第128回井の頭かんさつ会レポート

第128回井の頭かんさつ会レポート

「生き物の冬越し」

日時:2015年12月13日(土)10:00~12:00

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
大橋 博資

参加者30名(大人23名、子供7名)

レポート

冬は太陽の光が弱く気温が低いため、生き物にとっては暮らしにくい季節ですが、植物も動物もそれぞれの方法で適応して冬を乗り切っています。今回は生き物の中でも昆虫をメインに観察し、冬でも昆虫が見られることを実感していただこうと企画しました。 常緑で冬に花を咲かせるヤツデには様々な昆虫やクモが集まります。常緑というだけでなく、大きな葉で太陽の光を浴びるので、周りの木々よりも少し暖かいのです。葉をめくるとヨコバイ類やチャタテムシ類、カイガラムシ類などたくさんの小さな昆虫やクモがみつかります。参加者は楽しそうに葉をめくって虫を探しました。特に子供さんは嬉々として葉をめくり、いろいろな虫を見つけていました。 日本庭園の東屋にはオオミノガのミノムシがいました。5年ぐらい前には寄生バエの影響で生息数が激減したこと、さらにここ数年では、その寄生バエに寄生するハチにより、オオミノガの数が回復しつつあることを説明すると、自然の複雑さに参加者は感心しきりでした。 オオミズアオの繭が隠れている木の隙間を観察した時には、昆虫は寒さや風を防ぐため、または鳥などの天敵に見つからないために落ち葉の下やいろいろな隙間に入り込もうとすると説明しました。サシガメの幼虫もクヌギカメムシの卵塊も、隙間や影になる場所を選んで冬越しします。自然の叡智に興味が広がります。 当日は小雨が降ったり止んだりと気温が低い生憎の天気だったので、クロスジフユエダシャク雄が飛んでおらず、参加者と一緒に探しました。冬に繁殖するためだけに羽化してくる虫の話がしたかったので、見つからなくても一通り説明し終わったところで、玉川上水の擬木柵にチャバネフユエダシャク雌が発見されました。通常夜行性の昆虫がまるで観察会のために出て来てくれたような出来事に、参加者だけでなく案内人も興奮気味でした。 観察のクライマックスは小鳥の森南側でウラギンシジミ探しです。成虫で越冬するする小さなチョウが葉の裏に隠れているので、子どもも大人もみんな目を凝らして木の枝を見つめます。「あ!いたいた!」「まだ分からない」とにぎやかに話しながら、ゲームのように楽しむことができました。
 参加者からは「冬でもたくさんの昆虫など生き物がみられるのですね」という感想を頂きました。冬の自然を見る目が変わり、冬の公園の楽しみが増えたことだとうれしく思います。

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第128回井の頭かんさつ会のお知らせ

第128回井頭かんさつ会 
「生き物の冬越し」
日時: 2015年12月13日(日)10:00~12:00
(小雨決行、強雨の場合雨プログラム)
集合: 9時45分 井の頭公園ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内(予定)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
高久 晴子
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
大橋 博資

定員: 30名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具
申し込み方法: 問合せ先:下記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年12月11日(金曜日)24:00まで
(下記の通り、締め切り前に定員が満員にあることもあります。ご了承下さい)

ご案内

冬は太陽の光が弱く気温が低いため、生き物にとっては暮らしにくい季節ですが、それぞれの方法で適応して冬を乗り切っています。
植物はどうやって冬越しするのか?ヤツデはなぜ冬に花を咲かせるのか?小さな動物、特に変温動物である昆虫などはどうやって寒さをしのいでいるのか?寒い冬を乗り切り、また冬を利用する、たくましい生き物の姿を観察します。

かんさつ会終了後に懇親会(忘年会)を行います。
かんさつ会の参加申し込み時に懇親会の参加希望の有無もご記入ください。
懇親会概要(予定) 担当:日置
日時:12月13日12時30分頃~2時間程度
場所:吉祥菜館 (http://r.gnavi.co.jp/p381000/)
費用:飲み放題込みで4500円程度(予定。お子様の参加がある場合は調整します)

