第63回井の頭かんさつ会レポート

『夏鳥探鳥会2010秋』

日時: 2010年9月20日(月祝日) 午前9:00~11:00
集合: 午前8時45分 井の頭池ボート乗り場前
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠
田中 雅子(NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
参加者:42名

レポート
恒例、夏鳥の秋の渡りの探鳥会

 63回目の井の頭かんさつ会は毎年9月恒例の夏鳥の秋の渡りの探鳥会を開催しました。いったんは涼しくなったのですが、前日から少し暑さが戻っていて、この日も真夏ほどではないにしても、少し蒸し暑い気候ででした。こんな日は熱中症に注意しなければなりません。秋になり活動が活発になっているスズメバチ対策と併せて参加者に注意を呼び掛けました。
 かんさつ会の前半は呆れるほどに生きものが見当たらない低調さでした。秋に夏鳥を探すには、まずシジュウカラを中心とする留鳥の混群を見つけ、次にそこに混ざっている夏鳥を見つけるのがコツで、それを探すためにはシジュウカラやメジロ、コゲラの声を頼りにするのですが、この日はそれら留鳥がどこにいったのか、なかなか声も聞こえないほど寂しい状況でした。やっとのことで留鳥の声を捉えても、鳥たちは高い樹の上の方にいて、なかなか姿を捉えることができない悪条件でした。夏鳥はおろか、留鳥さえ満足に観察できない状況でしたが、かろうじて森のシンボルになっている高い枯れ木にエゾビタキがとまったのを観察することができました。

後半の巻き返し

 その後も全身全霊を傾けて鳥探しをしますが、やはり好条件は訪れませんでした。ところがそろそろ終了という時間帯になって、状況が一変しました。樹の高いところにいた鳥たちがやっと降りて来て、 留鳥から夏鳥まで面白いように観察できる状況になりました。待っていた状況がやってきたので、かんさつ会を延長して徹底的に観察しました。留鳥ではコゲラをじっくり観察することができ、夏鳥ではコサメビタキやキビタキ雄などのを観察することができました。
 かんさつ会の最後に、最近取り組んでいる井の頭公園西園整備計画について紹介し、身近な自然の観察の積み重ねがその環境の真の価値を評価することにつながり、観察を楽しみながらしっかり記録として残すことが自然を護る力になることを紹介しました。
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(レポート:高野、写真:上村)