第229回井の頭かんさつ会実施レポート

タイトル  自然は数でできている! 自然の中の「数」を探そう

■実施年月日 2025年11月30日(日) 10時~12時

■参加者数  一般参加者 7名(大人7名)

■実施場所:集合場所→七井橋→井の頭池北岸→御茶ノ水橋→御殿山→井之頭池南岸→ひょうたん橋

■実施レポート
今回の観察会では、「自然の中の数を探そう」をテーマに、植物を中心としたさまざまな“数”を実際に数えてみました。まず、モミジの分裂葉の裂片数を調べると、多くが5裂または7裂で、偶数はほとんどありません。その中で6裂や8裂の葉を見つけると“ラッキー葉”ということで、みんなで探しました。ヤツデもほとんどが9裂で、8裂ではないことを改めて確認しました。また、らせん状の葉のつき方における回転数と葉数、キク科の舌状花の数、マツボックリの種鱗の螺旋数を数えると、多くがフィボナッチ数列(1,1,2,3,5,8,13,21…)に一致することを体験し、自然界に潜む不思議な規則性への理解を深めました。一方で、イチイ(一位)、シジュウカラ(四十雀)、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)など“数”にちなんだ名前の動植物も探し、自然と数のつながりを楽しみました。