参加申し込み方法

メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ)kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp へお送りください。

メールに記入すべき項目
(8)以外は必須項目です。
1)「第128回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)参加希望者それぞれについて、懇親会の参加希望有無も記入下さい。
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、facebookなど)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
・また上記のように、申し込み期限前に満員となる場合があります。お申し込みはお早めに。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信を差し上げます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2015/11/20 村上健太)

第127回井の頭かんさつ会のお知らせ

第127回井の頭かんさつ会
「果実と種のすべて ~大きさ・色・かたちの秘密~ 」
日時:2015年11月15日(日)10:00~12:00
集合:9:45 井の頭池ボート乗場
(*雨天の場合は雨プログラムを実施)

主催:井の頭かんさつ会
後援:西部公園緑地事務所

案内

佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出夫(森林インストラクター)
大橋 博資
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

定員:30
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100
持ち物:観察用具(双眼鏡、ルーペなど)筆記用具
申込方法、問合せ先:下記をご覧ください
申込締め切り:2015年11月13日(金)24:00まで
(後述のとおり、締め切り前に定員が満員になることもあります。ご了承ください)

ご案内

 日ごとに秋も深まり、公園の木々も少しずつ色づいてきました。この季節に木々をよく見ると赤や黒などいろんな色をした木の実が実っていることに気が付きます。もっとよく見ると色だけでなく大きさや、かたちがそれぞれの木で違っていることにも気が付きます。
今回のかんさつ会では公園を歩きながらたくさんの木や草の実を観察し、その実がなぜそんな大きさ・色・かたちをしているのかを考えてみたいと思います。
秋の爽やかな公園を一緒に歩きながら植物たちの秘密を覗いてみましょう。ご参加をお待ちしています。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを井の頭かんさつ会受付担当者(田中雅子)kansatsukai-127@xqd.biglobe.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2015年11月13日(金曜日)24時まで
(ただし、その前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ。)
9)以外は必須項目です。

メールに記入すべき項目
1)「第127回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします。必須)
3)住所(市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
4)返信を希望するメールアドレス (必須 ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(必須、当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (該当しない方は必須ではありません。)
7)ルーペをお持ちでない方の場合、貸し出し希望個数
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、Facebook)など)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
【ご注意】
・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

 メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
 理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

 集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

 参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
 雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

お問い合わせはmktsato310@gmail.com (佐藤 誠)までお願いします。
(2015
年10月29日 佐藤 誠)

第127回井の頭かんさつ会レポート

第127回井の頭かんさつ会 

タイトル  「果実と種のすべて」   ~大きさ・色・かたちのすべて~

■実施年月日 2015年11月15日(日)10:00~12:00

■参加者数  一般参加者19名 (大人16名、子ども3名)

