第155回井の頭かんさつ会レポート

第155回井の頭かんさつ会 

■タイトル サクラの秘密 ~春のお花観(はなみ)~

■実施年月日  2018年4月15日(日)10:00~12:00

■参加者数   一般参加者:15名(大人14名、子ども1名)

案内人:井の頭かんさつ会スタッフ11名

■実施場所:ボート乗り場前(集合)→井の頭地区公会堂(室内プログラム)→交流広場

■実施レポート (作成:第155回企画担当 小町 友則)

朝から強い雨でしたが、スタッフと参加者の熱意で開始時には雨も上がり、問題無くスタートできました。それでも、雨天プログラムを用意したので、前半1時間は室内で、後半は野外という密度の濃い構成にしました。

雨天プログラムは井の頭地区公会堂で、サクラの魅力や面白いところ、観察するポイントをまとめたパワーポイントで解説を行いました。解説の後は、採集しておいた八重の園芸品種を分解し、花びら枚数を数えたり、花弁状の雄しべを顕微鏡を用いて観察したりしました。

後半はジブリ美術館横の交流広場で今回の目玉である遅咲きの園芸品種、関山(かんざん)・普賢象(ふげんぞう)・一葉(いちよう)・御衣黄(ぎょいこう)・鬱金(うこん)・八重紅枝垂れ(やえべにしだれ)などを鑑賞、駿河台匂(するがだいにおい)、静香(しずか)などの匂いを楽しみました。花が終わってしまったオオシマザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラなども葉を調べ、蜜腺の位置や葉柄の毛、葉の質などをじっくりと観察しました。

参加された方からは、最初に座学で見どころのレクチャーがあったので、観察のポイントが分かりやすかったと好評でした。

観察会後はスタッフと有志の参加者が一緒に交流広場でお花見を行い、親睦を深めました。

 

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今年は、春が早く、ソメイヨシノが例年より2週間も早い開花でした。そのため、例年では4月の中頃でサトザクラはピークを迎えるはずが、ほぼ終わり際という状況でした。それに加えて、朝方の雨のため、解説する内容に悩まされました。雨のためキャンセルが多かったですが、それでも集まってくれた熱心なファンのため、室内プログラム+野外観察という形で進めてみましたが、参加者からは好評で、期待に応えることができたかと思います。

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