第17回井の頭かんさつ会レポート

第17回井の頭かんさつ会

テーマ: 「井の頭池を楽しもう」

 

日時: 2006年11月18日(土) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭池周辺

 

主催: 井の頭かんさつ会

案内: 田中利秋 (自然観察指導員)

案内: 高野丈  (自然観察指導員)

案内: 澄川沃  (自然観察指導員)

案内: 小町友則 (森林インストラクター)

 

 

第17回のテーマは「井の頭池を楽しもう」です。 もちろん、池を観察して楽しむのです。 井の頭池なんかいつも見てるよ、という人も多いと思いますが、 我々が普段見ているのは池のほんの一部、ほんの表面にすぎません。 私(田中)は今年、井の頭池をかなり真剣に観察しているのですが、 そうしたら、池には知らないことがいっぱいあるし、 観察して楽しめることがもっともっとあることに気づきました。

そこで今回は、井の頭池を普段とは違う視点でいろいろ観察して楽しみました。動植物だけでなく水質調査も行い、 池の富栄養化や透明度の低さを科学的に検証し、『見た目通り汚い』ことを再認識しました。

また、西部公園緑地事務所の小口所長が参加してくれて、井の頭池の水質浄化への一連の取り組みを参加者に説明、 参加と協働を呼びかけました。参加者の多くは、そのような動きや取り組みについて初めて知ったようで、 いい話が連発し満足度は高まったようでした。

今回のかんさつ会を通して、きっと、池が今までとは違って見えるようになったことでしょう。

ご存知と思いますが、今、井の頭池が熱いです。 湧水の復活などで、あの汚い水を浄化しようという公園などの動きが始まり、 生態系の復活も目標になっています。そしてその運動はどんどん広がりを見せ始めています。 我々「井の頭かんさつ会」もその動きに乗って、 井の頭池がもっと自然観察しがいのある池になるよう活動していくつもりです。

(田中・高野)