第208回井の頭かんさつ会実施レポート

生き物たちの冬ごし

実施年月日 2023年12月23日(日)10時~12時

参加者数  一般参加者 19名(大人14 名、子供5名)

実施場所: 井の頭公園駅下集合 →ボート池南岸→狛江橋南岸→第2公園→玉川上水→小鳥の森

実施レポート:
年末の寒い中にも関わらず、親子も含めて多くの人が参加してくれました。今回はボート池尻に集まる冬ガモを観察するため、井の頭公園駅下広場からスタートしました。この時期アキニレに小鳥がいることも多いのですが、当日はいなかったので(全体的に小鳥は少なかった)鳥の冬の食べ物探しの話をしました。ボート池尻でエノキの木の下にカモが群れている様子を観察し、ラクウショウの梢でカワウが繁殖している様を観察して、鳥にとっての冬の意味を考えました。トモエガモを見つけた子供は嬉しそうでした。第2公園では、越冬中の昆虫を探し、小鳥の森南側では越冬中のウラギンシジミを探すといった、参加者が自ら見つけることもできて良かったです。子供よりも大人の方が積極的だったシーンもあり、楽しく進行できました。

実施写真:

参加頂いた永井明子さんが、かんさつした内容を素敵なイラストにしてまとめて下さいました。
永井さんのホームページはこちら http://lovely-garden.no.coocan.jp/

第208回井の頭かんさつ会のお知らせ

第208回井の頭かんさつ会 
生き物のたちの冬ごし

日時: 2023年12月23日(土)10:00〜12:00(小雨決行)   
 ※三鷹市報で案内した時間と異なります。ご注意ください。
集合: 9時45分 ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
市川 伸一
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高久 晴子
大橋 博資
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
荻窪 奈緒(NACS-J自然観察指導員)
安部 順子

対象者:どなたでも ※ただし子供用プログラムは設けません

定員: 30名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡、カメラ、ルーペなど)

内容
冬は生き物(昆虫や鳥)にとって厳しい季節です。太陽の光が弱く気温が低いので
昆虫などの変温動物が体が冷えて動きにくい。
恒温動物だって餌となる植物少なくなったり、体温が奪われたりするので生きにくいはず。
それでもたくましく冬を耐える生き物や
冬でも活動する生き物を観察し
生き物の冬の過ごし方を考えます。

参加申し込み方法 
下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)

https://pro.form-mailer.jp/fms/5b053ece302143

必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

参加申込期限:2023年12月17日(日曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。申し込みはお早めにどうぞ。)

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 どなたでも
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2023/12/2 村上健太) 

第202回井の頭かんさつ会 実施レポート

「シダを楽しむ~シダ入門」

■実施年月日:    令和5年6月18(日)10:00~12:00
■参加者数:    一般参加者 24名(大人23名、子ども1名)
■実施場所:  井の頭公園駅下→ (神田川沿いに)夕焼橋 → (折り返して) → ボート池南岸 →
       弁天様向かい石垣→野草園→弁天池池畔(解散)

■実施レポート
 井の頭公園には29種のシダ植物があるそうです(最近の調査会社の調査による)。今回はその中の特徴的なシダと見分け易いシダ約20種を観察しました。
 観察会の目的はシダの精密な同定をすることではなく、シダという「美しい」植物が都市公園にも沢山あり、それらをもっと身近に感じ、楽しむことです。いわゆる「きれいな花」はつけず、人の目を引くことの少ない植物ですが、恐竜時代以前に出現し、長い進化の歴史を経て今日の生態系の一員として生きていることや、井の頭公園の生物多様性なども併せて感じていただければと企画しました。
 シダの全体の形、色合い、羽片のつき方や切れ込みなどを観ると、その特徴から大まかなグループがわかることが多く、中には「こんな形のシダは○○一種しかない」、「このような形の小羽片を持つシダは○○の仲間」というものもあります。今回もそういったシダが5~6種類くらいあり、まずこれを覚えると、「シダはどれを見ても同じに見える」から、ちょっと抜け出せると思います。
 さらに形を目で楽しむだけでなく、「触ってみる」ことにより、シダの葉にも、硬い・柔らかい、カサカサ、ふわふわ・・・など、いろいろな違いがあることを感じ、その感触も楽しみました。また、被子植物(いわゆる花が咲く植物らしい植物)と何が違うのか、どのような生活史を持っているのかなども少し紹介しました。
 被子植物と違う大きな点は、種子ではなく胞子を作ることです。それぞれが特徴的なソーラス(胞子嚢群)を持ち、そのいろいろなソーラスを観察するのも楽しみのひとつです。違うタイプのソーラスを、ルーペや実体顕微鏡で観察しました: 包膜が奇麗な赤色のベニシダ、浅いコップ状のイヌシダ、包膜のないノキシノブ、葉の縁が巻き上がって偽包膜となりその中に胞子があるイノモトソウ等々。
 またシダには山菜として昔から食されている身近なものがありますが、「これがゼンマイ!?」と参加者からあったように、大きくなった姿は意外と知られていないようです。因みに、井の頭公園には山菜となるシダはないようです(前述のゼンマイは某宅の植栽です)。

