第18回井の頭かんさつ会レポート

第18回井の頭かんさつ会

テーマ:『夕暮れの鳥たち』

  

 

開催日:2007年12月17日日曜日

時間:16:00~17:45

場所:井の頭池周辺

主催:井の頭かんさつ会

案内:田中利秋(自然観察指導員)

小町友則(森林インストラクター)

高野 丈(自然観察指導員)

協力:井の頭バードリサーチ

参加者:19名 


今年最後のかんさつ会のテーマとして「夕暮れの鳥たち」を選びました。

かんさつ会は日没(午後4時半)の30分前から始まりました。

まず井の頭バードリサーチの協力により、継続的に調査しているオオタカの塒入りを観に行きました。都市周辺のオオタカは都市適応してきていますが、このように間近で観られるケースは稀で、初めて観た参加者からは感動の声が上がっていました。少し観察し、オオタカの塒入りの邪魔にならないよう早々に退散しました。

池に戻り、明るいうちに井の頭池周辺で見られる冬の鳥たち(カモ類、カイツブリ、ゴイサギ等)を観察し、それぞれの種類の体の特徴やなぜ冷たい水の上でも平気なのか説明をしながらみんなで考えてもらいました。

さて、いよいよ薄暗くなってきました。夕方はキンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモなどが大移動のために七井橋を越えて一斉に飛び立つ姿を見られることがあるのですが、残念ながら当日は見られませんでした。

暗くなった池でカモ類が何をしているのか、いったい彼らはよく見えているのでしょうか? 鳥の視力について説明を聞いた後、紫外線を向けてみると(ブラックライトを利用)反応することがわかり、みな納得です。さらに新聞紙を細長く棒状に丸めたものを振りかざすとざーっと逃げて行ったり(鉄砲か何かと思っているのしょう!?)、レジ袋のバリバリという音に近づいてきたりする(エサをもらえると思って近づいてくる!)のには、みな苦笑です。聞き耳をたててみると、カモ類がエサをこし取る例の嘴の音、小さく求愛する鳴き声など、決してぐっすり寝こんでいるわけではないことがわかりました。

観察会終了後は参加者の皆さんと忘年会を催し、楽しく今年のかんさつ会を締めくくることができました。(田中雅子)

 

第17回井の頭かんさつ会のお知らせ

第17回井の頭かんさつ会
テーマ: 「井の頭池を楽しもう」

日時: 2006年11月18日(土) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭池周辺

主催: 井の頭かんさつ会
案内: 田中利秋 (自然観察指導員)
案内: 高野丈  (自然観察指導員)
案内: 澄川沃  (自然観察指導員)
案内: 小町友則 (森林インストラクター)

定員: 約20名
参加費(保険代など): 200円、中学生以下は100円
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
第17回のテーマは「井の頭池を楽しもう」です。もちろん、池を観察して楽しむのです。井の頭池なんかいつも見てるよ、という人も多いと思いますが、我々が普段見ているのは池のほんの一部、ほんの表面にすぎません。私(田中)は今年、井の頭池をかなり真剣に観察しているのですが、そうしたら、池には知らないことがいっぱいあるし、観察して楽しめることがもっともっとあることに気づきました。
そこで今度の観察会では、井の頭池を普段とは違う視点でいろいろ観察して楽しもうと思います。きっと、池が今までとは違って見えるようになるでしょう。

ご存知と思いますが、今、井の頭池が熱いです。湧水の復活などで、あの汚い水を浄化しようという公園などの動きが始まり、生態系の復活も目標になっています。そしてその運動はどんどん広がりを見せ始めています。我々「井の頭かんさつ会」もその動きに乗って、井の頭池がもっと自然観察しがいのある池になるよう活動していくつもりです。

今井の頭池をしっかり見て楽しんでおけば、これから先、もっともっと楽しめますよ。井の頭池を見るのが初めての人にも、毎日見ている人にも、そして、もう何十年も見ている人にも楽しめる内容にしたいと思っています。井の頭池に関心のある人はぜひご参加ください。お待ちしています。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
tnt-lab@nifty.com までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第17回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません、。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
tnt-lab@nifty.com へメールください。

(2006/10/21作成、2006/11/7案内者追加 田中利秋)

第17回井の頭かんさつ会レポート

第17回井の頭かんさつ会

テーマ: 「井の頭池を楽しもう」

 

日時: 2006年11月18日(土) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭池周辺

 

主催: 井の頭かんさつ会

案内: 田中利秋 (自然観察指導員)

案内: 高野丈  (自然観察指導員)

案内: 澄川沃  (自然観察指導員)

案内: 小町友則 (森林インストラクター)

 

 

