第12回井の頭かんさつ会レポート

『神田川の生き物たち』

開催日:2006年6月10日
時間:10:00~12:00
場所:井の頭公園
主催:井の頭かんさつ会
案内:
田中利秋(自然観察指導員)
小町友則(森林インストラクター)
澄川 沃(自然観察指導員)
参加者:12名

レポート

前日梅雨入りしたばかりなのにいきなりの中休みで、川の観察会に最適な天気になりました。今回のテーマは「神田川の生き物たち」。二十数年前の改修工事で掘り下げられ何もいなくなった川に、今では多くの種類の植物が茂りいろいろな動物が暮らしていることに驚いてもらおう、という企画です。神田川沿いを通る人でも、多くの生き物がいることに気づいていないし、見通しの悪いフェンス越しに川を覗き込む人さえほとんどいません。
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でもよく見さえすれば、驚くほどいろいろな生き物がそこに進出してきているのです。生えている水草の中には、『レッドデータブック』の「準絶滅危惧種」にランクされている「カワヂシャ」や「ミクリ」が含まれています。オランダガラシ(クレソン)やオオカワヂシャのお花畑には何種類ものチョウやハチがやってくるし、トンボもいろいろ見られます。もちろん鳥も何種類も訪れます。
それらを観察しながら神田川を遡っていると、オシドリの親子や、中州のカルガモの巣(卵6個)が見つかりました。彼らの天敵である大きなアオダイショウも!
 出発点の丸山橋と終点の夕やけ橋付近で水質を測定し、神田川の水と水生植物の浄化能力について考えました。
また、夕やけ橋付近に残された親水域(子供の遊び場)では、希望者が川に入って水棲動物を探しました。シジミやカワニナからユスリカ幼虫やヒルまで、バラエティに富んだ水棲動物が見つかりました。ミズムシという生き物(甲殻類)がいることを初めて知った人が多かったようです。今回は子供の参加者がなかったのですが、水棲動物探しは想像以上に楽しく、大きな子供がたくさん現れた観察会でした。【田中】