第53回井の頭かんさつ会レポート

第53回井の頭かんさつ会

テーマ:「聴いてみませんか、葉っぱからのメッセージ」


日時: 2009年11月29日(日) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭公園

主催: 井の頭かんさつ会

後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:

日置 日出男

大橋 博資

田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)

小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)

高久 晴子

田中雅子(NACS-J自然観察指導員)

上村 肇

参加者:35名


レポート

心配だったお天気も薄日がさすまでに回復し、一年中で一番紅葉が 鮮やかな、まさに「錦秋」の一日。それだけでほとんど成功したといっても いいようななかで、第53回かんさつ会が行なわれました。

難しいテーマだったため、参加者が少ないのでは?という心配も何のその。フタを開けてみれば35名の方に参加いただき、3つの班に分かれて観察 がスタートしました。「葉っぱからのメッセージを聴こう」というテーマに対し、それぞれのリーダーが、それぞれの思いをこめて井の頭の池の周りをめぐりました。

大人は2つの班に分かれ、様々な葉っぱの形・色・香りの違いはどこから来 るのか?同じ木なのに形の違う葉っぱがついている?色の違いはなぜなのか? などなど正解の無い問いかけを、参加者みんなで出し合い、葉っぱの持つ 不思議な力・葉っぱの働きなどについて、触り・香りを味わい・楽しみながら考えていきました。 勿論トチノキ・カエデの仲間・イチイ・カヤ・クスノキなど沢山の葉っぱの名前の覚え方を知る事も大きな目的の一つでした。

子ども班は14人という大所帯で、葉っぱを集め、アルバムを作りながら観察を行ないました。葉っぱを集める過程で葉っぱの持つ役割・変化の不思議など を分かりやすく伝え、ゲームの要素を取り入れた活動とあわせて楽しみました。

ともかく天気にも恵まれ、紅葉真っ盛りの日程が味方してくれ、楽しいかんさつ会となりました。

(レポート:日置)