  • 実施場所 ボート乗り場前~七井橋~お茶の水池北岸~藤棚周辺~梅林~弁財天周辺 ~井の頭地区公会堂
  • 実施レポート(作成:第127回班リーダー 日置 日出夫) まず全員に、種・種子・果実・木の実など様々な呼び方をされているが、それはなぜか、どう違うのか、何が違うのか、その違いはなぜかなどについてリーダーから簡単に説明があり、各班ごとに実際の種子の観察がスタートしました。自らは移動手段を持たない植物が、子孫を残し種の保存を図るための様々な方法と工夫(鳥などの動物を利用する種子・風を利用する種子・水を利用する種子・自らの力を利用する種子など)の実物を観察し、驚いたり感心したりの連続です。屋内では、あらかじめ集めておいた様々な種類の種子・種・木の実をグループごとに広げ、各リーダーの説明と実際に手で触り、ルーペ・実体顕微鏡を使っての細かい部分までの観察です。イイギリの小さな赤い実の中にはいくつの種が詰まっているのか?サイカチのさやで石鹸が本当にできるのか?などなどを確かめながら、自然の素晴らしさと楽しさを受け止め、ますます自然を大切にしなければならないこと実感した観察会でした。
  • そんな中でも様々な種子を食べるヒヨドリは種子散布に非常に貢献しているという話や、ヒメガマの5センチほどの小さな房の中に数万の真綿のような小さな種が隠れていて、時期が来ると一斉にあたりが真っ白になるくらいに風に乗って飛び立つ工夫、鳥にたくさん散布してもらうために色と味を工夫しているムクノキなどを1時間にわたって観察し屋内のかんさつ場所に移動しました。
  • まず目についたのは「ハナミズキ」の真っ赤な種子。なぜ真っ赤なのか?構造はどうなっているのか?などについてじっくりと実物を観察します。次に観察した種子は「イロハモミジ」。プロペラのような独特の形はどうしてなのか、実際にどう飛んでいくのか、など、参加者一人一人がわいわい言いながら飛ばし確かめていました。
  • 今にも雨粒が落ちてきそうな天気の中、参加者19名とスタッフ12名の計31名が3班に分かれて定刻にスタートしました。

第126回井の頭かんさつ会レポート

第126回井の頭かんさつ会

「かいぼりで変った池の生き物  ~種類・数・行動~」

2015年10月24日(土)10:00~12:00

主催:井の頭かんさつ会
後援:東京都西部公園緑地事務所
案内:
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
上村 肇
大橋 博資
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
参加者:20名(大人15名、子供5名)

レポート

井の頭池では、水質浄化と外来生物の駆除を目的として、2014年1月に池の一部(お茶池、ボート池)の水を抜く”かいぼり”を実施しました。2015年の冬にも2回目のかいぼりを行います。その前に1回目のかいぼりの結果として、池の生き物はどう変ったのかを観察しました。
事前の案内文や開始時に参加者に対して「増えた生き物、減った生き物、行動に変化のおきた動物はいるでしょうか?」と問いかけました。かいぼりの効果を生き物の側面から観察していきます。
まず前回かいぼりを実施していない弁天池を観察しました。弁天池では11月のかいぼりのためにオレンジ色のフェンスが設置されていました。弁天池では、本来の井の頭池に近づける為に池の水質を改善しなければならないことや、外来魚がいることで池の生態系が壊れていることなど、弁天池に起こっている問題を話しました。参加者には何度もうなずく方が多く、かいぼりの必要性を理解して頂いたようです。弁天橋を通る時に「かいぼりをして、鯉のその後はどうするのか」という質問が参加者から出ました。それに対し「鯉はもともと井の頭池にいた生き物ではなく、水底の泥を巻き上げて水底の水草や小動物を食べてしまうため生態系に悪影響が強いため、今回のかいぼりでは駆除対象になります。」と回答すると、納得されたようでした。
野口雨情歌碑の近くではハシビロガモやオナガガモがいました。前回のかいぼり後それまで少なかったコガモや見られなかったオカヨシガモが見られるようになった事、バンが繁殖をした事、それは水草が復活して食料が増えたからからだと思われることをお話しすると、かいぼりで水草が増えたことで生態系が豊かになった事を実感して頂いたようです。ボート池ではキンクロハジロが水中に潜って獲物を採る行動が観察され、これも水底の生物層が豊かになったことをが要因として考えられることを解説すると、参加者一同喜んでいました。
お茶池北岸柳付近では「かいぼり隊」がその日捕獲された在来生物や外来生物を展示し普及啓発を行っており、そこで現在の池の生き物の種類について話しました。1回のかいぼりではブラックバスやブルーギルの数をゼロにはできなかったこと。ブラックバスが少なくなった為にブルーギルやアメリカザリガニが逆に増えてしまっている事など問題点をお話しし、2回目3回目のかいぼりの課題であることなど、かいぼりの意義を伝えました。
ひょうたん池に移動し、「井の頭かんさつ会」による保全活動を見学しました。前日に神田川に設置していた張り網や水中に沈めておいたドームカゴ網を上げて中の生き物を観察しました。獲物は少なかったですが、生物を捕獲し調査することの重要性も話しました。
事前に池の3カ所(弁天橋、お茶橋付近、七井橋)で池の水を汲み番号を書いたペットボトルに入れ、どの番号がどの場所で汲んだ水か参加者に考えて頂きました。かいぼり未実施の弁天橋のものが最も透明度が低く、参加者にもかいぼりによる水質浄化作用を実感して頂けたと思います。
今回の観察会は池の生き物を通じて、かいぼりの効果や意義を伝えるものでした。1回目でかいぼりの効果が出た良い側面と、これから解決したい課題を案内人と参加者で話せた事で次回かいぼりに向けた市民の理解が進み、かいぼりのバックアップになったと思います。(村上健太)

