第231回井の頭かんさつ会実施レポート

■タイトル : 冬の井の頭 バードウォッチング(嘴と足に注目♪)

■実施年月日2026年1月 31日(土)10時~12時

■参加者数    参加者 39名(大人 33名、子供6名)

■実施場所:井の頭公園ボート乗場前から神田川上水(上流エリア)を班ごとに巡る、(七井橋、狛江橋、ボート池池南岸、ひょうたん池、三角広場、神田川上水南岸)

■実施レポート:

今回は、冬の井の頭公園で見ることが出来る野鳥を出会った場所や嘴や足をテーマにどのように生きているかを観察する企画です。

冬季という観察に適した時期に実施し、「居場所」と「嘴・足」という形態的特徴に焦点を当てることで、単なる種名の確認にとどまらない観察を目指した。冬の井の頭恩賜公園は、落葉により視界が開け、水鳥・冬鳥・留鳥を同時に観察できる貴重な環境である。特に井の頭池周辺では、水面に浮かぶカモ類、潜水するカイツブリ類、水辺で採餌するサギ類、林内を移動する小鳥類と、生活環境の異なる種が近接して見られた。

参加者は当初、「鳥を見つける」「名前を知る」ことに意識が向きがちであったが、観察の視点を

•どこにいるか

•何をしているか

•嘴や足はどのような形か

に整理して提示したことで、「形とくらしの関係」に気づく様子が見られた。

例えば、水面に浮かぶカルガモ(浮ガモ)と、潜水を繰り返すキンクロハジロ(潜水鴨)やカイツブリ、カワウ、オオバンなどを比較することで、「同じ池でも採餌方法が違う」ことに気づくことができた。また、長い嘴や脚を持つサギ類と、枝をつかむ足を持つシジュウカラを対比することで、「足の形が生活の場を決めている」という理解が深まった。

さらに、都市公園という人工的要素を含む環境であっても、多様な鳥類が棲み分けを行いながら共存している様子を確認できたことは、生物多様性教育の観点からも大きな意義があったと思います。