第209回井の頭かんさつ会 実施レポート

テーマ: 照葉樹からのメッセージ 照葉樹を見分けよう!

■実施年月日 2023年1月28日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 21名(大人のみ)

■実施場所:井の頭池周辺、第二公園、玉川上水沿い

■実施レポート

今月の観察会のテーマは照葉樹です。照葉樹とはシイやカシ、ツバキなどの葉の表面がテカテカしている常緑の広葉樹です。井の頭公園周辺の自然植生としては照葉樹林となり、本来、非常に身近な樹木ですが、どれも似ていてとっつきにくいので、識別点を理解して、知り合いになるのが目的です。まず、狛江橋の南のエリアで、互生・対生/全縁・鋸歯縁といった樹木の見分け方の基礎を習得して、資料を基に一般的な10種ほどの見分け方を学習しました。街中の樹木も見つつ、第二公園を通って、玉川上水エリアに行き、実際の観察を行いました。幸橋からほたる橋までの区間の玉川上水両岸の照葉樹をつぶさに観察して、分類していきました。「難しい」と言いながら、最初は戸惑っていましたが、多くの参加者は最後には自分自身である程度同定できるようになりました。玉川上水の木々に親しみを持てるようなったようで、ある程度照葉樹からのメッセージが読み解けるようになったと思います。