第126回井の頭かんさつ会のお知らせ

「かいぼりで変った池の生き物 ~種類・数・行動~」

日時: 2015年10月24日(土)10:00~12:00
※小雨決行、強雨の場合は雨プログラムを実施
集合: 9時45分 井の頭池ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内

村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
上村 肇
大橋 博資 
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

定員: 40名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察道具
申し込み方法: 問合せ先:下記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年10月22日(木曜日)24:00まで
(後述のとおり、締め切り前に店員が満員にあることもあります。ご了承下さい)

ご案内

 井の頭池では、水質浄化と外来生物の駆除を目的として、2014年1月に池の一部(お茶池、ボート池)の水を抜く”かいぼり”を実施しました。今年の冬にも2回目のかいぼりを行います。1回目のかいぼりの結果として、池の生き物はどうかわったのでしょうか?増えた生き物、減った生き物は何でしょうか?また行動に変化のおきた動物はいるでしょうか?
かいぼりの効果が出た良い側面と、これから解決したい課題は何でしょうか?2回目のかいぼり前に池の生き物の現状を観察します。

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参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ) kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2015年10月22日(木曜日)24時まで
(ただし、その締め切り前に定員が満員になることもあります。申し込みはお早めにどうぞ)

1)「第126回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須) 
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)(必須)
3)住所(市区町村レベルまで。例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)(必須)
4)返信を希望するメールアドレス(必須、ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)(必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (必須、該当しない方は必須ではありません)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、Facebook)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
・また上記のように、申し込み期限前に満員となる場合があります。お申し込みはお早めに。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

お問い合わせはkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp (大原)までお願いします。(2015/9/27 村上健太)

第125回井の頭かんさつ会のお知らせ

第125回井の頭かんさつ会

「野鳥観察を楽しもう」

日時: 2015年9月26日(土)9:30~12:00
集合: 9時15井の頭公園駅前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

いつもと集合場所が異なり、30分早く始まります。ご注意ください。

案内

高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は要保護者同伴)
定員: 50名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、観察用具 双眼鏡、カメラなど
申し込み方法: 問合せ先:下記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年9月24日(木曜日)24:00まで

ご案内

 井の頭公園は一年をとおして、さまざまな野鳥を観察することができます。秋は鳥たちが動く時期です。やがてくる冬に備える鳥、南へ移動する鳥、北からやってくる鳥。今回の井の頭かんさつ会は、井の頭公園で一年中観られる鳥から、季節によって観られる鳥まで、出会った野鳥をとことん観察します。野鳥観察をとおして、井の頭公園の自然を楽しみましょう。

参考:昨年の9月26日に観られた鳥は以下のとおりです。
オシドリ、カルガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、キジバト、ホトトギス、ツツドリ、カッコウsp.、ツミ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンコウチョウ、モズ、カケス、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、エナガ、ムシクイsp.、メジロ、ムクドリ、エゾビタキ、コサメビタキ、エゾビタキ、キビタキ、スズメ、ワカケホンセイインコ 32種+未同定2

