第70回井の頭かんさつ会レポート

「花観」~春の花をじっくり観察~

日時: 2011年4月24日(日) 午前10:00〜12:00
場所: 井の頭公園
集合: 午前9時45分 井の頭池ボート乗り場前(予定)
主催: 井の頭かんさつ会
後援: 東京都西部公園緑地事務所
案内:
小町 友則(NACS-J自然観察指導員、森林インストラクター)
田中 利秋(NACS-J自然観察指導員)
高野 丈(NACS-J自然観察指導員)
大原 正子
高久 晴子
佐藤 誠 (NACS-J自然観察指導員)
日置 日出男
大橋 博資
上村 肇
竹内 隆一(NACS-J自然観察指導員)
参加者:38名(大人31名+子ども7名)

レポート

 今回の井の頭かんさつ会は「花見」ではなく、「花観」です。これは、花をただ見るのではなく、じっくり観察してもらたいという気持ちを込めて選んだタイトルなのです。
 前日の嵐が嘘のように当日は快晴。春の花を見るのも観るのも打って付け陽気で、観察日和でした。かんさつ会での晴れ神話は70回を越えても、まだまだ健在です。
申込者は約50名と非常に好評で、花に関する関心の高さが伺えます。人数が多いため4班に分けての行動としました。各班に分かれて、がく、花弁、雄しべ、めしべなど花の基本的なしくみを解説した後で、いよいよ花の観察に出発です。陽気も良いので、初めから和やかなムードでした。
 各リーダーはたくさんある春の花のなから特に面白い花を選んで解説していきます。今回、公園より特別に許可を頂き、貴重なものではなく雑草など多く咲いている花を採集して分解し、観察することができました。1つに見えるタンポポの花は、実は多くの花が集まってできています。これを一つずつ分解して、じっくりルーペで観察してみました。すると、1枚に見える花弁は元々5枚であり、5枚の花弁が合着した形跡があったり、がくは綿毛として花が咲いている時からちゃんとついてたりと、普段見ていないものが見えてきて皆で感動しました。
 その外、ツツジ、アオキ、タチツボスミレ、ツバキ、シャガ、イロハモミジ、コナラ、キュウリグサ、ハナニラ、ドウダンツツジ、ショカッサイ、クサノオウ、ハルジオン、セリバヒエンソウ、ヒトリシズカ、シロヤマブキ、ヤマブキ、ニリンソウなど多くの花を観察し、2時間はあっという間でした。
 最後に、見ごろを迎えたウワミズザクラの花を観察し、締めとしました。
今回のかんさつ会で、がく、花弁、雄しべ、めしべの数や構造、花の形などじっくり観てもらい、花の進化やポリネータとの関係などを感じ取ってもらうことができたと思います。
また、かんさつ会終了後、恒例となった春の野外懇親会(花見)を行いました。参加者とスタッフで和気藹々と話をしたり、子どもたちとネイチャーゲームを楽しんだりと花観&花見で楽しい1日でした。(小町友則)

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(レポート:小町、写真:高野)