第84回井の頭かんさつ会レポート

第84回井の頭かんさつ会

「井の頭の森で宝探し 春の夏鳥探鳥会」

日時:2012年5月12日(土)午前6:30~8:30、9:30~11:30
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

参加者: 46名 (大人3子供4)

レポート

 84回目の井の頭かんさつ会を「井の頭の森で宝探し 春の夏鳥探鳥会」のテーマで開催しました。探鳥会は朝早い方が良い、という声に応え、井の頭かんさつ会を始めて以来、初めて早朝スタートの設定をしました。通常のかんさつ会は10時から12時、探鳥会の時もせいぜい9時30分からだったものを思い切って6時30分からにしました。また、遠方から来る参加者のために、通常の時間帯も開催して二回連続で行うこととしました。早朝の回は人が集まるのか不安でしたが、蓋を開けてみると、申込は早朝の回ばかりで最終的に38名、これに対して二回目の回は10名と、早朝の方が参加申込が多かったのです。これには勇気づけられ、私やスタッフのモチベーションが上がりました!
 最初に鳴き声の予習をクイズ形式で行い、参加者を3班に分けて森へ向かいました。折角早朝にスタートするので、話をしている時間が勿体ないというものです。私の班では弁天池からお茶屋の脇を上がったところでキビタキの声を聴き、さらに奥へ進みました。やがて聞こえたホイホイホイの声…サンコウチョウの声です。しかも一羽ではなく複数羽いました。さえずりを聴きながら、皆懸命に姿を探しました。キビタキやセンダイムシクイも盛んにさえずる中、見事にサンコウチョウの姿を捉えた参加者もいれば、声のみだった人もいました。胸が躍るような観察を楽しんだ後は、なぜ井の頭公園でこのように魅力的な野鳥を観察できたのかについて解説をし、当地の自然環境の重要性について伝えました。

 休憩後、二回目のかんさつ会に取り組みました。二回目は今までの通常の探鳥会の開始時刻である9時30分からスタートしました。こちらは10名と参加者が少なかったので、班分けせずに全員で一緒にまわりました。状況は一回目と同じような感じで参加者と共にサンコウチョウの観察を楽しみました。

(レポート:高野、写真:上村)

第83回井の頭かんさつ会のお知らせ

第83回井の頭かんさつ会
「春のお花観」 ~花の色・形・匂い~
日時: 2012年4月22日(日曜日)午前10:00-12:00

集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前(予定)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

定員: 35名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(ルーペ・虫めがね・双眼鏡など)
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2012年4月20日(金曜日)24:00まで

ご案内

 井の頭公園ではソメイヨシノが開花し、一年で一番賑やかな季節がやってきました。ソメイヨシノは華やかで綺麗ですが、井の頭公園にはもっと面白い花がたくさんあります。それらの花々を巡り、形や色や匂いなどじっくり観察してみましょう。花の名前を覚えたい方、花のつくりを知りたい方、子どもと一緒に花を楽しみたい方・・・それぞれに、きっと面白い発見が待っています。お待ちしています。

野外親睦会のご案内
遅咲きのサトザクラも見ごろとなっていると思いますので、お花観(かんさつ会)後に、お花見(野外親睦会)をジブリ横のお弁当広場にて行いたいと思います。
各人好きな食べ物、飲み物を持ち寄り、生き物のことや環境のことなど、かんさつ会スタッフとざっくばらんに語り合いましょう。
銘酒、名店の味、自慢の手料理、おススメのスイーツなど差し入れ大歓迎です!
※近隣にコンビニエンスストアがありますので、食べ物は持参していなくても確保できます。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局(大原正子)kapock@parkcity.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2012年4月20日(金曜日)24時まで
(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

9)以外は必須項目です。

メールに記入すべき項目
1)「第83回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)ルーペの有無と貸し出し希望個数(貸出個数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、前回から参加申し込みに期限を設けさせていただきました。どうぞご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加お申込み・参加に関するお問い合わせはLinkIconkapock@parkcity.ne.jp(大原正子)まで、
かんさつ会の内容に関しては、komachi@parkcity.ne.jp(小町)までお願い致します。
2012年4月5日 小町友則

第83回井の頭かんさつ会レポート

第83回井の頭かんさつ会

「春のお花観」~花の色・形・匂い~

日時:2012年4月22日(日曜日)午前10:00-12:00
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内

