第165回井の頭かんさつ会レポート

第165回井の頭かんさつ会 
冬の鳥(鳥たちの暮らしをじっくり見てみよう)

日時: 2019年2月24日(日) 10〜12時(小雨決行)
集合: 9時45分 井の頭公園ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
日置 日出男(森林インストラクター)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
栫 祐子(NACS-J自然観察指導員)
野口 明美(森林インストラクター、NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)

参加者 32名(大人25名・子ども7名)

実施レポート
 やわらかな日差しの絶好のかんさつ会日和のもと、32名の参加者により第165回井の頭かんさつ会が行われました。
どれだけの鳥たちが出てきてくれるのかと、ドキドキ・ハラハラしながら当日を迎えましたが、予想以上の鳥たちの お出迎えにびっくりするやらうれしいやらの、とても楽しくも満足のできるかんさつ会となりました。
  水辺の冬鳥たちはキンクロハジロ・オオバンの2種類しか見られませんでしたが、留鳥のカイツブリ・カルガモ・カワウの様子を じっくりと観察できましたし、参加者の1番人気のカワセミも2羽姿をあらわしてくれみんな大喜びでした。
 山野の鳥では、キジバト・ドバト・ハシブトガラス・ハシボソガラス・ヒヨドリ・シジュウカラ・エナガ・メジロなどの身近にいながら じっくり見たことのない鳥たちを、双眼鏡・スコープで観察し、改めて普段見たことのない姿や生活ぶりなどを観察することで、その魅力 を改めて再認識していました。
 冬鳥たちもツグミ3兄弟(ツグミ・シロハラ・アカハラ)がのんびりと地面の上で過ごしている姿や、アトリの採餌の様子などもゆっくり と観察することができました。
 特にエナガのかわいいさえずりや動作、巣作りのために羽根を運ぶ姿など、これまで見たことのない鳥たちの様子がじっくりと観察でき たことで、参加者たちから「鳥を見る視点がより広がった」という感想もいただきました。
 井の頭公園の自然の持っている力を実感したり、都市公園という名の整備の方向によって鳥たちの生活がとても影響されていること などを考えさせられながら、鳥たちと過ごした楽しい2時間でした。

(日置)