第149回井の頭かんさつ会レポート

第149回井の頭かんさつ会レポート 

タイトル 虫をさがそう

■実施年月日 2017年9月24日(日)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者 25名(大人13名、子ども12名)                                案内スタッフ 12名

■実施場所: ボート乗り場前(集合)→七井橋 →お茶の水池北岸 →野草園 →御殿山 →玉川上水 →松本訓導碑付近

■実施レポート (作成:第149回企画担当 村上 健太)

今回の観察会は昆虫をテーマにしたので、親子など複数での参加が多いと予想されましたが予想通り親子が多く、受け付け開始から3日で満員御礼になりました。

まずは七井橋の上からトンボの観察をします。遠くにいるトンボの種類は分かりませんが、季節移動をする話や、南から海を渡って来るトンボの話を興味深げに聞いてくれました。

お茶の水池北側の草地ではバッタの観察をします。大人も子供も草の間に目を凝らしますが、子供の参加者は大人よりも早く昆虫を見つけます。今回は昆虫全般が対象ですが、バッタとアリを中心に観察するように計画しました。しかし昆虫好きの子供はいろいろなものを見つけてきます。カマキリ、ハサミムシ、カメムシ、ゴミムシ、はてはミミズやクモまで。それぞれの名前を教えてあげるのも大切ですが、本当は虫探しから虫の生息環境を考えて欲しいものです。「草地という自然がなくなると、バッタがいなくなり、バッタがいなくなると、バッタを食べる虫や鳥がいなくなり、いろんな生きものの関わり合いがなくなってしまうから、自然が貧弱になってしまう」旨の説明をして生物多様性の大切さを話ましたが、小学生はわかってくれたでしょうか?バッタを捕まえて体の作りを観察したり、草の種類とバッタの種類の関係も考えたりしました。

水生物園入口や野草園では、秋の花にキタキチョウやセセリチョウなどのチョウ類、ハチ・アブなどが集まっていました。素早く動くため観察しづらいですが、小さな子供も一生懸命に目で追っていました。

御殿山では主にアリの観察をしました。アリにたくさんの種類があることにびっくりする子供と、感心している大人もいました。普段はなかなか気をつけて見ることがないアリは、土の中に巣を造るものもいるし、木の幹に通り道をつくるものや巣を造らないものもいて、多様であることを実感してもらいました。当日かんさつ会が始まる前に、砂糖をひとつまみ木の根元に置いておくと、トビイロシワアリが集まってきていました。ここからアリが臭いを頼りに餌を探す話をしました。アリは小さくて、子供は喜んで探しますが、大人にとっては小さくて目が疲れます。1mm程度の小さなアリもいて、一生懸命目を凝らしました。

玉川上水沿道の笹にはアブラムシがついていて、そこにアリが甘露をなめに集まります。アリと他の生き物の共生の話をしました。

 

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今回は「虫を探そう」というテーマのため、小さなお子さんとその親御さんという組み合わせの参加者が多かったです。身近な自然が少なくなる中、子供に虫探しを通じて自然を体験させたいという親御さんの気持ちがうかがい知れました。普段公園に散歩に来る親子も、本気で虫を探すのは初めていう人が多い印象でした。

かんさつ会終盤でカイガラムシとアリの共生関係を観察した後に、あるお父さんが「アリもいろいろな生き物と関わって暮らしているのですよね」と正に私が伝えたいことを感想として言ってくれたことが嬉しかったです。これからも住民の皆様に井の頭公園の多様な自然を体感してもらう様にかんさつ会を企画したいです。

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第149回井の頭かんさつ会のお知らせ

第149回井の頭かんさつ会
「虫をさがそう」
日時: 2017年9月24日(日曜日)午前10:00~12:00
(小雨決行)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

対象者:どなたでも(小学生以下は要保護者同伴)
定員:30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け、
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)
※希望者にはルーペの貸し出しを行います。
参加申し込み時のフォームにてお申し込みください。

ご案内

井の頭公園には様々な昆虫が様々な環境で暮らしています。
池周辺にはトンボやアメンボが見られますし、花にはチョウやハチも集まりますが、
今回のかんさつ会では特に草地や樹木の周囲で暮らすアリやバッタ(アリとキリギリス!)に注目して探します。
虫がどのような環境でくらしているかを観察し、生息環境の大切さも考えます。

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2017年9月21日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。申込者にメールにて連絡いたします。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2017/7/22 村上健太)

第148回井の頭かんさつ会レポート

第148回井の頭かんさつ会

タイトル 夜のいきもの

■実施年月日 2017年8月12日(土)18:30~20:30

■参加者数  一般参加者 35名(大人21名、子ども14名)