井の頭バードリサーチは井の頭公園の野鳥を365日毎日観察・記録しています。
以下ウェブサイトに記録を掲載していますのでご参照ください。。
http://birdimages.jp/inokashira/

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ) kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2015年9月24日(木曜日)24時まで
(ただし、その締め切り前に定員が満員になることもあります。
8)以外は必須項目です。

1)「第125回かんさつ会に参加したい」と明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)(必須)
3)住所(市区町村レベルまで。例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)(必須)
4)返信を希望するメールアドレス(必須、ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)(必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (必須、該当しない方は必須ではありません)
7)双眼鏡の借用希望台数(貸し出しの対象となる年齢は10歳以上です。貸出台数に限りがありますので、必ずしもご希望に添えないことがあります) 双眼鏡をお持ちの方はゼロと書いてください。
8)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、Facebook)など)(必須)
9)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

参加に関する問い合わせはkapockmasa@jc5.so-net.ne.jp (大原)まで、かんさつ会の内容についてのお問合せは
joe@birdimages.jp(高野)までお願いします。(2015/9/03高野丈)

第125回井の頭かんさつ会レポート

第125回井の頭かんさつ会 

■タイトル  「野鳥観察を楽しもう」

■実施年月日 2015年9月26日(土曜日)9:30~12:00

■参加者数  一般参加者名 43名(大人36名+小人7名)

井の頭かんさつ会スタッフ11名

  • 実施場所 井の頭公園駅前~ボート池~七井橋~お茶の水池~弁天池~御殿山~玉川上水~小鳥の森
  • 実施レポート(作成:第125回企画担当 高野 丈) きわめて鳥が少ない状況で始まった観察会でしたが、すぐに転機が訪れました。池の畔でハト大の鳥が対岸から飛んできました。ドバトかキジバトかと思いましたが、すぐに飛翔形が違うことに気づきました。ツツドリでした。そのツツドリはあろうことか、住宅に隣接するサワラのこずえに丸見えの状態でとまったのです。そして、そのまま10分以上もいてくれたので、幼児からシニアまで望遠鏡を覗いてしっかりと観察できました。普通種で勝負と思っていた私はなぜか狼狽し、初めて本格的にバードウォッチングする人もいることを意識し、「こんなこと普通はないんです」「これをスタンダードだと思わないでください」などとなぜか断りました。材料がない状況でいかに空腹を満たしてもらおうかと料理を考えていたら、メインディッシュの食材が不意に手に入ってしまった感じでした。公園に樹木があり、樹木につく毛虫やイモムシがいて、渡りの途中でエネルギー補給するツツドリやホトトギスがいるということを、わかりやすく説明できました。その後も、留鳥から夏鳥まで、いろいろな鳥をじっくりと観察し、井の頭公園の自然環境との関係を簡単に説明してまとめました。
  • キンモクセイ香る井の頭公園で125回目の井の頭かんさつ会を開催しました。今回のテーマは「野鳥観察を楽しもう」。10年前はいかに珍しい鳥を探し出すかに執心していましたが、その後学んでいくなかで、それは本道ではないことに気づきました。今は普通種でもしっかりと観察して、知っているようで知らなかったことを発見しようというスタンスで探鳥会をやっています。そして、ある環境のなかで鳥はどういう位置にいて、どういう役割を果たしているのかということを、広い視野で生態系をみながら考え、伝えることを心がけています。ですから、今回もカルガモやキジバト、ハシブトガラスをじっくり見るのでいいと考えていました。

第124回井の頭かんさつ会のお知らせ

第124回井の頭かんさつ会

「植物と動物の夜の不思議」~なぜ夜に活動するの?~

日時: 2015年8月8日(土)18:30~20:30
集合: 18時15井の頭公園ボート乗り場
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

