かんさつ会に参加したい」と明記してください。また、池での作業を体験してみたい方はその旨とご希望の靴のサイズ(ウェーダー用)を記載して下さい。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません))
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ
問い合わせはmailto:%20kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。

(2013/6/29 上村 肇)

第98回井の頭かんさつ会レポート

第98回井の頭かんさつ会

「シダ入門 ~ シダってどんな植物?」

日時:2013年6月23日(日曜日)午前10:00~12:00
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

参加者:24名(大人20名、子供4名)

レポート

今回は井の頭かんさつ会として初めてのテーマ、「シダ」に取り組んでみました。地味なテーマなので、実はどれだけ参加者が集まるかと心配もしていましたが、予想外の人数の参加者に驚くと同時に、嬉しくもありました。

植物観察というと花の咲く植物(種子植物)が主体ですが、自然界には花を咲かせない植物たちもあり、それらもまた自然の構成要員であり、生物多様性を形づくる一員であることを感じていただきたくて企画しました。植物や花の進化を考えるうえでもシダは重要な位置づけにある植物で、花の咲く植物とは違ったくらしぶりを観ることで、さらに身近な自然のオモシロ発見をしていただくこともねらいでした。

とはいえ、あまりなじみのない対象なので、プログラムを二部構成とし、最初にスライドと印刷資料でシダ植物と観察のポイントを解説、その後に公園で実際にシダを観察しました。シダは見慣れないとどれも同じように見えてしまいますが、観るべき特徴を覚えると違いがわかってきます。シダはその形の美しさと葉裏の胞子嚢群(ソーラス)の色や形がさまざまで、それらを観るだけでも楽しいものです。入門編なので、できるだけ特徴のある覚えやすいシダをひとつひとつ観て歩きました。

誰もがその名前には聞き覚えのあるシダの前では「これがノキシノブ!」、またゼンマイの前では「これがあの食べるゼンマイ!初めて見た」という声も…。中軸に三角形の翼のあるゲジゲジシダも覚えやすいシダです。ベニシダの葉裏の美しい赤い胞子嚢群(ソーラス)を観察した時は、これは何の色?となり、包膜をはがしてみると、中は赤くなく、包膜が赤いことがわかりました。また、ソーラスは胞子を飛ばすためにとても周到な構造を持っていますが、実体顕微鏡で乾燥してくるとはじける胞子嚢も観察しました。

当日、実際に観察できたシダは約15種で、中には中級編のシダもあり、またイヌワラビのようにあまり特徴のないシダもあり、ちょっと難しかったかもしれません。また最初に室内で解説に時間をとった分、公園内の観察が駆け足になってしまったきらいがあり、反省点でもありますが、シダ植物の形のいろいろ、ソーラスのいろいろ、生育環境の違いなどが少しわかり、シダ植物観察の楽しさを味わっていただけたと思います。

これを機会に、いわゆる草花や木々のほかにも多種多様な生きものが自然界を形作っており、それぞれが長い進化の歴史とバランスのなかにいることにも思いを馳せていただけたらと思います。

(レポート:田中雅子、写真:高野)