小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

参加者: 32名 (大人28子供4)

レポート

昨年の第70回かんさつ会は花の形をテーマにし、一昨年の第48回かんさつ会は花を中心とした色をテーマとしました。そして今年は、匂いを中心に花に関して総合的に行い、3年で色・形・匂いと花観察3部作?ができあがりました。
花の観察は小さいものを皆で観察するため、リーダーの説明が全員に見えるように、今回は班を多くし、少人数で行動するようにしました。
挨拶の後、各リーダーは今咲いてる花々を1つずつ案内し、参加者の方々にじっくり観察してもらいました。花の色、形、匂い、時には花を分解し、めしべ、おしべ、花弁、がくなどパーツを更に観ていくと、花の特徴は様々であり、個性豊かでした。その個性が花粉を運んでもらう虫や鳥との関係で進化したものであったり、何でか分らないものがあったり、知れば知るほど興味深く、「へぇ~」って声が随所に聞かれました。
じっくり、じっくり観察したので、ボート乗場前の広場を離れるのに40分もかかった班もあったようです。その後、七井橋を渡り、井の頭池の北岸を花を観察しながら巡り、雑木林を抜けてジブリ横のお弁当広場まで行きました。ツツジの花の色と形のしたたかさ、タンポポの花のしくみ、ヤマブキが八重となったわけ、ヤエムグラやキュウリグサの可愛い花、ドウダンツツジのつぼ型の花の秘密など、多くの不思議と感動に出会えたと思います。

また、かんさつ会終了後、恒例となった春の野外懇親会(花見)を行いました。八重のサトザクラが見ごろのお弁当広場で、参加者とスタッフが和気藹々と語り合い、楽しい一時を過ごしました。ちょっと肌寒い天候でしたが、雨に降られることなく観察会のみならず親睦会も行えて、井の頭かんさつ会の「雨に降られない神話」に守られた楽しい花観&花見の1日でした。

(レポート:小町、写真:上村)

第85回井の頭かんさつ会レポート

第85回井の頭かんさつ会

「神田川で生き物探し」

日時:2012年4月22日(日曜日)午前10:00~12:00
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大橋 博資
高久 晴子
日置 日出男(森林インストラクター)

参加者:29名(大人21子供8)

レポート

 心配された雨もなんとか上がり、集合場所の井の頭公園駅前には、網を持った子供たちや双眼鏡を下げた大人など、参加者が続々と集まりました。早々と全員の受付を済ませることができたのは、皆さんの意気込みや期待の現れでしょうか。神田川でのかんさつ会は4年ぶりです。親水域ではスタッフの一人が器材を準備して待機しています。その他のスタッフと参加者が子供班と大人班に分かれて観察をスタートしました。

 まずは、川沿いの道を歩きながらの生きもの探しです。最初林の中を流れる川は夕やけ橋上流の親水域で辺りが開けて明るくなり、川の中にハナショウブなどの植物が現れます。そしてその先の滝から下流は種類がぐんと増えます。堆積した泥の厚さや流れの強さなどに変化があり、それぞれの植物にふさわしい環境ができているからです。皆でどんな植物があるか探し、その特徴やそれがどんな場所に生えているかを観察しました。たとえば同じ抽水植物でも、マコモは水深の浅い場所に、ヒメガマは泥が深く流れが緩やかなところに、そしてミクリは比較的流れが速い場所に生えていることが分かります。どれも細長い葉をした植物なので、穂が出ていない今は区別が難しいのですが、葉に触って詳しく観察してもらったら、それぞれまったく違う手触りや構造をしていることが分かり、覚えてもらえたようです。ミクリは小さいうちは流れに逆らわずに細い葉を水中でたなびかせている沈水植物ですが、生長すると水面上へ立ち上がり抽水植物になるという、流れの中で生きるための特技を持っています。葉の形を観たらその秘密が分かりました。
 水深の浅い場所に繁茂し紫色の可愛い花を一面に咲かせてモンシロチョウを集めていた草は特定外来生物のオオカワヂシャです。その影響で数を減らしている在来植物のカワヂシャが1株だけ見つかりました。カワヂシャとミクリは準絶滅危惧種に指定されています。神田川には外来生物が多いのですが、希少な植物も残っているのです。
 そんな環境に暮らす動物もいろいろ見つかりました。橋のたもとで大きなヘビの抜け殻を見つけ一同びっくり。その「中身」らしい大きなアオダイショウも見つかりました。それが何を食べて生きているのか、神田川の食物連鎖に話が及びました。カルガモやコサギなどの水鳥、ギンヤンマやハグロトンボなどの川を好むトンボもいました。大きなコイのほかに、小魚の群れを発見しました。種類までは分かりませんでしたが、近年、カワムツやヌマムツ、オイカワなどが見られるようになっています。魚にとって神田川はしだいに棲みやすくなっているようです。
 フェンス以外に視界を遮るものがなく、川や生き物のようすををつぶさに観察できるのが神田川の良いところです。皆で川を覗き込んでいたら、通りがかった人たちも、そんなに面白いものがあるのかと川を覗き込むのでした。

