第2回井の頭かんさつ会レポート

第2回井の頭かんさつ会

井の頭・身近な自然観察会 第2

テーマ:『木の葉の観察会(木の葉からみる自然)』


開催日:2005年7月2日

時間:午前9:55~12:00

場所:井の頭公園

主催:田中利秋(自然観察指導員)

案内:小町友則(森林インストラクター、ビオトープ管理士、気象予報士)

補助:中山久司(自然観察指導員)

高野 丈(写真家)

協力:井の頭ML有志

参加者:15名 


観察会レポート 

第1回の野鳥というキャッチーなテーマから離れ、ある意味で地味な樹木をテーマにかんさつ会を開催しました。参加者の間には植物か、ちょっと勉強しようかなという空気があったように感じました(私だけかもしれません、笑)。ところが始まってみると、これがなかなかに興味深く、面白い仕掛けが用意されていたり参加者を飽きさせない展開でした。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、(人によっては+味覚)を動員した観察は体験型で楽しかったです。『インク不要で字が書けて、手紙として送れる葉っぱがある』の体験は楽しかったです。とにかく、メインの案内役を務めてくれた小町さんのパフォーマンスが抜群でした。

【高野】

第1回井の頭かんさつ会レポート

第1回井の頭かんさつ会

井の頭・身近な自然観察会 第1

テーマ:『カイツブリ観察会』


  開催日:2005年4月24日

時間:午前9:55~12:00

場所:井の頭公園

主催:田中利秋(自然観察指導員)

案内:中山久司(自然観察指導員)

高野 丈(写真家)

協力:井の頭ML有志

参加者:18名


 レポート 

会が本格始動。いよいよ記念すべき第1回目の観察会開催の日を迎えました。テーマはカイツブリの観察。カイツブリは井の頭公園の野鳥の中でも最も万人に親しまれている象徴的な種です。都市公園という環境が人間とカイツブリの間の距離を縮め、様々な生態を非常に観察しやすくしています。反面でトラブルもあり悩ましいところです。餌やりを止めて欲しいというのが目下の課題の一つです。   

今回はカイツブリを観察し続けている田中利秋さんがその奥の深い生態といろいろな不思議を紹介しました。カイツブリの雌雄を見分けられますか?え?先日交尾で上に乗っていたからあれが♂?いえいえカイツブリには逆交尾する生態があるので、上に乗っていたのが雄とは限らないんですよ。巣立った幼鳥はどこへ消えてしまうのでしょう?カイツブリはどれくらいの距離を飛べるのでしょう?etc...『見る』と『観る』とでは大違いです。なにしろ長年に渡って継続観察を続けている田中さんでさえ、日々が新しい発見の連続なのです。よく知っているカイツブリの、よく知らない生態の話に参加者は一様に感心していました。

【高野】