第44回井の頭かんさつ会レポート

「冬芽~樹木に潜む妖精たち」

日時: 2009年2月7日(土) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭公園周辺
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
小町友則(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ、森林インストラクター)
田中利秋(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ代表)
大原正子(井の頭かんさつ会事務局長、井の頭バードリサーチ)
佐藤 誠(井の頭バードリサーチ)
高久晴子(井の頭バードリサーチ)
田中雅子(NACS-J自然観察指導員、井の頭バードリサーチ)
日置日出男(井の頭バードリサーチ)
大橋博資(井の頭バードリサーチ)
参加者:41名

レポート

kansatukai090207a.jpg立春を過ぎた当日は、いかにもかんさつ会日和の春めいた好天気に恵まれました。
 今回のかんさつ会の大きな特徴は、少人数制を採ったことです。参加者を六つのグループに分け、それぞれに案内役がついて、参加者が一つ一つの植物をじっくり観察しながら説明を聞くことができるように工夫しました。
kansatukai090207b.jpg観察予定の冬芽は25種。それぞれ実物を観察して特徴をつかみ、あらかじめ印刷された資料の写真と照合したり、名前を推測したりしました。また、「鱗芽」「裸芽」「葉痕」などの冬芽に関する用語を学び、これも実際にルーペなどを使って細かい部分まで観察して確かめました。
 もう一つの楽しみは、樹木に潜む妖精を見つけることです。冬芽と「葉痕」の造形が、まるでおとぎ話に出てくるような人や動物を連想させ、その不思議さに思わず驚きの声があがります。
 まるで枯れてしまったように見える樹木。しかしよく観察してみると、冬芽だけからも植物の名前がわかるほど個性豊かでした。樹木はこのように多様な戦略をもって冬越ししているのだということが、観察を通してよく理解できたのではないでしょうか。
(レポート・写真:高久)