 我々大人班が親水域に戻ると、すでに子供たちは川に入って熱心に水中の生き物探しをしていました。見つかったものが次々にテーブルに並びます。ドジョウ、シジミ、カワニナ、タニシ、サカマキガイ、アメリカザリガニ、ヌカエビ、それからヨコエビなど、意外にいろいろな生きものがいることが分かりました。サカマキガイは4年前のかんさつ会では見つからなかった外来種の巻貝です。朝、保護池(井の頭池の末端)で獲れた大きなテナガエビも展示しました。神田川から井の頭池へ遡上していると思われるエビで、川と池のつながりの大切さを知ってもらいたかったからです。

 生き物たちはそれぞれ異なる能力を持ち、特定の環境に適応して暮らしています。すべての生き物に良い環境というものはありません。どんな川にすべきかは、人間の都合と生き物たちへの影響をよく考えて決める必要があり、そのためには生き物のことをよく知らなければいけません。というような話を最後にしてかんさつ会を終えました。ちょっと難しい話だったかもしれませんが、あまりきれいとはいえない神田川でたくましく暮らす生き物たちを探し、その暮らしぶりを考えた参加者には理解してもらえたのではないでしょうか。

(レポート:田中利秋、写真:上村肇)

第82回井の頭かんさつ会のお知らせ

第82回井の頭かんさつ会
『春の野草』~小さな姿に大きなパワー~

日時: 2012年3月18日(日曜日)午前10:00-12:00
集合: 午前9時45分 京王帝都井の頭線・井の頭公園駅前広場(井の頭公園入口前)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内

竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
上村 肇
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資

定員: 35名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(ルーペなど)
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2012年3月16日(金曜日)24:00まで

ご案内

 今年は例年より春の訪れが遅いようですが、いつも通る道の片隅を見ると、そこにはいつの間にか緑の塊ができているのに気づきます。こじんまりとした姿で春を待つ野草たちです。日当たりが良い場所では、もう花を付けているものもあります。積もった落ち葉をめくってみると、そこにもしっかりと葉を広げた青々とした野草が見つかります。

暦が進み、日差しがもう少し強くなると、その緑の小さな塊がぐんぐん伸びだし、辺りをたちまち緑の絨毯に変えてしまいます。伸びすぎて邪魔者扱いされることもしばしばです。そのスピードとパワーには目を見張るものがあります。野草たちはなぜそんなに凄い勢いで広がることができるのでしょうか。それは、それぞれが自分たちのテリトリーを広げるためのそれぞれ違った技を持ち、春が来る前から周到な準備をしているからです。

今度のかんさつ会は、そんな野草たちが生長を始める時期です。太陽の恵みをいっぱいに浴びたものから花を咲かせて、次の世代を残す準備を始めていることでしょう。道ばたや野原にはどんな野草が生えているのか、そしてそれぞれがどんな技を持っているのか、膝をかがめてじっくり観察してみましょう。野草の花は小さいですが、よく見れば、とても綺麗な可憐な花です。その可愛い花にも巧みな技が隠されています。時には根元の土を掘り起こし、地面の下の秘密にも迫ってみたいと思います。

そうやって草たちを観ていくと、これまでとは違った目で道ばたや野原の草を見ることができるようになります。普段の散歩も楽しさがアップすること間違いなしです! 皆様のお越しをお待ちしております。

参加申し込み方法 申込み締め切りました。

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局(大原正子)kapock@parkcity.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2012年3月16日(金曜日)24時まで
(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