 今回の観察会では以下のようなシダの観察を楽しみました。
           小葉類:         イヌカタヒバ
           大葉類:         イヌワラビ、トラノオシダ、イノモトソウ、オクマワラビ、カニクサ、
                                  コバノヒノキシダ、ベニシダ(類)、イノデ(類)、ゼンマイ、
                                  リョウメンシダ、ミドリヒメワラビ、ノキシノブ、タチシノブ、
                                  イヌシダ、ゲジゲジシダ、オオバイノモトソウ、シケシダ、ホシダ

神田川夕焼橋の下におりて、石垣の小形シダを観察
(コバノヒノキシダ)
植栽の中にはリョウメンシダ
野草園の草むらにはシケシダ
樹幹にはたくさんのノキシノブ
園芸種として植えられたものかもしれませんが、
小葉類(イヌカタヒバと思われる)があるので、観察
弁天向かいの石垣にはイヌシダ。ふわふわの手触りを感じましょう

第199回井の頭かんさつ会 実施レポート

タイトル : 生き物の春

■実施年月日 2023年3月19日(日)10時~12時

■参加者数  一般参加者 20名(大人14 名、子供6名)

■実施場所: 御殿山 →野草園 →御殿山 →玉川上水 →野球場周囲

■実施レポート
今回は定番の春の生き物観察会ですが、「生き物にとって春はどんな意味があるのか」という視点で観察します。植物はいち早く成長して日光を浴びたいし、昆虫は早く成長して繁殖したいけれど、増殖した昆虫を餌に鳥も繁殖を開始する。そんな生き物それぞれの春の過ごし方と生き物の関係性を考えます。
 御殿山ではイヌシデとアカシデがちょうど花が咲いています。シデのような風媒花は春に咲く傾向があると考えられますが、その理由も考えました。
 野草園に降りると、さまざまな春の花が咲いています。カタクリやニリンソウ、ミミガタテンナンショウなどがみられました。また気温が上がってくるとアブやミツバチが花から花へと飛び回る様に参加者は食い入るように見ていました。班によっては成虫での越冬から覚めたテングチョウの姿が観察されたようです。
 玉川上水近くのツバキでツバキキンカクチャワンタケを探しました。ツバキの花に寄生するキノコで、ツバキの根本を探すと高い確率で見つかります。普段気に留めない生き物だからこそ、参加者もガイドも楽しんでキノコを探しました。
 最後に野球場近くのカラスノエンドウにつくアブラムシ群集を観察しました。春に育つ草(カラスノエンドウ)とそれを食べる昆虫(アブラムシ)。さらにその昆虫を食べる昆虫(ナナホシテントウ)とアブラムシを守ろうとするアリの生態系の話をしました。

この回に参加頂いた永井明子さんという方が、かんさつした内容をイラストにしてまとめて下さいました。楽しく観察されたことが伝わる素敵なイラストですね。
永井さんのホームページはこちら http://lovely-garden.no.coocan.jp/

9月18日クモ観察会中止のお知らせ

9月18日の第193回井の頭かんさつ会〜クモ・くも・蜘蛛~クモは面白い!~は雨天予報のため中止になりました。楽しみにされていた方ごめんなさい。またの機会にお申し込みください。

第192回実施レポート

■タイトル: セミの羽化と夜の生き物

■実施年月日: 2022年7月30日(土)18時30分~20時30分

■参加者数:一般参加者 20 名(大人 13 名、子ども7名)、井の頭かんさつ会スタッフ 13 名

■観察ルート:ボート乗り場前 → 七井橋 → お茶の水池北岸→ 野草園 →御殿山

■実施レポート
新型コロナ感染症の新規感染者が増えている時期でしたが、今回もマスク着用、参加人数削減、受付時の検温消毒、など感染症対策をして臨みました。8月恒例の夜の観察会は 3 年ぶりの開催で、募集開始わずか 1 日で定員に達するという大人気となり、関心の高さが窺えます。
ボート乗り場からスタートして七井橋に移るとじきに暗くなります。橋の上でカラスの寝ぐら 入りを観察しました。足下の橋の欄干ではズグロオニグモが網を張って獲物を待ちます。網を張 る途中の動きを子供たちとじっと観察しました。横糸を外側から張っていること、背中側からみ ると時計回りに回ること、縦糸と横糸の違いのお話もしました。子供は熱心に観察していました。 プランクトンネットを曳いて、ミジンコなどプランクトン採取して観察しました。ライトを当て ると動きがはっきりと見えます。大人も子供も興味深げに観察ケースを覗き込みました。
美しいカラスウリの花を初めて見て、感嘆の声を上げた参加者いました。なぜ夜に咲くのか? 花に訪れる虫は?という話をしました。カタバミの就眠運動といった、昼夜で変化する植物も観 察しました。
メインはセミの羽化観察です。保全班のメンバーに手伝ってもらってちょうど良いタイミング の幼虫が見つかり、みんなで羽化を見守りました。参加者一同が食い入るように見入っていまし た。