案内人 井の頭かんさつ会スタッフ9名+保全活動班3名

■実施場所: ボート乗り場前(集合)→七井橋 →お茶の水池北岸 →野草園 →御殿山→玉川上水 →第二公園(解散)

■実施レポート

8月恒例の夜の観察会は今年も大人気です。ホームページとポスターと知人の紹介だけの告知でしたが、2日で定員に達しました。4つの班に分かれ、班ごとに違う色のライトリング(発光する腕輪)をつけて出発です。(ライトリングは7歳以上対象の商品のため、未就学のお子さんには夜光塗料のシールを貼った首かけ飾りをお渡ししました。)

ボート乗り場からスタートして七井橋に移るとじきに暗くなります(当日の東京の日没は18:34)。コサギがねぐらに戻る一方で、ゴイサギが活動を始めるという、生き物の昼夜の交代が見られました。

足下の橋の欄干ではズグロオニグモが網を張って獲物を待ちます。網を張る途中のクモや張りたての網を見ることができました。張りたての網は綺麗な円形で、霧吹きで水をかけるとその美しさがよくわかります。

開始前から保全活動班のスタッフに水面をライトで照らしてもらうと、ミジンコなどプランクトンが光に引かれて集まってきました。水面に映るライトの光の中に小さな動く粒が見えると、参加者から歓声が上がりました。プランクトンが集まったところで水を掬って観察すると、光に照らされて動くケンミジンコがたくさん見られました。子ども大人も初めて見る人が多く、見入っていました。

暗くなるとアブラコウモリが飛び回り始める時刻ですが、今年はバットディテクターの反応も無く、ほとんど見られませんでした。

夜に花が咲くカラスウリは注目の観察対象ですが、他の木々を覆ってしまう雑草です。公園事務所に今回の観察会のためにカラスウリを除草しないでいて頂いたため、きれいな花を観察できました。夜に咲くので知らない参加者も多かったですが、レースのような繊細で美しい花をみんなで観察しました。

カタバミの就眠運動といった、昼夜で変化する植物も観察しました。

観察最後の山場は御殿山や第二公園でセミの羽化観察です。今年は羽化するセミの数も申し分無く、野口雨情歌碑近くの木柵にも羽化場所を探す幼虫がたくさん見つかりました。道を歩く幼虫を木の幹に移動させてあげる参加者もいて、微笑ましいものでした。御殿山でも玉川上水脇でも第二公園でも多くの羽化を観察でき、時間がもっと欲しいぐらいでした。

コース途中の玉川上水脇の道では、ライトを消して暗がりを体験しました。街灯に照らされた夜しか知らない子供たちは怖々、大人でも少し怖いぐらいです。生き物ではないですが、子供にとって暗がりを体験する良い機会になったと思います。

 

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今回も小さなお子さんが多く、夜の井の頭公園が初めてという人が多かったです。夜に見られるものを観察するだけでなく、昼と夜とでは何が違うのか、生き物にとってどういう影響があるのかを一緒に考えました。後半で、なんでセミは夜に羽化するのかなと聞くと「敵が少ないから!」と元気な答えが返ってきて、嬉しかったです。

大人でもカラスウリの花をしっかり見たことがある人は少なく、様々な公園の自然の姿を体験してもらって良かったです。

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第148回井の頭かんさつ会のお知らせ

第148回井の頭かんさつ会
「夜のいきもの」
日時: 2017年8月12日(土曜日)午前18:30~20:30
(小雨決行)
集合: 18時15井の頭公園ボート乗り場周辺
※いつもと時間が異なり夕方の集合です。ご注意下さい。

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

対象者:どなたでも(小学生以下は要保護者同伴)
定員:40名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:飲み物(水分補給用)、蚊除け、懐中電灯(ライト)
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)

ご案内

今年も8月は大人気「夜の観察会」です。公園で闇にうごめくクモ、昆虫、鳥などの動物、夜に咲く花など、昼とは別の顔を見せる夜の公園をご案内します。
植物にとっては光合成ができない時間帯。動物にとっては眼で場所や食べ物・捕食者を見つけづらい時間帯です。それでも夜に活動する動物、夜に花を咲かせる植物があるのはなぜでしょう?そんな不思議を考えると、生き物の見方が広がります。

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2017年8月9日(水曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。特に夜間は足元が暗く、自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2017/7/22 村上健太)

第147回井の頭かんさつ会レポート

第147回井の頭かんさつ会 

タイトル 夏の樹木

■実施年月日 2017年7月22日(土)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者 25名(大人21名、子ども4名)

案内スタッフ 11名

■実施場所  ボート乗り場前(集合)→七井橋を渡り池北岸から池の周りをまわる→ ひょうたん池手前で解散

■実施レポート (作成:第147回企画担当 日置 日出夫)