9)以外は必須項目です。

メールに記入すべき項目
1)「第82回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)ルーペの有無と貸し出し希望個数(貸出個数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、前回から参加申し込みに期限を設けさせていただきました。どうぞご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加お申込み・参加に関するお問い合わせはLinkIconkapock@parkcity.ne.jp(大原正子)まで、
かんさつ会の内容に関しては、rtakeuchi85@gmail.com(竹内隆一)までお願い致します。
2012年2月28日 竹内 隆一

第82回井の頭かんさつ会レポート

第82回井の頭かんさつ会

「春の野草」~小さな姿に大きなパワー~

日時:2012年3月18日(日曜日)午前10:00-12:00
集合:午前9時45分 京王帝都井の頭線・井の頭公園駅前広場(井の頭公園入口前)
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所

案内

竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
上村 肇
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資

参加者: 29名 (大人24子供5)

レポート

前日まで雨の日が続き心配しましたが、当日は曇り空ながら天気も回復、まずまずの観察日和となりました。
テーマの「春の野草」は親しみ易いテーマでしょうか、子どもも交えた家族、カップル、歩き始めの1歳のお子さんから86歳のお年よりまで、幅広い世代の参加者が集まりました。グループ分けは子供及びその保護者の班を1班、大人班が2班という3班編成としました。テーマに関しての簡単なポイントと資料について説明のあと、グループごと上記観察コースに進みました。
各班、日頃見慣れたようで見過ごすことも多い野草を、改めてじっくり観て特徴や名前を確認しながら、野草たちの驚くべき「たくましさ」について質問したり、説明を聞いたりしてコースを回りました。
最初の場所は井の頭公園駅の北側、フェンスに囲まれた駅敷地の一角です。実はここ野草にとっては一種の「保護区」で、簡単に15種を越える野草が群がっています。ヨモギ、タンポポ、ハルシオン、ミチタネツケバナ、ヤエムグラ、オオアレチノギク、キュウリグサ、シロツメクサ、オランダミミナグサ、オニノゲシ、ムラサキハナナ、セイタカアワダチソウ、等々。足元の道端にも目がゆきます。まずはロゼットを作るもの、すでに花を咲かせはじめたもの、など野草の姿と名前のおさらいです。名前と姿をむすびつける中で質疑応答が活発になってきます。
道を挟んだ三角広場に移ると早速タンポポにも似た大小のロゼットが群がっています。アブラナ科のカキネガラシです。ロゼットの下を掘って長い根を見ます。
少し進んでオオバコの根も同様に見てみます。形は違うものの、どちらも地面に
生えた姿に対して、これから成長するため栄養を貯めた大きな根です。
リーダーが用意した写真で、それぞれの野草の親の姿・花や茎などを確認します。
子供班では、外来種(帰化植物)の原産地あてクイズを代表国の国旗を使っておこなうなど子供向け特別メニューも出て、大いに盛り上がりました。
次は井の頭池から続く神田川沿い、ゆうやけ橋の袂を見て回ります。ナズナ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、キュウリグサの花を見、葉の匂いを嗅ぎ、茎の形を確認しながら進みます。
オオイヌノフグリの花はほんの一部しか開いていませんでしたが、アリが運ぶエライオソームのついた種、他家受粉・自家受粉併用の繁殖戦略などの簡単な補足説明がされました。
橋を渡り川縁に下りて、オニノゲシ、ハハコグサ、ウラジロチチコグサ、ギシギシ
などを見てから、ギシギシとカタバミの葉で10円玉磨き実験をしました。草の作る蓚酸は、ヨモギやノビルなど強い匂いと同様に本来は野草の虫除け対策だったといわれていますが・・・。
次は石垣に沿って駅方面に進みます。石垣の隙間から長い茎を伸ばすホトケノザ、
石垣の下にも群落を作っています。すぐ隣にヒメオドリコソウは花をつけているのにホトケノザは赤い蕾のようなもの以外、咲いた花がないのはどうしてでしょう。
同じ科の近縁種に見られる不思議な関係に改めて野草の不思議さに感心します。
あっという間に予定時間が近づき、特番「根掘り葉掘り」の根掘りの時間が厳しくなってきました。そこをなんとか急いでノビル、タンポポ、カラスノエンドウの根を掘り出し、神田川の水で土を落とし、鱗茎(ノビル球根)、タンポポの立派な根、カラスノエンドウの根粒も確認でき、お開きとなりました。

