第9回井の頭かんさつ会のお知らせ

井の頭・身近な自然観察会 第9回
テーマ: 「樹形のひみつ」

日時: 2006年3月12日(日) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭公園(池畔および雑木林)
主催・案内: 田中利秋 (自然観察指導員)
案内: 小町友則 (森林インストラクター)
案内: 高野丈  (自然観察指導員)

定員: 約20名
参加費: 100円(保険代)
持ち物: 筆記用具、(あれば)双眼鏡、ルーペ(虫眼鏡)
※双眼鏡やルーペはなくても困ることはありません。

申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
「身近な自然観察会」第9回のテーマは「樹形のひみつ」です。
我々の身の回りにはたくさんの木々が生えています。それぞれの木の形、すなわち「樹形」はさまざまです。樹の種類が違えば樹形は全く異なりますし、同じ種類であっても、根の張り方や幹の状態、そして枝ぶりなど、同じ形のものはひとつとしてありません。その理由を知りたいと思ったことはありませんか? この観察会では、その「樹形のひみつ」に挑戦します。

樹形は、樹の種類ごとの遺伝的性質と、その一本の木が育った環境の産物です。つまり、樹形をよく観察すれば、長い進化の歴史の中で身につけてきた生存のための工夫と、その木が育つ時に置かれていた環境の両方を知ることができるのです。

じつは私は樹形の勉強と観察を始めてからまだ日が浅く、レベル的には樹形観察の初級を脱していないかもしれません。にもかかわらずこの観察会を企画したのは、「樹形のひみつ」を知るにつれて、木々の気持ちが分かるようになってきた気がするからです。今まではそこに生えているだけだと思っていた木が、じつは悩んだり喜んだりがんばったりしているのが見えるようになってきました。ぜひ皆さんにもこの感覚を味わっていただきたいと思うのです。

井の頭かんさつ会では、今までに木の葉がテーマの観察会を2度開きました。花よりも長期間見られる葉は、その多様性がとても面白い上に、樹木の名前を調べるとてもよい手がかりになるからです。しかしながら、葉で名前が分かったとしても、その樹木のことを理解できた気にはならないのではないでしょうか。樹木としての特徴がもっとも現れている幹や枝や根をまだ見ていないからです。樹形観察はそれらの違いを観察して楽しむものなので、樹木への理解がぐっと深まります。

木々が芽吹く前の時期は樹形を観察する好機です。木や林や森が今までとは違って見えるようになる、そして木々の気持ちが分かるようになる(かもしれない)「樹形観察会」に、皆さんのご参加をお待ちしています。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
tnt-lab@nifty.com までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第9回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の1週間ほど前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。「身近な自然観察会」の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
樹形観察の初心者、初級者向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
tnt-lab@nifty.com へメールください。

(2006/2/18 田中利秋)