第192回井の頭かんさつ会のお知らせ


セミの羽化と夜のいきもの

日時: 2022年7月30日(土)18:30〜20:30(小雨決行)
集合: 18時15分 井の頭公園ボート乗り場前

※いつもと時間が異なり夕方です。ご注意下さい。
※新型コロナ感染拡大状況によっては中止となる可能性があることをあらかじめご了承ください

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男(森林インストラクター)
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
高久 晴子
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一
安部 順子

対象者:どなたでも(中学生以下は要保護者同伴)

定員: 20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:水分補給用飲み物、蚊除け、懐中電灯(ライト)
お持ちであれば観察用具(カメラ、ルーペ、双眼鏡など)

ご案内
セミはなぜ夜に羽化するのでしょう。夜に咲かせる花があるのは何のため?
昼とは違った顔を見せる夜の公園で、生き物を観察しましょう。
植物にとっては光合成ができない時間帯。動物にとっては眼で場所や食べ物・捕食者を見つけづらい時間帯です。
それでもあえて夜に活動する生き物の不思議を感じてください。

参加申し込み方法 
下記アイコンのリンク先URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)
必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。
メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。
もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)
https://pro.form-mailer.jp/fms/1a430fe7260312

参加申込期限:2022年7月27日(水曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また今回参加受付人数を絞っています。申し込みはお早めにどうぞ。)

※個人情報保護に関するポリシー:お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。
 また、第三者に譲渡することもありません。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。一応保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。
 特に夜間は足元が暗いです。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、中学生以下は保護者同伴でご参加ください。
□中止の可能性について
 まとまった雨の場合中止することがあります。その場合は申込者にメールにて連絡いたします。また上記のように新型コロナ感染拡大状況によっては中止となる可能性があることをあらかじめご了承ください

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。
屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ※参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。個人情報を伏せた上でスタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

■COCOAについて
・厚生労働省の「新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA)に登録することで感染拡大防止に役立ちます。
 ※登録を強制するものではありません。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2022/7/9 村上健太)

2月の井の頭かんさつ会「冬芽の世界」中止のお知らせ

2/20を予定していた井の頭かんさつ会「冬芽の世界」~ワクワク驚きの世界を体験!~は新型コロナウィルスのオミクロン株の感染急拡大により、残念ですが中止することになりました。お知らせが遅くなり申し訳ありません。ぎりぎりまで開催の判断を待ってみましたが、なかなか状況が改善されないため中止の判断となりました。

来月以降の井の頭かんさつ会の予定については、また詳細が決まりましたらこのホームページでお知らせします。

立春を過ぎ、少しずつ春の気配を感じるようになってくる頃。まだまだ寒い日が続きますが、お体に気をつけながらお過ごしください。

第185回実施レポート

タイトル  秋の井の頭公園 

■実施年月日 2021年10月24日(日)10時~11時30分

■参加者数  一般参加者 17名(大人17名)  ※井の頭かんさつ会スタッフ12名

■実施場所:  ボート乗り場前(一次集合)→狛江橋南側スペース(二次集合)→七井橋→お茶の水池北岸 →野草園 →御殿山 →玉川上水(班ごとに解散)

■実施レポート

 コロナ感染拡大のため自然観察会を中止していましたが、半年以上ぶりに再開しました。マスク着用、参加人数削減、実施時間の短縮、受付時の検温消毒、人混みを避ける、非接触の徹底など感染症対策を万全にして臨みました。

狛江橋南側の広場にはシラカシ、イイギリ、スズカケノキなどなの実をつける樹木がありここで木の実についての話をしました。狛江橋と七井橋のそれぞれの袂あるイロハモミジは方やたくさんの種を付け、一方は花が咲くものの種をほとんど付けません。この2つを観察してもらい、モミジの花や実の不思議の話をしました。当日は冬に北方より飛来するカモ類が多く見られました。キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモなどです。わざわざ遠距離を日本までやってくる理由を考えます。
 御殿山では多くの木の実や草の実があり、植物が種を散布する戦略について考えました。林には産卵間近のジョロウグモがいて、世代交代について考えました。木の実、落ち葉、冬ガモ類などを通じて生き物の秋の過ごし方を観察してもらいました。