※いつもと時間が異なり、夕刻の集合です。ご注意ください。

案内

村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
大橋 博資
上村 肇
佃 和夫(NACS-J自然観察指導員)

対象:どなたでも(中学生以下は要保護者同伴)
定員: 50名
参加費:(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け、懐中電灯(ライト)、
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)
申し込み方法: 問合せ先:下記をご覧ください
申し込み締め切り: 2015年8月6日(木曜日)24:00まで

ご案内

 今年も8月は大人気「夜の観察会」です。いつも見慣れた昼とは別の顔を見せる夜の公園をご案内します。夜に活動する植物や動物がいます。植物にとっては光合成ができない時間帯。動物にとっては眼で場所や食べ物・捕食者を見つけづらい時間帯です。
 それでもコウモリや蛾類は夜に活動し、ゴイサギも夕方から動き出します。セミは夜に羽化し、それを狙う生き物もいます。
 カブトムシは夜中に樹液に集まります。なぜ彼らは夜を選んで活動するのでしょう。
 植物では夜に咲く花もあります。夜に葉をたたむものもあります。今回の夜の観察会は、それらの理由を考えたしかめることで、生き物の複雑さ・不思議さを実感したいと思います。

親睦会

観察会終了後は、これも恒例の真夏の親睦会です。参加者の皆さんとスタッフで、あるいは参加者同士で、かんさつ会のことや、生き物のこと、井の頭公園のことなどを楽しく語り合いましょう。お酒を飲めない方やお子様の参加も大歓迎です(飲めない方やお子様の会費については会費を考慮させていただきます)。奮ってご参加ください。
 観察会と親睦会両方の参加はもちろん、観察会のみ、あるいは親睦会のみの参加も歓迎します。 申し込みの際は、観察会・親睦会両方か、どちらかだけか、はっきりわかるように書いてください。
 会場準備の都合上、親睦会への参加申し込みは早めにいただけると助かります。親睦会の締め切りは観察会のそれより早くなっていますので、ご注意ください。

夏の親睦会

日時: 2015年8月8日(土曜日) 21:00~23:00
会場: 吉祥寺周辺のお店(詳細が決まり次第、お知らせします)
会費: 4,000円程度
申し込み締め切り: 2015年8月5日(水曜日)24:00

※親睦会キャンセルの場合は早めのご連絡をお願いします。会前日以降のキャンセルの場合、不参加でも会費のお支払いをお願いすることがありますので、ご了承ください。

参加申し込み方法

eメールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを受付担当の大原正子(おおはらまさこ) kapockmasa@jc5.so-net.ne.jpまでお送りください。
参加申込期限:2015年8月6日(木曜日)24:00まで
(ただし、その締め切り前に定員が満員になることもあります。特に例年8月の夜の観察会は大変人気です。申し込みはお早めにどうぞ。
8)以外は必須項目です。

1)「8月8日夜の観察会と親睦会の両方に参加したい」/「8月8日夜の観察会にだけ参加したい」/「8月8日夜の親睦会にだけ参加したい」のいずれかを明記してください。(必須)
2)参加希望者全員の氏名(読みもお願いします)(必須)
3)住所(市区町村レベルまで。例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)(必須)
4)返信を希望するメールアドレス(必須、ただし参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
5)連絡先電話番号(当日連絡することができるよう携帯電話が望ましいです。)(必須)
6)小中学生は学年、未就学のお子さんは年齢 (必須、該当しない方は必須ではありません)
7)今回のかんさつ会を何で知ったか(例:かんさつ会HP、ポスター、知人、三鷹市報、SNS(ツイッター、Facebook)など)(必須)
8)私たち(主催者、案内者)へのメッセージや連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。(必須ではありません)

【ご注意】

・開催直前の混乱を避けるため、参加申し込みに期限を設けさせていただいています。ご理解をお願いいたします。
・必須項目が抜けている場合は受け付けできませんので、ご注意ください。
※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡

