第29回井の頭かんさつ会レポート

第29回井の頭かんさつ会

テーマ: 「落ち葉のいろいろ」 


開催:2007年11月23日(金)

時間:観察会  10:00~12:00頃

場所:ボート乗り場前→狛江橋→弁天池南岸→弁天橋→御殿山雑木林

主催:井の頭かんさつ会 後援:東京都西部公園緑地事務所

案内:

田中利秋(自然観察指導員)

小町友則(自然観察指導員、森林インストラクター)

高野 丈(自然観察指導員)

大原正子

田中雅子(自然観察指導員)

佐藤 誠

高久晴子

 

参加者: 29名


観察記録

晩秋の小春日和となった当日、参加者は、資料の入ったポケットアルバムを配布され、使い方の説明を受けました。資料と同じ落ち葉を捜してポケットに入れるのです。また、袋に入れられた特別の手触りがある落ち葉(ムクノキ)を触ってみて、それと同じ手触りの葉を探すこと、独特の香りを持つ落ち葉(カツラ)のにおいを嗅いで、それと同じ香りの落ち葉を探すことも課題です。

指導員は、道々一つ一つの落ち葉の特徴を、色や形、手触りなどから説明して回りました。

主な落ち葉は、エノキ・ソメイヨシノ・ブナ・トチノキ・ムクノキ・カツラ・イノハモミジ・コブシ・イヌシデ・アカシデ・カジカエデ・コナラ・ヤマザクラ・ピンオークなどです。

最後に参加者が集めた落ち葉を確認してしめくくりました。

大人も子どもも夢中になって落ち葉の積もった地面を見つめ、お目当ての落ち葉を見つけると、とても満足そうでした。ふだん見慣れた落ち葉も、ずいぶんいろいろな違いがあることに改めて気づかされ、落ち葉を観察することの楽しさを知ったようです。

井の頭公園の秋を満喫した一日になったのではないでしょうか。(大原・高久)