井の頭池の周りには、グリーンアドベンチャーという案内板の付いた50種の樹木があります。井の頭公園に生育している主な樹木が網羅されているということだと思います。

今回のかんさつ会では、その50種の樹木を中心に観察をし、そこから樹木の種類・特徴などを見つけ出し、樹木の名前の同定の方法、ポイントなどを学んでいくことを狙いとした観察を行いました。

観察の主なものとして、樹形(大きさ・形・枝の付き方など)・樹皮・葉(形・大きさ・厚さ・手触り・香りなど)・生えている場所など様々な方向から樹木を、五感を使って観察しました。

樹皮が特徴的だったり、葉に特徴があったり、樹木によってもポイントとなるところが違います。一本一本何を中心に見たら他の木との違いが分かるのかを観察し、そこから樹木の種類・名前を見つけ出していきました。

3班に分かれた参加者の皆さんの熱心な観察と質問などにより、時間が足りなくなってしまい、50種類すべての樹木の観察は出来ませんでしたが、同じように見える樹木でもこんな見方があるのだ、という発見の多かった観察を楽しみました。

第147回井の頭かんさつ会のお知らせ

第147回井の頭かんさつ会
「夏の樹木」
日時: 2017年7月22日(土曜日)午前10:00~12:00
(小雨決行)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
日置 日出男(森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

対象者:どなたでも(小学生以下は要保護者同伴)
定員:30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
服装:汚れてもよい服装 蚊が多いので、肌を露出しない服装をお勧めします。帽子もお勧めです。
持ち物:双眼鏡(お持ちの方)、5~10倍程度の倍率のルーペ(お持ちの方)、筆記用具、虫刺され対策、飲み物(熱中症対策)

ご案内

葉の生い茂った真夏は、樹形、葉の付き方・形態など様々な状態の樹木本来の姿が見られます。井の頭公園の代表的な樹木のそれぞれの特徴を観察することで、
種類、樹名などがわかってきます。特徴、名前がわかることで、公園歩きの楽しさもさらに増してくると思います。一緒に真夏の樹木観察をしませんか

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2017年7月20日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。特に小さなお子さんを連れた参加の場合、保護者の方が安全性を確保するようお願いします。

□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けですが、小学校低学年にはちょっと興味がわきにくいテーマかもしれません。小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

□中止の可能性について
小雨の場合は実施しますが、それも困難な天候の場合は中止します。その際は申込者にメールにて連絡いたします。

お問合せ
rsf44658@nifty.com(日置)までお願いします。
(2017/6/30 日置 日出男)

 

第146回井の頭かんさつ会レポート

第146回井の頭かんさつ会 

タイトル 変形菌 ふしぎな生きもの

■実施年月日:2017年6月25日(日)10:00~12:00

■参加者数 :一般参加者 25名(大人20名、子ども5名)

案内人 井の頭かんさつ会スタッフ11名

  • 実施場所: ボート乗り場前(集合)→井の頭弁財天周辺→井の頭地区公会堂(解散)

■実施レポート(作成:第 146回企画担当 高野 丈)

変形菌観察には難しい雨がちな空模様でしたが、開催時間中は雨があがってくれました。フィールドは湿っていましたが、弁財天周辺ではコカタホコリ、シロジクモジホコリ、ハイイロフクロホコリの3種を確認できました。参加者のみなさまには、変形体の這い跡から子実体を探す方法をお伝えしました。野外で探した後は、屋内講座。変形菌とはなにかを一からご説明しました。その後、私の写真作品を紹介し、20種ほど選んできた標本の観察をしていただきながら質疑応答して会を終えました。

 

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変形菌をテーマに開催するのは今回で3回目ですが、毎回募集して2、3日で満員になるほどの人気ぶりです。不思議な生態をもつこと、色形が美しいことなど、あまり情報がないことが人気の秘密だと思います。異質な生きものだと思われがちですが、生態系の一員としてなくてはならない存在ですので、観察会ではそのことをしっかりとお伝えしました。

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第146回井の頭かんさつ会のお知らせ

第146回井の頭かんさつ会
「変形菌 ふしぎな生きもの」
日時: 2017年6月25日(日曜日)午前10:00~12:00
(小雨決行)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、日本変形菌研究会)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

対象者:10歳以上(小学生は要保護者同伴)
定員:30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
服装:汚れてもよい服装(しゃがみこんだり、腹ばいになったりします。雨具、長靴などが便利です)、蚊が多いので、肌を露出しない服装がおススメです。
持ち物:5~10倍程度の倍率のルーペ、ライト、筆記用具、虫刺され対策
※ルーペの貸し出しもできますが数に限りがあります。お持ちの方はご持参ください。

