第206回井の頭かんさつ会 実施レポート

テーマ: 木の実・草の実

■実施年月日 2023年10月28日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 24名(大人18名、子ども6名)

■実施場所:井の頭池周辺、第二公園、御殿山

■実施レポート

秋晴れの日、大人も子どもも井の頭公園の秋の恵みを楽しました。今月の観察会のテーマは木の実・草の実です。その中でも、これらの実の散布方法(種を運ばせる方法)について、観察しました。今回の主役は、どんぐりなど動物に運ばせて埋めてもらって、食べ残しが芽を出す貯食散布種子、動物にくっついて運ばれる「ひっつき虫」と呼ばれる付着散布種子、風に乗って運ばれる風散布種子たちです。参加者は興味津々でドングリを拾い集め、“ひっつき虫”を衣服にくっつけたり、風散布の種子を飛ばしたりして、楽しみながら、自然の不思議を探求しました。特に子どもたちはドングリが大好きで、興奮しながら拾い集め、大人たちはひっつき虫の付着の構造に好奇心を刺激させ、楽しんでいるようでした。
この観察会は自然を身近に感じ、その不思議に触れる貴重な機会となりました。自然界の小さな驚きが、参加者一人ひとりの心に深い印象を残したことでしょう。また、木の実や草の実に触れることによって、何かほっこりする安らぎが伝わってきました。

参加頂いた永井明子さんが、かんさつした内容を素敵なイラストにしてまとめて下さいました。
永井さんのホームページはこちら http://lovely-garden.no.coocan.jp/