 度重なる緊急事態宣言等により自然観察会の実施ができていませんでしたが、ようやく再開することができました。参加者と一緒に秋の井の頭公園の自然を楽しむことができ、再開できて本当によかったです。しばらくは実施の有無や規模の縮小、観察内容の変更をその都度判断していきますが、今後も井の頭公園の自然を伝えていきたいと思います。

第185回井の頭かんさつ会のお知らせ

第185回井の頭かんさつ会 
秋の井の頭公園

イメージ:ガマズミの実

日時: 2021年10月24日(日)10:00〜11:30(小雨決行)
集合: 9時45分 ボート乗り場前

主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所

案内者
村上 健太(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
佐藤 誠(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
日置 日出男(森林インストラクター)
高久 晴子
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクタ―)
大橋 博資
中村 芳生(NACS-J自然観察指導員)
谷口 智之(NACS-J自然観察指導員)
市川 伸一
荻窪 奈緒(NACS-J自然観察指導員)

対象者:小学生以上

定員: 20名
参加費(保険代・資料代など):300円、中学生以下は100円
持ち物:観察用具(双眼鏡、カメラ、ルーペなど)

ご案内
新型コロナ感染症流行のためしばらく中止をしていましたが、対応策を講じて再開します。
秋の井の頭公園を樹木中心に観察しながら、季節を感じたいと思います。
また、ここ2年の池の生き物の変化も見ていこうと思います
秋の井の頭公園を楽しみましょう。

参加申し込み方法 
下記URLの申し込みフォームより申し込み下さい。(アイコンをクリックするとページが立ち上がります)

必須項目全てにご記入の上、ページ下端にある「確認画面へ」ボタンを押し、
確認画面を表示された後に申し込みボタンを押して下さい。
申し込みが完了すると自動返信メールが届きますのでご確認下さい。


メールが届かない場合は申込みが完了していないか、記載したメールアドレスに間違いがあります。
メールアドレスに間違い無いようにお願いします。

もし、既に定員に達している場合にはその旨のメッセージが表示されます。

(井の頭かんさつ会参加申込みページ)

参加申込期限:2021年10月20日(水曜日)23:59まで
(締め切り前に定員が満員になる場合が多いです。また現在定員を少なくしています。申し込みはお早めにどうぞ。)

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、申込者にメールでお知らせします。
また、下記にありますように、当日中止の判断を行う場合も申込者にメールでお知らせします。

問合せ先:下記をご覧ください

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
 観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。保険には加入しますが、
 あくまでも無事故を目指します。
 身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、
 危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
 新型コロナ感染症対策のため、小学生以上を対象とします。
□中止の可能性について
 小雨の場合は実施し、まとまった雨の場合中止することがあります。
 その場合は申込者にメールにて連絡いたします。

また、新型コロナ感染症拡大防止のために参加者に以下のことをお願いします。
屋外で行う自然観察会は新型コロナウイルスの感染リスクは比較的低いものの、まったくない訳ではありません。
井の頭かんさつ会は東京都感染拡大防止ガイドラインに則って感染拡大防止策を講じていますが、
感染のリスクはゼロではないことをご了解頂き、ご自身でも感染防止に留意してご参加ください。
また新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化や国や都などからの自粛要請により、
観察会の中止や内容の変更の可能性があります。ご了承ください。

■観察会前2週間〜当日朝において以下の事象がある方は申し込み頂いても参加できません。
欠席される方は担当者までご連絡ください。
 ・体温が37.5度以上
 ・咳、のどの痛み、倦怠感、味覚や嗅覚の異常
 ・新型コロナウイルス感染陽性者または感染の疑われる人との濃厚接触
 ・海外への渡航
 ・地域別の緊急事態宣言が発令された地域に居住

■井の頭かんさつ会への参加時は以下のことをお守りください。
 ・当日ご自宅で体温の検温を行い、参加の最終判断をする。
 ・観察会実施中はスタッフや他の参加者、来園者との距離をとる(なるべく2m以上)。
 ・マスクまたはフェイスシールドなど飛沫を飛ばさない感染拡大防止用品をつける。
 ・大きな声を出しての会話はしない。
 ・観察会実施中に気分が悪くなった場合には、スタッフに連絡の上で帰宅する。
 ・参加費はお釣りのないようにお持ちください。

■観察会後について
・観察会参加後2週間以内に新型コロナへの感染が確認された場合は、
 担当者にメールで速やかにご連絡ください。個人情報を伏せた上でスタッフと参加者に共有します。
・参加申し込み時に記入頂いた個人情報は観察会後2週間当会が保存します。
 期間終了後は速やかに破棄します。

■COCOAについて
・厚生労働省の「新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA)に登録することで感染拡大防止に役立ちます。
 ※登録を強制するものではありません。

お問い合わせは kentax.high@gmail.com(村上)までお願いします。
(2021/10/3 村上健太)