メール受信後数日以内に参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。
理由の如何に関わらず、参加申し込みが事務局に届かなければ受け付けません。メールを送って数日しても返信がない場合は、再度メールをお送りください。

参加者への詳細情報

集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。
なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項

参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。
身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
雨の場合は屋内会場で雨天用プログラムを実施します。ただし、それも困難な天候の場合は中止することがあります。その際はこのページ上でお知らせします。

お問合せ

お問い合わせは kapockmasa@jc5.so-net.ne.jp(大原)までお願いします。
(2015年7月19日 村上健太)

第124回井の頭かんさつ会レポート

第124回井の頭かんさつ会

タイトル 「植物と動物の夜の不思議」 ~なぜ夜に活動するの?~

■実施年月日 2015年8月8日(土)18:30~20:30

■参加者数  一般参加者 48名(大人30名、子ども18名)+ 保全活動班2名

案内人 井の頭かんさつ会スタッフ12名

■実施場所: ボート乗り場前(集合)→七井橋 →お茶の水池北岸 →野草園 →雑木林→玉川上水 →第二公園(解散)

■実施レポート (作成:第124回企画担当 村上 健太)

8月恒例の夜の観察会は今年も大人気です。参加者50名、案内12名の総勢62名の大集団となりました。これを5つの班に分けて、班ごとに違う色のライトリング(発光する腕輪)をつけて出発です。今回は副題を「なぜ夜に活動するの?」とし、夜に活動する動物や植物が、夜を選んで活動する理由を考えつつ観察することを目標としました。

ボート乗り場からスタートして七井橋に移ると、アブラコウモリが飛び回り始める時刻です(当日の東京の日没は18:39)。バットディテクタでコウモリの出す超音波を聞くと、大人も子供も歓声を上げました。夜に活動を始めるゴイサギが飛び立つところを七井橋の上から待ちましたが、今回は出会えませんでした。足下の橋の欄干に網を張るズグロオニグモの説明をすると、こんな所にクモがいた事に親子が驚き、興味深げに観察していました。

今回初の試みとして、夜間のライトに照らされた水面に集まるミジンコを観察しました。昼と夜に採取した水面の水と、夜にライトの当たる水面の水をそれぞれボトルに入れて比べてみると、ライトの水には多くのミジンコが観察されました。ミジンコは昼間には底の方に隠れていて、夜間に水面付近に移動し、ライトの当たる部分に集まります。そんな微生物の行動の不思議を参加者も実感したようです。

夜に花が咲くカラスウリは注目の観察対象ですが、他の木々を覆ってしまう雑草です。公園事務所に今回の観察会のためにカラスウリを除草しないでいて頂いたため、きれいな花を観察できました。この時「何で夜に咲くのでしょうか」と参加者に問いかけると、「夜に花粉を運んでもらうから」とすぐにほぼ正解が出ました。そこでじっくりと花の形を観察しました。花筒の長さとスズメガの関係を説明すると、「他の夜に咲く花に花粉を運んでしまうことも多いのでは」と一歩踏み込んだ疑問も出ました。

カタバミの就眠運動や、夜に休んでいるニホンミツバチ、夜には集団で休むヨコヅナサシガメといった、夜に休んでいる生きものもしっかり観察しました。

活動最後の山場は第二公園でセミの羽化観察です。今年は例年より羽化するセミの数が少なかったですが、それでも羽化のために木に登るもの、上半身だけが出て来たもの、翅を伸ばし途中のものなど何匹も見つかり、それぞれの班がじっくりと観察できました。初めてセミの羽化を観察した参加者も多く、がんばって羽化しようとする姿に感動したと語ってくれました。

 

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今回の案内では「何で?」「何故でしょう?」と参加者に呼びかけました。その都度参加者自身で考えて自分也の言葉で答えて頂きました。正解を知る事だけを目標にするのではなく、生き物に対する疑問を持つ楽しさが伝わっていればうれしいです。

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