第17回のテーマは「井の頭池を楽しもう」です。 もちろん、池を観察して楽しむのです。 井の頭池なんかいつも見てるよ、という人も多いと思いますが、 我々が普段見ているのは池のほんの一部、ほんの表面にすぎません。 私(田中)は今年、井の頭池をかなり真剣に観察しているのですが、 そうしたら、池には知らないことがいっぱいあるし、 観察して楽しめることがもっともっとあることに気づきました。

そこで今回は、井の頭池を普段とは違う視点でいろいろ観察して楽しみました。動植物だけでなく水質調査も行い、 池の富栄養化や透明度の低さを科学的に検証し、『見た目通り汚い』ことを再認識しました。

また、西部公園緑地事務所の小口所長が参加してくれて、井の頭池の水質浄化への一連の取り組みを参加者に説明、 参加と協働を呼びかけました。参加者の多くは、そのような動きや取り組みについて初めて知ったようで、 いい話が連発し満足度は高まったようでした。

今回のかんさつ会を通して、きっと、池が今までとは違って見えるようになったことでしょう。

ご存知と思いますが、今、井の頭池が熱いです。 湧水の復活などで、あの汚い水を浄化しようという公園などの動きが始まり、 生態系の復活も目標になっています。そしてその運動はどんどん広がりを見せ始めています。 我々「井の頭かんさつ会」もその動きに乗って、 井の頭池がもっと自然観察しがいのある池になるよう活動していくつもりです。

(田中・高野)

第16回井の頭かんさつ会のお知らせ

第16回井の頭かんさつ会
テーマ: 「種に込めた願い」

日時: 2006年10月14日(土) 午前10:00~12:00
場所: 井の頭公園
主催・案内: 田中利秋 (自然観察指導員)
案内: 小町友則 (森林インストラクター)
案内: 高野丈  (自然観察指導員)

定員: 約20名
参加費(保険代など): 200円、中学生以下は100円
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
第16回は実りの秋の真っ最中。テーマはいろいろな植物の種(たね)です。種をできるだけ遠くへ届け発芽させることは繁殖上極めて重要なことですから、植物はそのための様々なしくみを発達させています。植物が種に込めたいろいろな工夫を観察しましょう。
弾き跳ばされるもの、風に乗って飛んでいくもの、水に流されてたどり着くもの、動物の身体にくっついて運ばれるもの、あるいは鳥に食べられて運ばれるもの等々、種が散布されるしくみは植物ごとに様々で、調べていて飽きません。また、それだけでなく、種に込められた他の戦略にも注目したいと思います。種の観察が秋の自然観察会の定番なのは、間違いなく面白いからです。皆さんのご参加をお待ちしています。

なお、面白い種をお持ちの方や見つけられた方はぜひそれを当日持ってきてください。私は絶滅危惧種・ムニンカラスウリの種をお見せする予定です。カラスウリの種とどこが違うのか、実物をご覧ください。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
tnt-lab@nifty.com までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第16回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。身近な自然観察の危険性は普通に公園を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません、。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
tnt-lab@nifty.com へメールください。

(2006/9/18 田中利秋 2006/9/24追記)

第16回井の頭かんさつ会レポート

第16回井の頭かんさつ会

テーマ: 「種に込めた願い」


 日時: 2006年10月14日(土) 午前10:00~12:00

場所: 井の頭公園

主催:井の頭かんさつ会

案内:田中利秋 (自然観察指導員)

小町友則 (森林インストラクター)

高野丈  (自然観察指導員)


 レポート

  秋らしいさらっとした晴れの天気でした。 今月のかんさつ会のテーマはいろいろな植物の種(たね)です。今は実りの秋の真っ最中。 種をできるだけ遠くへ届け発芽させることは繁殖上極めて重要なことですから、 植物はそのための様々なしくみを発達させています。その植物が種に込めたいろいろな工夫を観察しました。

弾き跳ばされるもの、風に乗って飛んでいくもの、水に流されてたどり着くもの、 動物の身体にくっついて運ばれるもの、あるいは鳥に食べられて運ばれるもの等々、 種が散布されるしくみは植物ごとに様々で、調べていて飽きません。 また、それだけでなく、種に込められた他の戦略にも注目しました。 かんさつ会の最後には『スーパー小学生』K君に高台に上ってもらい、種を落下させてもらいました。

(田中・高野)

 

第15回井の頭かんさつ会レポート

第15回井の頭かんさつ会

テーマ:『秋の渡りの野鳥観察』


開催日:2006年9月23日土曜日

時間:8:00~12:00

場所:井の頭池周辺~小鳥の森

主催:井の頭かんさつ会

案内:田中利秋(自然観察指導員)