■レポーター所感
・ 何かおかしな今年の天気が続いていますが、遅れていた梅の花も咲き、やっと春らしくなってきました。野草たちも日を追うごとに葉を広げ、花を咲かせ始めています。心配した雨にも降られず、少し尻切れ気味でしたが、予定したメニューもなんとかこなすことができました。参加者の皆様には今回のテーマ“春の野草たちの小さな姿に秘められた大きなパワー”に賛同していただけたように思います。
野草は人によってはどうでもよい存在、また邪魔な存在とする人すらあるかも知れませんが、見れば見るほど知れば知るほど、その可憐な美しさやしたたかさに驚くばかりで、多くの人とこの楽しさを共有できることを望みます。貴重な都会の公園の全てにそうあれと期待するのは難しいとおもいますが、少なくとも一部には最低限の手入れのままの野草が見られる場所が残されることを祈ります。
「雑草という草はない。すべての草にはそれぞれ名前があって、自分に合った場所を選んで生を営んでいる。人間の勝手な都合で切ったり、刈ったりしてはいけない。」と昭和天皇が言われたとか、まさに至言と思います。
(レポート:竹内、写真:高野)

第81回井の頭かんさつ会のお知らせ

第81回井の頭かんさつ会
『「冬の樹木―もっと知ろう常緑樹』

日時: 2012年2月25日(土曜日)午前10:00-12:00
集合: 午前9時45分 井の頭公園ボート乗り場
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)

定員: 35名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡・ルーペなど)
申し込み方法: 問合せ先:右記をご覧ください
申し込み締め切り: 2012年2月23日(木曜日)24:00まで

ご案内

 寒さ厳しい冬にも、青々とした葉を茂らせている樹木、それが常緑樹です。
もちろん常緑樹といっても、よく観察してみるとわかるのですが、順次枯れては新しい葉っぱが出てくるという繰り返しで、入れ代っています。
一概に常緑樹といっても、つる性・灌木・低木・高木などの違いや、広葉樹・針葉樹などの違いと、様々な種類があり、その形態・生態もいろいろです。
しかし、多くの方は常緑樹はみんな同じように見えて違いが分からない、名前もほとんどわからないという苦手意識をお持ちではないでしょうか。
今回のかんさつ会では、クイズやゲームなどを通してそのさまざまな形態・生態をもう少し詳しく観察し、違い・特徴・同定などに迫ってみたいと考えています。
知れば知るほど常緑樹の魅力が見えてきますよ。
冬の間に常緑樹の達人を目指してみませんか。

参加申し込み方法 終了しました。

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局(大原正子)kapock@parkcity.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2012年2月23日木曜日中
(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

9)以外は必須項目です。

メールに記入すべき項目
1)「第81回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします、必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません)
7)ルーペの有無と貸し出し希望個数(貸出個数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります。)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、前回から参加申し込みに期限を設けさせていただきました。どうぞご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加お申込み・参加に関するお問い合わせはLinkIconkapock@parkcity.ne.jp(大原正子)まで、参加に関する問い合わせはkapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、今回のかんさつ会の内容についてのお問い合わせは rsf44658@nifty.com (日置)までお願いします。
2012年2月10日 日置 日出男

第81回井の頭かんさつ会レポート

第81回井の頭かんさつ会

「冬の樹木―もっと知ろう常緑樹」

日時: 2012年2月25日 10時~12時
場所: 井の頭公園
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員 森林インストラクター)
 日置 日出男(森林インストラクター)
 田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
 小町 友則(NACS-J自然観察指導員 森林インストラクター)
 高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
 大原 正子
 高久 晴子
 田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
 大橋 博資
 竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
参加者:12名(大人12名)

