第25回井の頭かんさつ会
テーマ: 「在来種と外来種」
日時: 2007年7月22日(日) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭池周辺
主催: 井の頭かんさつ会
協力: 生態工房
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
田中利秋 (自然観察指導員)
小町友則 (森林インストラクター)
高野丈 (自然観察指導員)
大原正子
高久晴子
佐藤誠
田中雅子 (自然観察指導員)
定員: 約20名
参加費: 200円、中学生以下は100円
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。
ご案内
先日、井の頭池のお茶の水橋(石橋)を通ったとき、驚いたことがあります。水の湧き出し口近くにカルガモの親子がいて、たくさんの人々が子ガモの可愛いしぐさに見とれていました。驚いたのは、そのすぐ近の浅くて澄んだ水の中に、体長40cmほどの大きな魚が静かに浮かんでいたからです。それに気づいた人が何人もいましたが、皆「コイかな?」などと言っていたので、さらに驚きました。「ブラックバスですよ!」と教えると、「ああ!これが!」という反応でしたから、その「悪名」を知っている人は多いようです。でも、その生きている姿を知っている人はじつに少ないのです。今や井の頭池ではたくさん見かける魚なのに! そしてそのせいで池が大変な状況になっているのに!!
問題なのはブラックバスだけではありません。今の井の頭池は、人間によって持ち込まれた動物と植物、いわゆる「外来種」で満ちています。そしてその影響で、昔からそこに棲んでいた「在来種」は追い詰められています。井の頭池を、水が澄み、水草が茂り、生き物がいきいきと暮らす池に戻すには、何とかしなければならない問題です。しかし残念なことに、その問題を正しく理解している人はわずかで、知らない人も少なくないようです。
そこで、今度のかんさつ会はテーマを「在来種と外来種」とし、その問題を正しく理解していただくことを目標にしました。井の頭池にはどんな外来種が棲んでいるのか、それはどうやって池へやってきたのか、どうしてこんなに増えたのか、そのせいでどんな在来種がどんな影響を受けているのか、そして、この問題を解決するにはどうすればよいのか、などを観察し考えたいと思います。なお今回は、外来カメや外来魚の調査と駆除に活躍しているNPO「生態工房」の協力を得て、実際に池の魚やカメを捕獲して調査します。井の頭池の復活を願う多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
井の頭かんさつ会事務局(大原正子) までお送りください。
メールに記入すべき項目
□「第25回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -
※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。
受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。
注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
問合せ
参加に関する問い合わせは井の頭かんさつ会事務局(大原)までお願いします。
観察会の内容、あるいは「井の頭かんさつ会」についての問い合わせは、tnt-lab@nifty.com(田中)へメールください。
(2007/7/17一部追加 田中利秋)