第183回実施レポート

タイトル 花の名前

■実施年月日 2021年4月18日(日)10時~11時30分

■参加者数 一般参加者 :15名(大人12名、子ども3名)

                           申し込み :20名、キャンセル5名

                           案 内 人 :井の頭かんさつ会スタッフ10名

■実施場所 ボート乗り場前→井の頭池北岸→野草園→西園グランド→文化交流広場周辺(班ごとに解散)

■実施レポート

 この時期は、10年来、毎年花についてのテーマで観察会を実施しており、今回は、昨年実施できなかった「花の名前」をテーマにしました。名前は植物の形態が由来となっていることが多く、形態と名前が結びつくかを観察することが今回の意図です。事前に井の頭公園の春に咲く花をリストアップし、その花の標準和名、別名、学名、外国での呼び名やその由来をスタップで協力して調べて、準備を進めていきました。

当日は天候にも恵まれ、とてもいい陽気でした。また、この時期の井の頭公園は百花繚乱、本当に100種位の花が咲いていると思われます。そういった恵まれた状況で、目立つ花や名前やその由来が面白い花を取り上げて、観察し、解説していきました。

 今回は、コロナ対策のため、人数を絞り、子ども班1班、大人班2班の3班体制でこぢんまりと実施です。子ども班では、名前のあてっこや、名前の由来など説明をしただけではなく、触ったり、匂いを嗅いだり、五感を使って花の名前を覚えてもらうこともしました。また、名前だけでなく、花を分解してみたり、テントウムシ、アブラムシ、ハムシ、アブ、チョウなど、花とそれにあつまる虫の関係も観察し、考えてみました。

大人班も、名前だけでなく、花に関するエピソードを幅広く紹介していきました。盛りであるホウチャクソウ、ニリンソウやオオジシバリ、予定外にギンランが見られたり、咲いている花が多く、次々に出てくる花を観察しながら、あっという間に定刻になってしまいました。最後は、満開のミツデカエデを見て頂き、あまりの見事さに参加者もスタッフからも歓声が上がりました。