レポート

81回井の頭かんさつ会当日は、寒く冷たい冬の雨の中で行われました。
参加者も12名、しかも子供の参加者なしという、いつもと比べて非常にこじんまりとした会でした。
多くの樹木が葉を落とし、枯れ枝のさびしい風景の冬に緑の葉を茂らせ、森を元気づけている常緑樹。その多様な形態、種類、生態をさらに詳しく知り、もっと常緑樹を身近なものにしよう、という狙いで行われた今回のかんさつ会でしたが、雨のため野外での観察をあきらめ、屋内での雨の日用プログラムとなりました。
企画担当者が朝早く集まり、いろいろな場所から40種類もの常緑樹の葉を集め、(枝付きです)机の上に並べて、参加者の集合を待ちました。
いつもどおり井の頭公園のボート乗り場(屋根の下、ボート乗り場入口をお借りして受付を行いました)での受付を済ませた参加者を地区公会堂まで案内し、並べた葉を前に、リーダーから常緑樹の特徴についての説明が始まりました。
落葉樹と比べて、全体的に葉は小さく厚いこと、緑色が濃く光り方も強いこと、クチクラ層という葉の表面にみられる蝋分がどうして作られるのかなどなど、常緑樹の生態、特徴、分布遷移についての話が語られ、参加者の好奇心をくすぐっていきました。
さらに、葉の見分け方、樹木の同定の方法についての説明があり、いよいよそれまでの説明を思い出しながら、スタッフが持ち寄った図鑑を使っての葉の同定にチャレンジです。
葉に鋸歯があるかないか、生え方は対生か互生か、色は、厚さは、冬芽はどうなっているのか等々夢中になって図鑑を調べます。ときにはスタッフも一緒になってヒントを出したり考えたり・・・ところがこれが結構難しいのです。途中で、担当から葉っぱを燃やしてその違いや意味を説明したり、匂いをかいでそこから種類のヒントを出したり、と参加者全員時間のたつのを忘れて集中していました。
最後に、担当から一つ一つ葉を取り上げて、その特徴・見分けるポイント・名前などを説明していきました。
参加者全員が自分で同定をした結果のメモを持ち、楽しみながら答え合わせです。
中にはちょっとひねくれた問題も用意してありました。同じ樹木でも形の全く違う葉(カクレミノ)を2枚並べて置いたり、斑入りで色も薄く小さめの葉(アオキ)を並べて置いたり・・・。意地悪問題はやはり正解は少ないようでした。
もう一つ代表の田中さんにカイツブリの話をプログラムとして用意してもらっていたのですが、葉っぱの観察であっという間に時間が過ぎてしまいました。
モチの仲間、カシの仲間、アオキ、クスノキ、ヒイラギの仲間、サカキの仲間、ツバキ、サザンカ、いたるところに実生が目立つマンリョウなど様々な常緑樹の魅力を満喫したかんさつ会でした。


(レポート:日置、写真:高野)

第80回井の頭かんさつ会のお知らせ

第80回井の頭かんさつ会
『野鳥たちの冬の暮らし』

日時: 2012年1月29日(日曜日)午前9:30~12:00
集合: 午前9時15分 井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内:
高野丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原正子
高久晴子
佐藤誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男(森林インストラクター)
大橋博資
上村 肇
竹内隆一(NACS-J自然観察指導員)

定員:50名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡など)
申し込み方法、問合せ先:右記をご覧ください。
申し込み締め切り:2012年1月27日金曜日中

ご案内

 新年最初のかんさつ会は恒例の冬鳥のバードウォッチングです。池のカモから、森の冬鳥まで観察します。

今年は特に気候がおかしく、春から季節が約2週間遅れたまま推移し、この案内文を作成している時点では冬鳥の数が揃っていない状況ですが、かんさつ会当日はどんな状況になっているでしょう。

私たち井の頭かんさつ会のご案内するバードウォッチングは単に野鳥を見つけて確認して終わりではなく、良く観察することで、餌の少ない冬に鳥たちがどういう暮らしをしているかを知り、植物や昆虫など他の生きものとのつながりを知って、環境全体の大切さを考えます。

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参加申し込み方法 終了しました。

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会事務局(大原正子)kapock@parkcity.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2012年1月27日金曜日
(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)

9)以外は必須項目です。

メールに記入すべき項目
1)「第80回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします、必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません)
7)双眼鏡の有無と貸し出し希望台数(貸出可能台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えない場合もあります)
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、FACEBOOK)など)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加お申込み・参加に関するお問い合わせはLinkIconkapock@parkcity.ne.jp(大原正子)まで、参加に関する問い合わせはkapock@parkcity.ne.jp(大原)まで、かんさつ会の内容についてのお問合せは
joe@birdimages.jp(高野)までお願いします。
(2011/12/23高野丈)

