花と環境 どこにどんな花が咲いている?
■実施年月日 2022 年 4 月 16 日(土)10 時~12 時
■参加者数 一般参加者 20 名(大人 20 名)
井の頭かんさつ会スタッフ 10 名
■実施場所:ボート乗り場前広場→街中(三鷹市井の頭)→野草園→雑木林→雑木林広場周辺 (班ごとに解散)
■実施レポート
コロナ感染再拡大のため自然観察会を中止していましたが、4ヶ月ぶりに感染防止対策を
取ったうえで、再開となりました。
この時期は 10 年来、毎年花についてのテーマで観察会を実施しており、今回は3月初め
から準備を行い、4月3日に街中のスミレをテーマに実施を予定していました。しかし、花
見のシーズンと重なることで、実施の許可を受けることができず、日を改めて、花と環境を
テーマに実施し、その中で、街中のスミレの観察も取り入れることにしました。
井の頭かんさつ会としては、街中の植物を初めて観察対象としてみました。街中は外来の植
物が多いのですが、その中でも、キランソウなど公園の中でも見られる在来種や、公園では
見られないスミレ(マンジュリカ)、ヒメスミレなどの在来種が見られ、参加者にも喜んで
頂けました。井の頭公園に戻り、野草園のイカリソウ、ニリンソウや雑木林の林床のタチツ
ボスミレなどを観察し、環境の違いと植物との関係を参加者と一緒に考えてみました。
環境と植物との結びつきは、少しテーマが大きすぎて、結論に結び付けることが難しかっ
たですが、街中をフィールドとしで実施してみたことは、観察や思考の幅を広げる意味で、
とても有意義な試みでした。
■所感
久々に井の頭公園で参加者の方々に自然を楽しんで頂いたことが、スタッフ一同の喜びで
あり、有意義な時間を過ごすことができました。コロナ禍が収まり、今後は観察会が中止と
ならないよう祈りつつ、引き続きルールを順守し、公園での活動を継続していきたいと思い
ます。