第227回井の頭かんさつ会実施レポート

タイトル  草むらの生きもの

■実施年月日 2025年9月28日(日)10時~12時

■参加者数  参加者 23名(大人 16名、 子供7名)

■実施場所:  井の頭公園駅下広場 → 3所の草地を班ごとに巡る(神田川北岸マンション庭前、三角広場奥三鷹台駅側、6号トイレ裏)

■実施レポート:
今回は、様々な生きものが暮らす草地を観察した上で捕虫網で捕え、どんな生き物がいるのかを観察する企画です。普段の生活では草地の前を通っても素通りし、足を止めたとしても小さい生き物はほとんど見ることができません。そこで捕虫網を使うのですが、予想を上回る種類や数の生き物が取れることもあり、大人も子供も興味津々です。

まずは集合場所で、草地に暮らす生き物の生態系と草地の保全についてお話ししました。今回観察する草地は、草刈りを抑制して草地を保全しているエリアなので、全体的な草刈り時期には生きものの避難場所になっていることの重要性を話しました。

そこからは3つの草地について3つの班が入れ替わり巡ります。それぞれの草地ではまず足を踏み入れる前に外側からどんな生き物がいるかを観察します。続いて草地に入ってよく観察します。バッタや蛾が驚いて飛び跳ねる様に、参加者のテンションは上がります。さらに捕虫網を使ってその草地にいる生きものを捕らえます。とらえた生き物はビニール袋やケースに入れて観察しますが、その種類と数の多さに参加者は大興奮です。小さな生きもの(ヨコバイやウンカ類など)は細かい種類判定はできませんが、多様な生き物が実際には草地に多く生息しているのだと参加者は実感できたのだと思います。