第80回井の頭かんさつ会レポート

第80回井の頭かんさつ会

「野鳥たちの冬の暮らし」

日時: 2011年1月29日 9時30分~12時
場所: 井の頭公園
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員 森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員 森林インストラクター)
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
参加者:49名(大人46名、子ども3名)

レポート

2012年新年最初の井の頭かんさつ会は恒例の冬鳥観察会でした。今季は全国的に冬鳥が少なく、例年ですとマヒワが多い年、イカルが多い年、アトリが多い年などいわゆる「当たり鳥」がいるのですがそれがなく、それどころかツグミやシロハラなどごく普通に観察できる冬鳥まで全般的に個体数が少ないという傾向があります。理由ははっきりわかっていません。高地に食糧となる木の実が豊富に残っているから平地に降りてこないという説を唱える人もいますが、この状況は真冬になっても変わりません。植物にも、落葉しない、真冬に新芽が芽吹く、花が咲く、といった異常現象が出ており、私は原発事故で漏れた放射性物質による環境汚染が少なからず影響しているのではと考えています。
いずれにしても鳥が少ない状況でどのような観察会にするか、直前まで悩みましたが、全く何もいないわけではないので、冬鳥に限らず留鳥であっても、その行動をじっくり観察し、発見してみようという趣旨で会を進めることにしました。
観察対象の冬鳥は閑古鳥ですが、かんさつ会への参加申込は多く、当日の飛び入り参加を含めて参加者数は50名と今回も大入りとなりました。相変わらず探鳥会の回は人気を保っています。今季はとても寒い冬で、とりわけ会当日は天気は良かったものの、北風が強く、寒さが厳しいコンディションでしたが、キャンセルはほとんどなく、参加者の熱意にうたれました。
自然文化園分園前でご挨拶をし、参加者を3班に分けて出発しました。まずは水鳥の観察からです。七井橋の真ん中に到着して早々にカワセミが飛び、美しい翡翠色の背をフィールドスコープでじっくり観察することができました。いつ観ても嬉しい鳥です。カワセミは池が外来魚だらけになって以来、見かける頻度が少なくなりましたが、冬場は比較的に観察の頻度が上がります。外来魚を防除し、池の生態系を回復させれば、年間を通してもっと観察の頻度は上がることでしょう。
その後、冬鳥とは何か、冬ガモがどこからやってくるかなどの話をし、池の真ん中で休んでいるカワウをスコープでじっくり観察してみることにしました。真っ黒なイメージのあるカワウですが、良く観てみると決して黒一色ではなく、かなり複雑な色合いの組み合わせであることがわかりました。参加者の一人が「若冲の世界だ」とコメントしたのが印象的でした。私たちは単に「見て」いるだけで「観て」いないのだということを再認識しました。そんな感じで、普通に見かける野鳥であっても、きちんと「観る」ことで発見があるという考え方で会を進めました。
池の畔ではツグミが地上で落ち葉をひっくり返す行動を観ることができ、何をしているか、その理由、樹木の実りと野鳥たちの冬場の食糧事情について話をしました。とりわけエノキは初夏から夏にかけてはオオムラサキ、ゴマダラチョウ、タマムシの食草になり、秋冬は長期間に渡って鳥類の食糧となる実を提供するなど、生物多様性保全上、重要な役割を担っていることを説明しました。
御殿山へ上がってから冬鳥が観られない時間帯が続きました。玉川上水でエナガを観察した後、やっとシロハラを確認することができました。参加者一同、その姿と警戒の地鳴きを観察することができました。その後もふるわない状況は続きましたが、最後にシメを見つけることができました。やはりエノキの実を食べていました。大きく移動しなかったので、参加者全員でじっくり観察することができました。シメは何となく風貌がキツイ印象があるので、例年なら見向きされない種なのですが、冬鳥が少ない今季はありがたがられて、まるでアイドルのように大人気になりました。私はそれがとてもおかしかったです。
最後にまとめとしてシメの観察を引き合いに、実のなる樹木と鳥類の関係について解説し、多様な植物が多様な生き物とつながり、育てるので、そのような環境が重要だという話でしめくくりました。


【観察した種】カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オオバン、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、シメ、ムクドリ、ハシブトガラス
(レポート:高野、写真:上村)