第38回井の頭かんさつ会
テーマ: 「夏の夜をもっと楽しもう」
日時: 2008年8月23日(土) 午後6:30~8:30
場所:井の頭公園
主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
小町友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原正子(井の頭かんさつ会事務局長)
佐藤 誠
高久晴子
田中雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置日出男
参加者:25名
レポート
残念ながら当日は、かんさつ会始まって以来初めての雨天。やむを得ず室内での雨天プログラム講座でスタートしました。
まず、田中による夜の井の頭公園の「夜の生き物たち」講座。樹液に集まる昆虫たち、夜行性の生き物、夜咲くカラスウリの花、夜の池の魚やエビの様子、そしてセミの羽化の連続写真などをスライドで紹介。その撮影に纏わる苦労話も披露されました。
次いで、小町指導員によるセミについての講座。日本で一番小さいセミ(イワサキクサゼミ)の標本を見たり、セミの抜け殻の識別法について解説。
そして、井の頭公園などであらかじめ採取しておいた百数十個のセムの脱殻を、参加者みんなで識別し、アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシ・ツクツクボウシ・ニイニイゼミに分類してみました。
折りしも、雨が小降りになり、野外講座に切り替えることになりました。
屋外に出てみると、夜咲く花、カラスウリも咲いていました。雨の中でも、数は少なくてもセミが羽化していました。また、カブトムシさえ見られました。
このように、よい天候ではない夜でも、いろいろな生き物がせいいっぱい活動している様子が見られ、それもまた自然を知るよい経験になったと言えるのではないでしょうか。
かんさつ会に引き続き、希望者とともに親睦会を行い大いに盛り上がりました。
(レポート:高久)