小町友則(森林インストラクター)

高野 丈(自然観察指導員)

協力:井の頭バードリサーチ

参加者:12名  


レポート

 恒例の秋の渡りの観察会を実施しました。渡りには波があるので日程の設定にいつも頭を悩ましますが、どんなに綿密に分析しても決して予測は不可能で鳥運次第ということになります。当たり外れは鳥屋の常、の精神で臨むのが正解です。

かんさつ会は七井橋で解説中にカイツブリの雛がゴイサギに捕食されるというショッキングな出来事から始まりました。ショックではありますが、これが現実であり、この厳しい野生の営みを参加者全員で目の当たりにしたことは貴重だったと思います。さて次に驚いたのはオナガガモの数です。未だカモ飛来の初期であり、前日まではぱらぱらとしかいなかったものが突如増えていたのに驚きました。

前日まではオオルリやキビタキがコンスタントに出ていたのですが、この日は風が強いせいか全体に鳥の動きが低調でしたが、キビタキ雌や今季多いカケスを確認することができたのは幸いでした。

観察会終了後はキャンティ・セッテで昼酒、昼食会としました。(高野)

第14回井の頭かんさつ会のお知らせ

第14回井の頭かんさつ会
テーマ: 「真夏の夜のできごと」

日時: 2006年8月12日(土) 午後18:30~20:30
場所: 井の頭公園
主催・案内: 田中利秋 (自然観察指導員)
案内: 小町友則 (森林インストラクター)
案内: 高野丈  (自然観察指導員)

定員: 約20名
参加費(保険代など): 200円、中学生以下は100円
申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
煌々と明かりを灯し冷房を効かせた人工環境で人間たちが活動している真夏の夜、自然の暗闇の中では何が起きているか知っていますか?
夜だけ咲くカラスウリの花とそれを訪れるスズメガたち、樹液に群がる、昼とは別の昆虫たち、超音波を使って暗闇で昆虫を捕らえるコウモリ、そして時間をかけて行われるセミの羽化などなど、夜に活動する生き物は少なくありません。そのことを私たちがあまり知らないのは、それらが我々人を含む昼行性の動物の目を避けるため夜に行動することを選んだ生き物たちだからです。

第14回のテーマは「真夏の夜のできごと」。夕闇や夜の暗闇を利用して生きる生き物たちの世界を覗いてみたいと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。

なお、観察会終了後、21:00ごろから近くの店で簡単な親睦会を開きます。少し遅くなりますが、時間の許す方はぜひご参加ください。飲食代は各自負担です。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
tnt-lab@nifty.com までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第14回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□親睦会への参加希望の有無 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の数日前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。今回は夜の観察会ですので、いつもの「身近な自然観察会」よりは少し危険性が増すかもしれません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
関心がある人全員向けです。年齢制限はありません。ただし今回は夜ですので、中学生以下は保護者同伴でのご参加をお願いします。

問合せ
tnt-lab@nifty.com へメールください。

(2006/8/13終了表示 田中利秋)

第14回井の頭かんさつ会レポート

第14回井の頭かんさつ会

テーマ:『ナイトウォッチング』


  開催日:2006年8月12日土曜日

時間:18:30~20:30

場所:井の頭公園(御殿山~第二公園)

主催:井の頭かんさつ会

案内:田中利秋(自然観察指導員)

小町友則(森林インストラクター)

高野 丈(自然観察指導員)

参加者:13名


観察会レポート 

昨年に引き続き夏の夜長の観察会を実施しました。朝から断続的に続く雷雨によって会の開催は危ぶまれましたが、観察会の時間帯にはすっかり天候が回復しきっていました。『井の頭かんさつ会は天候に恵まれる』ジンクスは崩れていませんでした。日中の雷雨は涼しさをもたらし、むしろ観察会を快適にしてくれました。

ヒグラシの合唱に包まれながらライトを片手に歩き、観察対象を探します。地中から出てきてこれから羽化するセミの幼虫や様々な昆虫類が見つかりカブトムシやコクワガタも見つけることができました。とってもグロテスクなカマドウマも出現しました。アブラコウモリが外灯に集まる蛾を目当てに飛び回っていました。

羽化が始まったセミを何個体か見つけましたが、羽が伸びきるのを観察するには会の時間は少し短いようです。

夜に開花する植物としてカラスウリを観察しましたが、参加者のHさんが普段なかなか観ることのできない月下美人の開花観察の話題提供をしてくれました。ありがとうございました。