ご案内

土や倒木の中に潜み、ある時は森を動きまわり、またある時は宝石のような姿に変形し、きのこのように胞子を飛ばす。変形菌はとても小さくて、ふしぎな生きものです。じめじめした季節は変形菌が活発になる季節。宝探しを楽しむように、色も形もふしぎで美しい変形菌を探し、じっくりと観察しましょう。

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2017年6月22日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□採集は禁止です
井の頭公園は条例により、生きものの採集が禁止されています。それは変形菌についても同様です。採集目的の方は参加をご遠慮ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。特に小さなお子さんを連れた参加の場合、保護者の方が安全性を確保するようお願いします。

□対象レベル・年齢について
今回のテーマは年齢制限を設けており、参加できるのは10歳以上の方に限定いたします。小学生は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。申込者にメールにて連絡いたします。

お問合せ
inokashira.joe@gmail.com(高野)までお願いします。
(2017/6/3 高野丈)

 

第145回井の頭かんさつ会レポート

第145回井の頭かんさつ会 

タイトル  水辺の生き物

■実施年月日 2017年5月21日(日)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者 28名(大人20名、子ども8名)

案内人 井の頭かんさつ会スタッフ12名

進行サポート 井の頭かんさつ会保全班 5名

  • 実施場所  ボート乗り場前(集合)→七井橋→お茶の水池北岸→ボート池北岸
  • →ひょうたん池(解散)

■実施レポート (作成:第145回企画担当 村上 健太)

2度のかいぼりの後、井の頭池の生態系は在来種の増加や水草の復活など大幅に改善しています。一方でブルーギルの存在やザリガニ増加など対応すべき課題もあります。今年の冬に実施予定の3度目のかいぼりを前に、現状での池の生態系を様々な生き物のつながりとして観察してもらおうと企画しました。

先ずは生態系を下支えする、生態系のピラミッドの底辺にあたるプランクトンを見てもらいました。前日夜に採取したプランクトン(肉眼で見えるものはミジンコなど)を瓶に入れたものを参加者に回し、プランクトン写真のパネルを使って説明しました。瓶の中には何かの仔魚も見られ、子供も大人も興味深げに覗き込みました。

七井橋からは魚(ウキゴリ)の魚影が観られた他、カイツブリの狩りも観察しました。かいぼり前は餌となる在来種の小魚が少なかったけれど、それらが増えたのでカイツブリが子育てできる池になって生態系が豊かになったと話すと、参加者からはかいぼりが有効で大切だという感想が聞かれました。

復活したイノカシラフラスコモやツツイトモはプランクトンや小魚の隠れ場所になると話し、水草の再生が生態系にとって重要だと伝えました。

ひょうたん池では前日に設置した張り網揚げとガサガサ捕獲物の観察を保全班のサポートを受けて行いました。張り網には大きなスッポンが2匹も掛かり、参加者も案内人も驚きました。採れたザリガニやブルーギルを見つつ、これらを少なくすることが課題だと話しました。

 

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普段から井の頭池によく来ている参加者も、プランクトンや在来のエビ、スッポンを見るのは初めてという人が多く、様々な種類の生き物が暮らす井の頭池の生態系を感じてもらえたので良かったです。また、ザリガニやブルーギルなど外来種がいることを知ってもらうことで、井の頭池の課題やかいぼり意義も伝わったのではないでしょうか。参加者の皆さんがこのかんさつ会を通じてもっと井の頭公園の自然に興味を持って好きになってもらいたいです。

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第145回井の頭かんさつ会のお知らせ

第145回井の頭かんさつ会
「水辺の生き物」
日時: 2017年5月21日(日曜日)午前10:00~12:00
(小雨決行)
集合: 9時45井の頭公園ボート乗り場周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
上村 肇
大原 正子
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)

対象者:どなたでも(小学生以下は要保護者同伴)
定員:30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:筆記用具、観察道具(ルーペなど)

ご案内

井の頭公園の中心である池、そこで生活する生き物を幅広く観察します。
水草やプランクトン、トンボや鳥や魚はどのように関わって生活しているのでしょう。
かいぼりによって生態系が復活しつつある井の頭公園の今の池を観察しましょう。

参加申し込み方法

下のアイコン「井の頭かんさつ会参加申込みページ」をクリックし、申し込みフォームよりお申し込み下さい。(アイコンをクリックすると申込みページが立ち上がります)
※もし、すでに定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

必須項目すべてにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。メールアドレスにお間違いのないようお願いいたします。

井の頭かんさつ会参加申込みページ
申し込み締め切り: 2017年5月18日(木曜日)24:00まで
(締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合もあります。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。

□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。特に小さなお子さんを連れた参加の場合、保護者の方が安全性を確保するようお願いします。

□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。申込者にメールにて連絡いたします。

お問合せ
kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2017/5/1 村上健太)