第143回井の頭かんさつ会
■タイトル 春の生き物
■実施年月日 2017年3月26日(日)10:00~11:30
■参加者数 一般参加者 15名(大人11名、子ども4名)
案内人 井の頭かんさつ会スタッフ11名
■ 実施場所 井の頭地区公会堂(降雨のため屋内で行いました)
■実施レポート (作成:第143回企画担当 佐藤 誠)
数日前からかんさつ会当日の天候があまり良くないという予報がでており、前日には「明日は雨」の予報確率が急上昇、担当のスタッフは前日土曜日に大慌てで「雨プロ」と称する雨天用のプログラム作成をしました、
やはり当日は朝から小降りながら冷たい雨がふり、公園内での観察はあきらめ公会堂での雨プロに切り替えました。まず、メンバーの一人が、回る予定だったコースで前日に撮った写真を使って今咲いている花を順に説明、その後他のメンバーの一人が、過去の今の時期に公園で観察された昆虫の写真(別のメンバーのブログから引用)を使って今の時期にみられる昆虫の説明を行いました。
続いて朝公園で採取したアブラムシ2種(マメクロアブラムシ、ソラマメヒゲナガアブラムシ)
を4台の実体顕微鏡でグループに分かれ詳しく観察しました。最初は「気持ち悪い」と言っていた参加者も、小さい緑の虫が動くところを見て思わず「かわいい」と声を出したり、熱心にスケッチをしたり大いに盛り上がりました。
最後に質疑応答の時間を設け通常より30分早い11時30分に終了しました。
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雨のため屋外での観察はできませんでしたが、悪天候にもかかわらず参加してくださった参加者の方々の熱意を非常に感じました。またアブラムシの実体顕微鏡による観察は子供から大人まで日常では経験できないことから非常に盛り上がり、企画した自分も大変驚きました。
今回気になったのは下見をしていた時に例年に較べ昆虫の種類が少ないということでした。最近公園では樹木の剪定や下草の刈り取りなど管理が行き届き昆虫が越冬する場所が少なくなったのも一因ではとちょっと心配になりました。
もちろんたくさんの方々が利用する公園なので管理は非常に重要なことは十分理解していますが公園管理者には、できるだけ自然の姿を残し、多くの種が生きていける環境を残していただきたいと思います。
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