会終了後の沖縄料理屋での親睦会も盛り上がり、楽しい夜でした。

【高野】

第13回井の頭かんさつ会のお知らせ

第13回井の頭かんさつ会
テーマ: 「玉川上水の生き物たち」

日時: 2006年7月16日(日) 午前10:00~12:00
場所: 玉川上水(井の頭公園付近)
主催・案内: 田中利秋 (自然観察指導員)
案内: 小町友則 (森林インストラクター)
案内: 高野丈  (自然観察指導員)
案内: 澄川沃  (自然観察指導員)

定員: 約20名
参加費(保険代など): 200円、中学生以下は100円
持ち物: 筆記用具、(あれば)双眼鏡、ルーペ(虫眼鏡)など

申し込み方法、問合せ先: 下記をご覧ください。

ご案内
第13回のテーマは「玉川上水の生き物たち」です。前回の観察会で神田川にもいろいろな生き物がいることが分かりました。玉川上水はそれとはかなり環境の異なる川です。異なる種類の植物が生え、異なる種類の動物が暮らしています。生き物の種類はかなり多いです。生き物たちにとって玉川上水はとても重要な場所なのです。今回の観察会では、玉川上水で見られる生き物を楽しむとともに、環境と生き物の関係についても考えてみたいと思います。
普段はよく知ることができない生き物、たとえば地上や水中の生き物についても、どんなものがいるのか調べる方法をいろいろ考えているところです。(今回は川には入りません。) きっとあなたが知らない玉川上水をお見せできると思います。この機会にぜひご参加ください。

参加申し込み方法
メールでのみ受け付けます。下記をすべて読んでから、必要項目を記入したメールを
tnt-lab@nifty.com までお送りください。

メールに記入すべき項目

□「第13回観察会に参加したい」ことを明記してください。(必須)
□参加希望者全員の氏名 (必須)
□住所 (市区町村レベルまで必須 例:東京都三鷹市、東京都杉並区など)
□返信を希望するメールアドレス (参加申し込みメールと同アドレスなら不要)
□我々(主催者、案内者)へのメッセージ:
連絡事項があれば書いてください。また、観察会に参加したい理由や期待することなど、何か書いていただければ嬉しいです。 (必須ではありません)
- 以上 -

※個人情報保護に関するポリシー:
お知らせいただいた個人情報は観察会に関する連絡以外には使用しません。また、第三者に譲渡することもありません。

受付とその連絡
メール受信後しばらくして、参加可否の返信をさしあげます。受付は原則先着順です。

参加者への詳細情報
集合場所などの詳細情報は、開催日の5日ほど前に、メールでお知らせします。なお、参加者全員へのその後の連絡はメールでなくこのページ上で行いますので、ときどきチェックしていただくようお願いします。

注意事項
参加申し込みにあたっては、下記のことをご了承ください。
□安全について
観察会では、案内役および補助員の指示に従って行動してください。
一応保険には加入しますが、あくまでも無事故を目指します。「身近な自然観察会」の危険性は普通に玉川上水を散歩するのとほとんど変わりませんが、危険がないわけではありません。自分の身は自分で守る気持ちでご参加ください。
□対象レベル・年齢について
玉川上水の生き物に関心がある人全員向けです。年齢制限はありませんが、小学生以下は保護者同伴でご参加ください。

問合せ
tnt-lab@nifty.com へメールください。

(2006/6/18 田中利秋)

第13回井の頭かんさつ会レポート

第13回井の頭かんさつ会

テーマ:『玉川上水の生き物たち』  


 開催日:2006年7月16日

時間:10:00~12:00

場所:玉川上水(ほたる橋~まつかげ橋)

主催:井の頭かんさつ会

案内:田中利秋(自然観察指導員)

小町友則(森林インストラクター)

高野 丈(自然観察指導員)

参加者:15名


 観察会レポート 

今回のテーマも前回に引き続き『水系』。神田川と並んで井の頭公園に連なるグリーンベルトを形成している水系『玉川上水』の生き物たちにスポットを当てました。スタートの10:00の時報と同時にまとまった雨が降ってきて、かんさつ会は天候に恵まれるというジンクスもここまでかと思いましたが、集まった参加者と共に雨宿りしているとまもなく雨は上がり、その後は滞りなく会を進めることができました。

ツル植物探しを軸にしてかんさつ会は進み、モグラの死体やカミキリムシを見つけるなどしながら上水をそぞろ歩きました。小町さんの用意した昆虫トラップは何種類かありましたが、腐肉を仕掛けたトラップに予想以上に『掃除屋』たちが入っており、それがうごめく姿はスプラッター映画のようでした。もちろん、彼ら『掃除屋』たちが自然界で重要な役割を担っていることは理解しているのですが。『三州うどん』での昼食をはさみ、午後はオプションの鳥類観察。ほとんどの参加者がこちらにも参加してくれて一日充実した観察ができました。

【高野】